JACK TALKS TO HIMSELF AMERICAN PSYCHO
キツイ批判やお行儀の悪い言葉遣いをしている箇所もあるかと思いますが、
どうか広い心でお見逃し下さいませ。
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◆◇◆ アメリカン・サイコ ◆◇◆
2000年・米・102分
監督/メアリー・ハロン

主人公の殺人鬼に扮するクリスチャン・ベール。鍛え上げられた肉体が見もの

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衝撃問題小説の映画化作品「アメリカン・サイコ」。
ウォール街の病んだエリート君が夜な夜な殺人を繰り返す日々を綴ったこの作品、一見陰惨なお話に見えますが、蓋を開けると実は80年代アメリカの好景気にウカレた物質主義を皮肉ったブラック・コメディという、なかなかのグッドセンスな一作です。賢いですね。タメになりますね。
しかぁーし!管理人カコの狙いはそんな気の利いた風刺で頭デッカチになる事ではありません。狙うは筋肉。クリスチャン・ベールのアホ級に鍛え上げられた筋肉を拝む。これが私の狙いでした。さてさて結果報告を致しますと、・・・ビンゴでした。スゴイよアンタ・・・格闘家でもないのに何故そこまで?!とツッコミたくなるほどの筋肉。脂肪?そんな物質は知らん!とばかりにカチコチフルメタルな筋肉。垂涎モンです。筋肉鑑賞目的で観ても充分楽しめます。
ところで、チョイト気になるのが、テレビや雑誌等でこの作品、結構批判も多いようなんですね。「温かみが感じられない」とか「非人間的」だとか。朝はお顔パックに高級スキンクリームでお手入れ三昧、昼は仕事仲間と名刺のセンス競争&高級レストランでランチ、そして夜はヒットソングのアーチストに関する蘊蓄垂れながら、楽しき殺人ゲームぅ〜♪なんて巫山戯たストーリーは、完全にコメディなハズなんだけどね。この作品を真面目に観てしまう方々の方が余程病んでると申し上げたいよ、アタシャ。
でもね、これをコメディだと捉えない御方の気持ちもわからんでも無いのです。監督のメアリー・ハロンなるオバちゃまは、こんだけの笑えるエンターテインメントに走りながらも、理性を捨て切れておりません。所々にやたらおセンチな心理描写がチラホラと煩く顔を出します。これじゃあコメディが台無し。笑いを狙いながらも知性が変に邪魔をする。アホに徹しきれない監督さんの限界をくみ取りながら、あくまでもコメディとして楽しむ。これが美味しい味わい方かもしれません。なんにせよ、筋肉は最高じゃったよ。
★「アメリカン・サイコ」の詳しい紹介はコチラのページへどうぞ★

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