The Diary of the trip in America
〜Hopman Tennis Camp〜



2002年3月9日〜3月17日までアメリカに旅行に行った。そのときの旅日記を書いてみた。この旅行は自分の始めての海外旅行だった。 一緒に同行したサークルの先輩Sもどうやら初めてだったらしい。よって、いろいろなことがあり珍道中となった。


3月9日

スーツケースとリュックサックを持ち、家を出た。3時間かけて成田空港に到着。早速、パスポートのチェック! ここでのボディチェックの際、パスポート提出してそのまま置いていって大きい声で「袴田さーん!」とよばれ恥ずかしかった。 搭乗手続きを終え、余裕があったので空港内で食事をとる。そして、飛行機に乗り込み17:10無事フライト。

離陸後まもなく、外人のスチュワーデスが来て、
S:Would you like somthing to drink?
K:Coffee please.
S:Do you need sugar or milk?
K:Yes. Both please.
何気ない日常会話だが英会話が初心者である自分には相当きついことだった。すでにいっぱいいっぱいだった。 機内のゲームに熱中し2時間がたった。機内食がきた。初めての体験でで緊張した。機内食を取るとDrinkがきた。 ここでは、男の日本人だったので調子よくお薦め聞き出しアメリカの地ビールを頼む。ビールを飲みすぎてちょっと気持ち悪くなった。 さらに2時間後カップラーメンがくる。その1時間後にはおにぎり。その2時間後のサンドウイッチが2つ。 ビールと一緒に食べ、さらにおなかが苦しくなる。このあとの、ティータイムでスチュワーデスに
S:Did you finish to drink?
と聞かれたが、なにしろ急だったものでびっくりしてなにを思ったのか、
K:Another cup of coffee.
ほんとにいきなり言われたので聞き取れなかったみたいだ。あべこべな返答をしてしまし、首をかしげられちょっときまづかった。

夜が明けると、朝食が出てきた。もう食えないっちゅーの!2時間おきに食べてたからさすがにおなかいっぱいだったが強引に押し込んだ。 フライトの11時間で、出てきたものを全力で食べ、トイレにも行かずずっと座りっぱなしだったので体重が2kgぐらい増えた気がする。

無事ヒューストンに着くと、まず税関を通らなくてはならなかった。ここで困ったことに、税関に提出する用紙の書き方がぜんぜんわからなかった。 時間をかけてなんとか税関を通り抜けたが、全部で1時間ぐらいかかった。税関の係員の人にいくつか問いかけられたが速くてよく聞き取れなかった。 税関を抜け、Baggage Clamへ。ここでは日本語をしゃべれる係員がいたのでうまく通過。問題はその後だった。右も左もわからなかった。 仕方なくかたことの英語で何をするべきかを聞いた。とまどいながらもおおきなトラブルもなく乗り継ぎを行う。 乗り継ぎの時間が3時間近くあったのにもかかわらず、いつのまにかフライト15分前。お土産でも買うつもりでいたのに・・・残念。 (ここでちょっと休憩)
ヒューストン空港にて

ヒューストン空港を出発してタンパ空港に着いた。飛行機をおりてBaggege Clamへ。すると、Sの荷物がなかなか出てこず相当焦った。 空港を歩き回ってバスのおじちゃんを見つけ、バスの中へ。バスに乗ること30分。ようやくSaddle Brokke Resortに到着!! バスを降りると運転手が先にチェックインをしろというのでフロントへ行った。そこでは滞在費を払わなくてならなかった。すると、 H:Your card is excepted. と言われた。これは旅行中のなかで一番焦った。自分のクレジットカードが使えないということである。 手持ちもないし、Sのカードでも残高もさすがに二人分は払えない。 しばらくすると、偉い人が出てきて時間がかかりながらもなんとかカードを認識できるようにしてくれたようだ。まじで助かった。 荷物置き場に戻るとバスの運転手がいない。チップを渡せなかった。ちょっと後悔! 部屋まで荷物をベルマンに運んでもらい、部屋に着きようやく落ち着くことができた。到着時間夜の9時。 家出てから約1日、心身ともにハードだった。 そこから夜の散歩がてらに、フロントで日本語を話せる人はいるかどうか聞いたところ全く日本人がいないことを知った。

3月10日

朝7時に起床し、朝食用のレストランがわからなかかったのでフロントで
K:May I ask you?
ときいたところ、ホテルマンがなんか不機嫌な顔をした。なぜだ?これはなんか変な英語なのか? バッフェ形式の朝食をすませ、Hopman Officeへ。テニスコートの予約を取りコート脇まで散歩。 その途中で、ホップマンキャンプの最高責任者ハワードと出会った。このときはだれだかよくわからなかったが。 妙にたくさん話しかけてくれてその後の生活がだいぶ楽になった。とてもいい人だった。
最高責任者のハワード。彼がいてくれなかったら結構きつかったかも。

夕方campのオリエンテーションがあった。これはぜんぜん聞き取れなかった。アメリカ人向けのガイダンスだったので。 その後SPAに行き、思ったよりは狭かったが十分楽しめた。係員がすごいいいサービスをしてくれた。 日本では考えられないサービスの良さだった。SPAからあがると、財布を部屋に忘れてきたことに気づく。 チップを渡せない事情を説明し、明日もきますといって出てきた。心が痛かった。
夜はDempsy restaurantに行った。最初にDrinkの注文をとりに来た。
K:Beer please.
B:How old are you?
K:21 years old.
B:We don't serve it for you, because you look too young. Could you show me the your ID?
K:We don't have our ID.
ちょっとは粘ったが結局だめだった。くやしい!IDを持ち歩かないとだめなのか・・・。 かなりおなかがすいてたので、おっきめのステーキを注文をした。出てきたものはすんごいでかいもの。
Cowboy steak。これはやばい。かないでかい。

全力で食い尽くした。おなかもいっぱいになって満足していると、会計がきた。その紙を見てびっくり!なんと、$40! No,way! I couldn't belive it. 日本でもそんな飯食べたことがない。初めての食事だからといってボーイの言われるままに注文したのが間違いだった。 ショックだった。くやしいから部屋に戻ったらすぐに寝てやった!

