尾道町 松井家分家 略系


松井家分家は,本家3代の松井俊卓が隠居後に開いた家と聞いています。
松井家は,代々近隣との交友が深く,3代俊卓は,特に灰屋橋本氏や島居(しまじい)氏など 尾道周辺の諸家との関連が強かったと聞いています。そのため,隠居後に尾道に移り住み, 晩年まで西久保町にて医業を営んだようです。

江戸末期の安政期にこの居宅が焼失。俊卓,圭蔵ともに随分苦しんだようですが, 三津口村の松井本家から150両の援助を得て居宅再建したという記録があります。 この家は昭和50年代まで残っていたようですが,残念ながら私はこの家を知りません。 しかし,150両というとどの程度の金額なのか? それによって建った家というのは どんな家なのか,ちょっと興味のあるところです。当時の町の写真などを丹念に見ていけば, ひょっとしたら写っているものがあるかも知れません。

尾道市は歴史の記録が比較的よく残っており,町役のところで保管する公式文書(御用留 といい,いわば文書の控え,今でいえばコピーのようなものです)なども現存しています。 時間を掛けて調査するとおもしろいと思っています。


参考文献
 尾道市史
 尾道市医師会史
 尾道市市議会史






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開基 松井俊卓 加茂郡三津口村松井本家三代
  室 筆 加茂郡仁方村平松氏


二代 松井圭蔵(JPEG 7k) 小田郡甲奴村 大山保左衛門 三男 医師,尾道厚生館副館長
 室 まち(JPEG 7k) 俊卓長女
  長女 好  加茂郡三津口村松井本家四代松井謙吾妻
  次女 ひさ 尾道松井分家三代松井董蔵妻
  長男 恕助 尾道松井分家四代
  三女   加茂郡三津口村松井本家六代松井卓蔵妻


三代 松井董蔵 豊後高田 西氏 医師
 室 ひさ 圭蔵長女


四代 松井恕助 圭蔵長男 医師,尾道市会議員
 室 てる  深津郡深津村 石井氏


五代 松井董作 恕助長男 医師
 室 鶴





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