松田龍平
ILLUSTRATION BY 若那賀まなぶ
05.09.1983 東京生まれ。
父は俳優・松田優作。
１９９９年「御法度」でデビュー。
ブルーリボン賞、キネマ旬報賞など、
数々の新人賞を獲得。
■主な出演作品■
御法度
三億円事件（テレビドラマ）
死びとの恋わずらい
走れ！イチロー
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ジョナサン・リース・マイヤーズ
ILLUSTRATION BY ジョージ
07.27.1977 アイルランド生まれ。
１９９４年「マン・オブ・ノー・インポータンス」で映画デビュー。
１９９８年「ベルベット・ゴールドマイン」の伝説的ロック・スター役でブレイク。
■主な出演作品■
マイケル・コリンズ
１７ セブンティーン
ザ・メイカー
ベルベット・ゴールドマイン
セクシュアル・イノセンス
タイタス
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本当は「これが一番簡単に書けるかな？」と松田龍平を志願しようと思っていた私。しかしある時電話で山が「ビョルンに挑戦する」という。なっ・・・あの絶対美を！？自ら苦しみの道へ突き進む「苦しみ喜び」を信条とする山に感銘を受け、それなら私はジョナサンを描く、と口走っていた。
まず試しに顔を練習してみた。うわ、似てねえ！今だから言うけど、絶望の余り２週間ほっといた（カコちゃんごめん）。山から陣中見舞いが来る。「ジョージお色気を頼むよ！」実は私は描きたいシーンがあって、それがどこかというとモッズのスーツを着て通りがかったそれ系の少年とアイコンタクトする場面があるんです。そこが一番好きだったのですが。・・・資料が無くてねえ。どんなデザインのスーツか覚えていない。（ダブルでストライプは覚えているんだけど）
そんなわけで全くの私の想像で好き勝手に描きました。もう紙に描いて清書する時間もないのでマウスでグリグリと。それで・・・なんであんなポーズになったんだ・・・？覚えていません。居間で作業をしていたら、親に「ヘンタイ」と言われ続けましたが、当時は全く自覚が無く、失礼な！どこがだよ！と反駁しておりました。最後の仕上げの段階で、あの映画らしく赤と青と紫のライティングのようにギラギラと光らせた時、及第点は超えられたのではないかと自負しておりました。
カコちゃんに送信。念のため電話で連絡。「・・・なんていうか・・・すごいね・・・」あのカコちゃんでさえ（ここ強調）、引く内容だったとはね！！そこではっきり目が覚めました！！超引かれてしまった事実は、一生心の楔となり自戒を込めて・・・もういいや。
ビョルン・アンドレセン
ILLUSTRATION BY 山
01.26.1955 スウェーデン生まれ。
１０代の頃にロックバンドを結成し
ボーカルを担当。
その後、巨匠ビスコンティに見出され、
「ベニスに死す」でデビュー。
■主な出演作品■
ベニスに死す
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どんな生物もかなわないその愛らしさ。宝石よりも輝いている比類なき最上の美。 それがビョルン・アンドレセン。 彼は人間ではない。小説の一節であり、美しい絵、詩。 本来ならば存在するはずのないものなのである。 妖精のように軽やかに現れ、死神のように主人公の命を奪ってゆく(ように見える)。 その美しさはあきらかに私の手におえないものであったが、 他の誰にも渡したくないという欲まる出しで依頼を受けた。 非現実的な美しさならばイラストにぴったりだよ！！ 楽観的に考えていた結果、このザマである。(なんだったんだ！冒頭の言葉の数々は！！) はっきりいって、かろうじてビョルンに見えなくもないというレベルに持っていくのがやっとだった。 画材はトーンとクーピーを使用。なぐられてアザが出来たような仕上がりになってしまった・・。なんてことだ。