JACK TALKS TO HIMSELF GETTING WILD WITH OUR MONKEY
キツイ批判やお行儀の悪い言葉遣いをしている箇所もあるかと思いますが、
どうか広い心でお見逃し下さいませ。
★画像にマウスカーソルを合わせると一言コメントが出ます★
◆◇◆ けものがれ、俺らの猿と ◆◇◆
2000年・日・107分
監督/須永秀明
出演/永瀬正敏、小松方正、鳥肌実

鳥肌実がエンジン全開で暴走。これは必見!

◆◇◆

廃屋在住・廃人寸前の売れない脚本家が辿る、シュールな悪夢的シナリオハンティング物語。主人公・佐志を演じる永瀬正敏が汚作りで頑張ってます。(←の割に、あんまり汚く見えない。幾ら汚れてもオシャレさんのイメージを払拭出来ないのが、彼の弱点かもしれませんな。)佐志の前に次々と出現する変キャラ達には爆笑必至。カコも腹筋押さえて悶えましたもの。
中でも特筆すべきは、孤高の廃人芸人・鳥肌実の演技でしょう。これを語らずして「けものがれ〜」は語れないって位の、驚異の存在感。ホットパンツに包まれたプリプリ尻をくねらせながら佐志に迫る、あのキモさ!キショイ!キショすぎるっつの!そして面白すぎるっつの!これからの日本映画界にとってリーサル・ウェポンとなること間違いなし。鳥肌実、侮るべからず。対する永瀬正敏のヒキっぷりもなかなかのリアクション上手でしたが、それも鳥肌氏の暴走あってこその賜物ですもの。鳥肌実、ドス黒く輝いてました。
永瀬正敏+変キャラという構図と言えば、石井克人監督の「PARTY7」で既に試され済みですが、鳥肌氏のおかげで「けものがれ〜」に軍配が上がった感じ。我集院達也も鳥肌実の前では、遠い記憶の彼方、星屑のようです。壊れ具合も「けものがれ〜」の方が上手。
鳥肌実を観るだけでも価値のある作品也。レディース料金1000円が安く思えた人は、私だけではないハズだ!

BACK to TOP BACK to TALK