あの忌まわしき、『どラリもん ちどりあし事件』からはや、一日。オレは再び骨皮家にやって来た。今度こそ、大盗人 ノビ犬様の実力をみせるために!
フフフ・・・今日はツいてるぜ。二階のスネヲの部屋の前まで、何のアクシデントもなく来れた。オレは振り返って相棒に言った。
「もう少しだな、どラリもん。」
♪
(*)でっででで でっででで
でっででで でっででで
ちゃらら〜〜 ちゃらら〜〜
ちゃらら〜〜〜 ちゃじゃ
(*くりかえし)
ちゃ じゃ〜〜ぁん
♪♪
BY・ミッションインポッシブル
「だああーっ、ラジカセでBGMつけるな——っ!
みつかっちまうだろが———っ。」
オレは思わず叫んだ。
「キャアアッ、賊ザマス。賊が侵入したザマスゥ!」
結局今回も、命からがら逃げ帰ったオレたち。次回からどラリもんは、おいていこう・・・。そう思った。いや、マジで。