401  筐体の修繕と保守



修繕に必要なパーツは自分で作ります。

一番問題が多いのが、パネル縁のアルミサッシだと思います。
ねじが中で折れていたり、ねじ穴がバカになったり。。。いずれも直ります。問題ありません。

:パネルまわりのアルミサッシとキャビネットを固定するねじ穴がバカになったときの保守用の板。 幅1cmのアルミ板に、M3のタップを切った穴を3つあけたもの。下の写真のように、アルミサッシに皿ねじで取り付けて 使います。
:アルミサッシのとめねじ。M2.6x20位の丸皿ねじを切って使うとうまくいきます。これが折れて詰まっている 場合は、1.5mmくらいのドリルで、ねじの横に接するように斜めに穴をあければ、折れたねじは除去可能です。下穴は かなり深くまであいていますので、タップを切り直し、長めのねじを使用すれば問題なく固定できます。

左:アルミサッシにあけた保守板の取り付け穴。上からφ3.5、φ4.5、φ3.5。上下の穴は皿ねじが入るように 十分座ぐっておきます。中央と右は、板を取り付けたところ。なお板の寸法は10x30程度にすれば十分です。



次に、キャビネットの固定ねじ。

:M3x6の丸皿。これは、古い400シリーズのキャビネットの固定ねじ。
:M3x6のバインドねじ。同じく、キャビネットの固定用。

いずれも塗装して使うことになります。これらを使うときは、アルミサッシのタップを新しいJISに切り直す 必要があります。

塗料はホームセンターなどで購入します。スプレー式がきれいに塗れます。しかし、色の種類があまりありません。 車の保守用のペイントはこの点FBです。
写真右端は、普通のラッカーのスプレー。ニッペのダークグレーというものです。きれいに塗れますが、 色は101に合うようで、401には少し明るめになります。左の3本は車用、ホルツのカラータッチです。 トヨタ182(T−27)、ニッサンTH0(N−60)、トヨタ179(T−39)の3本買いましたが、このなかでは ニッサンのものが一番良いです。良さそうなものが在庫がなかったりします。
ねじは、右手前のパンチングメタルに挿して塗装します。スプレーだとこれがないとどうにもなりません。 ホルツのカラータッチは刷毛式ですから、一本づつがんばってもそれなりにはできます。
なお、塗装は頭だけに行います。天気の良い日に暖めて行う とか、脱脂を十分行ってから、 とか、 メッキなしの鉄のねじがとそうがつきやすい とか、塗装には種々のノウハウもあります。この際、 ホームページを繰って探してみましょう。。。



その他、キャビネットの溶接が一部とれているとかいった問題もありますが、M2の小さな皿ねじをうまく使えば、 ほとんどの場合元通りになります。キャビネットは鉄ですから、M2の細かなタップも十分効きます。

サビは?? 車用のサビ取り薬が良く効きます。しかし、あまり派手に使うと、全塗が必要になったりしますので 慎重に。あるいは、真鍮ブラシ(真鍮の細い線が生えた大型の歯ブラシのようなもの。ワイヤーブラシの真鍮版)が がいいです。これである程度さびを落としてから、目の細かい紙ヤスリで仕上げます。2000番台の、きわめて 細かなものまで使ってやると、きれいになります。最後はクリヤラッカーで。




JR3XUHのホームページへ戻る、   自作無線機のページへ

ジオシティーズの入り口へ このコミュニティの入り口へ ご近所を訪問する