30KD6 X3 リニヤアンプへの改造!!
1999年2月8日掲載
もともと入力をダミーで受けた構造のGKアンプなので、電源を改造して それなりの電圧さえ出るようにすれば、AM用終段とリニヤアンプの併用は 簡単です。電源をスイッチで切り替えさえすれば言い訳です。
ということで、とりあえず電源回路の改造と機能切り替えスイッチの増設を 計画しましたが、どっこい、いざやるとなると面倒なもの。当面リニヤアンプ 単独機能とすることでまとめてみました。改造の要点は、
(1)電源の高圧化
(2)電解コンデンサ交換
(3)外装交換電源は、もともと両波整流していたものをブリッジ整流に交換、それだけの 簡単なことです。
電解コンデンサは、もともとテレビジャンクを使っていたものを、450V 400マイクロの新しいスイッチング電源用のものに交換。これも、いたって 簡単です。耐圧他、十分信頼できるようになりましたが、容量が大きすぎ、 サージでダイオードがだめにならないか、少し心配です。外装は、もともとモード切り返えスイッチを新設するためにパネルも替えよう ということでスタートしたものですが、結局スイッチ増設はなし。結構手を入れて パネルを作りはじめたのですが、少し拍子抜けです。
ということで、結局電源交換だけで終わってしまいました。
いやいや、もうひとつ、GGアンプに改造しました。といっても、カソードとヒーターに チョークを入れたぐらい。ほとんど手を着けないまま、リニアアンプに仕立て上がりました。 そうそう、タンクコイルの若干の調整は要りそうです。
改造着手!!
フロントパネルを取ると、情けない。。
このシャーシは、もともと何かに使っていたものを壊して流用したので、穴ぼこ。
交換した電解コンデンサは一応フィリップス製の新品。青が輝いている。。。
リアパネルも取って、後ろから。30KD6は東芝製グリーンベルト。このスペアは15本持っている!!
トランスは結構でっかい。リニヤとして使用する限り、ほとんど発熱もしないようだ。といって ヘビーな使い方をすると、先に球が参るか。。。シャーシには、リヤパネル取り付けにともなって凹凸をならす目的で、凹部にぴったりはまる 板をはめている。「TUN」「VOL off」「50 7」とかかれたアルミ板がそれ。 これは実に、、実に実に、その昔、このフロントパネルだった板!!
最終的なデザイン。パネルは相変わらずマジック書き。これで検査??
外観ケースは初登場、なかなか見事なものだと思っています。
デザインはともかく、少なくともケースがないと検査は受けづらい。もちろん TVI防止の観点から。
それで、肝心の動作は? 申請した7と14で、約400W出ます。 もともとキャリヤー出力100WのAM用終段として設計したものなので、 電圧を倍に改造したこの機械で400W出るのは当然といえます。1999年4月23日、ついに陽の目を見るときが来ました。こちら
次のプロジェクトはこれ。3-1000Zです。2002年11月に2本仕入れました!!
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