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その日、私は明け方まで研究室に残ってました。 そして、疲れたから帰ろうと外に出てみるとそこにあるはずの自転車がない。 「やられた!」 付近を捜してみましたがあるはずもなく。 高校時代から使っていたものなので思い出が詰まっており、 “怒り”やら“切なさ”やら“情けなさ”やらが激しく込み上げてきて もう見つけたら警察に突き出してやろうかと。 それからは近くを通るたびに駐輪場を探すようにしました。 そして今日やっとその自転車を見つけたのです! でも時間がたつと最初の気持ちも薄れてくるもので、冷静に考えてみると ・ブレーキが効かない。(坂で止まれない) ・ライトが点灯しない。(転んだときに壊れた) ・錆びていてキコキコ音が鳴る。 ・あと1ヶ月もすれば雪が降って乗れなくなる。 ・あと半年もしないうちに大学を卒業。 など取り戻したときのデメリットのほうが多くて(警察に突き出したら自分も整備不良を問われるかも) 癪ですが泥棒にくれてやることにしました。(コンチキショウ) まぁどんなやつが盗んだのかっていうのにも興味はありますが 見たら見たで腹が立ちそうなので犯人は突き止めません。(ヘタレ) やっぱり鍵は一つだと足りないみたいです。 |
2002年10月26日 16時39分44秒
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2002年10月03日 |
前回の日記のてんとう虫。 本当に何もせず放っておいたら増える増える・・・。 特に天井の隅がお気に入りのようです。 試しに一番大きなかたまりのてんとう虫の数を数えてみました。しかし、 50匹を過ぎたあたりでギブアップ。目は疲れるし、蠢く姿に鳥肌を誘われもうだめ。 さらに周りの壁にもさまざまな衣装を身に着けたてんとう虫が水玉模様を形成中。 もうこりゃどうにもならんなーと思っていたそのとき この状況を見かね、我が研究室の勇敢なる青年が立ち上がったのです。 彼は掃除機のノズルを天にかかげ、てんとう虫軍団に鬼神の如く立ち向かっていきました。 そして次から次へとちぎっては吸いちぎっては吸い。 戦場にノズルの中でぶつかる甲虫独特の硬質な音が響きわたります。 さしもの彼らもこれには抗えず、聖なる掃除機へと封印されてしまいましたとさ。 おしまい。 これによりてんとう虫の数は激減。見えるところからは姿が消え去りました。 これからは定期的に駆除しようという事で話がついて これで一安心だと思っているときに、ある友人の一言でまた厄介な問題が発覚。 「掃除機の中身どうしよう・・・?」 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』 みんな聞こえなかった事にして研究に戻りました。 |
2002年09月27日 |
私は北のほうにある工科系大学に通っているのですが、 近頃ちょっと困っていることがあります。 この時期になると必ずある団体が大学内を占拠するのです。 彼らは特に何をするわけでもなく、ただ連中だけでつるんでいるだけ。 軍隊の階級章の如くそれぞれに星を身に付けていて 集団で来られると背筋に冷たいものを感ぜざるを得ません。 あまり堂々と居座っているものだから頭にきて攻撃すると、 臭い匂いの液体を噴出させて嫌がらせをしてきます。 本当に困ったものです。 もう気づかれたでしょうか? そうです。奴らの正体はてんとう虫です。 今自分がいる研究室のいたるところに黒いかたまりを作っていて、 それが日に日に大きくなってきているのです。 最初の頃は一匹ずつ処理していたのですが、もう最近は手をつけられません。 全部片付けても次の日にはまたどこからか侵入してきます。 ですから、もう諦めて放置することにしました。 他の研究室の友人もそうしているようです。 これから北国は急激な速さで寒くなってくるので 彼らは冬眠する場所を探していたのでしょう。 そこで一年中だいたい同じ気温に保たれているこの場所に集まってきたと。 あ、また同じ研究室の虫嫌いなあの人が悲鳴をあげている・・・。 |