JACK TALKS TO HIMSELF SWEET NOVEMBER
キツイ批判やお行儀の悪い言葉遣いをしている箇所もあるかと思いますが、
どうか広い心でお見逃し下さいませ。
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◆◇◆ スウィート・ノベンバー ◆◇◆
2001年・米・120分
監督/パット・オコナー
出演/キアヌ・リーブス、シャーリーズ・セロン

シャーリーズ・セロンの可愛さ満載。衣装がキュート☆

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将来の出世しか頭に無い仕事中毒男・ネルソンが、不思議な女性・サラに出会って人間性を取り戻していくラブストーリー。恋の始まりはサラがネルソンに持ちかけた奇妙なお誘い。なんとそれは11月限定の同棲生活だったとさ。さてさて彼女の不可思議な行動の裏にはどんな秘密が隠されているのか・・・?
とまあ、この設定にはかなり惹かれますな。サラを演じるのはあの美麗女優シャーリーズ・セロンですもの。彼女がいきなり逆ナンしてきてくれるなんて、夢のようなお話でしょう。しかも恋のステップなんぞまるきり無視の、いきなり同棲スタートダッシュ。これぞ映画の醍醐味と言えましょう。幸薄い一般凡人への、ささやかな妄想の贈り物。映画ってステキ。サラは奔放で行動もチョイ不思議系子供っぽいですが、可愛いので許せます。お相手のキアヌも、表情に乏しくノヘーッとした身のこなしが、仕事しか出来ないダメ男君キャラにピッタリ。彼がサラと過ごすうちに徐々に良い人になっていく過程は心温まります。
!!! ATTENTION !!!
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ところが。ところがだよ。不思議なキューティ美女・サラの秘密というのが、不治の病でした〜!というオチはどうかと思うぞ。可哀相なサラちゃんは、残り少ない人生を精一杯生きる為に延命治療も拒否して、1ヶ月毎に問題のありそうな男を捕まえてはソイツのセラピストを努め、ついでに恋の思ひ出も作るという生活をしていたのでした。・・・って、オイ!!!それじゃなに?死ぬ気になれば何でも出来て、人生を謳歌出来ますよっていう論理かい???サラの奔放な生き方に影響されて、仕事放り出してプーになってしまったネルソン君の立場ゼロじゃないの。
1ヶ月毎に男変えて思い出作りもよろしいですが、果たして“不治の病”というのがエクスキューズになるものなのかしらん。だってサラは治療を勧める家族とも対立して家を飛び出して、しかもあれだけネルソンの人生を180度変えておきながら、「衰えた自分の姿を見せたくない、貴方には元気な私だけを覚えていて欲しい」とかいう理由で、無理矢理ネルソンのもとから去っていくのですよ。うーん・・・身勝手な女だわ。結局死に逝く者の理屈を無理矢理押し付けられたようで、ちょっと納得出来なかった感じでした。
聞くところによると、この作品、同名映画のリメイクだとか。何度も作り直すほどのストーリーなんでしょうかね、これが。

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