3月12日

朝起きて朝食。今日からレッスン開始だ。3人のクラスだった。張り切って最初から飛ばしすぎたせいか昼にはバテバテだった。 あまりに疲れすぎてて昼のホットドッグがなかなかくれなかった。アメリカの食い物はでかい。 午後の練習が終わって部屋に戻るともうすでに足が動かなかった。夕飯を食べるのも忘れて寝てしまった。相当きつかった。

3月13日

朝起きて朝飯、レッスンへ。すると、この日のレッスンは一人増えていた。なんと16歳の少女。(あとで写真を載せます) 自分が本気になってレベルが互角(?)ぐらいだった。もしくは・・・。ちょっと気を抜くと打ち込まれる。ありえない。 日本にいたらとんでもなく強いと思う。少なくてもストローク力は自分よりは上だったと思う。 カルチャーショックって感じだった。女の子でそんな強いのは初めてみた。わざわざカリフォルニアから来たらしい。 前日、レストランの値段がショックだったので夜飯は持参した乾燥食ですませてしまった。
この日までレッスンをしてくれたコーチ、John。とてもやさしかった。

3月14日

この日の朝、朝食をとってると話しかけてくる人がいた。しかもそれはなんと日本語。なんという偶然だろう。 前日にからこのリゾートに来たらしい。彼の名は崎山さん。レッスンに出ると、この日からコーチがJuanに変わった。 彼はとんでもないバックのスライスを打つ。しかも見た感じ、年は50は越えてそうであった。 あのスライスは相当ヤバい。神がかっていた。
この日の昼にハワードに会いに行き、日本人の彼がgrocery storeに連れていってくれるように頼んでくれた。 リゾートの中のレストランだけで食事を済ましてしまうとお金がもたない。 その会話のあと、カートで別の場所のテニスコートに案内された。 そのコートをよく見ると、なんとカプリアティがいるではないか。 練習風景にとても感動してしまった。


横から見るストロークの弾道はやばい。ありえない。
間近で見るプロの練習はすごい迫力だった。その手前のコートではジュニアが練習していた。 よく見ると、その中に一人日本人らしき子がいた。話を聞いてみると、ホップマンに留学中の高校生だった。 彼の名は増岡洋志。
テニスがとてもうまく将来有望かも。

ちょうど自分らが訪問したときに彼の母親も来ていた。何かの縁かもしれない。
この日三日間レッスンをともにしたCraigが今日で最後だというのでお別れをした。
三日間レッスンをともしたCraig。

夜SPAに行ったあと、grocery store に連れて行ってもらった。連れていってくれたのは、Kein Lowing。
Kein。とっても仲良くなった。

アメリカのスーパーに寿司が売ってたのにびっくりした。米に飢えてた自分はつい買ってしまった。 この日の夕食の材料はすべてここで買った。 とても陽気な人だった。

3月15日

この日もまた、お昼にカプリアティの練習を見に行った。レッスン後、アフターでみんなでダブルス大会を行った。 全勝したが、運悪くチャンピオンに挑戦する前に時間切れとなってしまった。よってなにももらえなかった。せつない。 SPAに行ったあとは崎山さんのお部屋にお邪魔して一緒に食事をした。


3月16日

はやいもので、とうとう最終日。この日、またレッスンの班が変わった。担当コーチはThai。
Thai。若くてとてもうまいコーチだった。
どうやらベトナムのデ杯の選抜選手らしい。彼サーブで2ポイントだけシングルスのゲームをやった。 まず、デュースサイド。センターのT字のところにありえない速さでフラットサーブが突き刺さる。 当然、取れるどころか反応すらできずに見送った。ってかウォッチだった。 驚いたが、ま、プロクラスだからアドコートで取ろう。 続いてアドコート。ワイドにフラットサーブ。これまた手が出なかった。 さすがに2球で仕留められるとは思わなかった。まったく触れずに終わってしまった。ばけものだった。
レッスンでは、メンバーも入れ替わり、ボストンからきたTomとBentzが一緒だった。 この二人とは初対面なのに意気投合し一番仲良しになった。二人とも筋肉ばか(失礼?)だった。
Tom, Keisei, Amanda, Bentz

Amandaは2日目に紹介した16歳の女の子である。 2日目のゲームで知り合った人たちにプールサイドで呼び止められ、話をすると杉山愛が来てるという。 しかし、本人に会うことはできなかった。来たばっかでいそがしかったのであろう。 その人たちに連れられて、ラケットショップに行くとそこには本当に杉山愛のラケットがあった。 一枚だけ記念に写真を撮らせてもらった。
本人の許可を得ずに写真を撮ってしまった。おこられるかなぁ。
夕方SPAの中でもTom&Bentzに偶然会い、楽しくバスタイムを過ごした。 その後、Dempsyレストランに行き、またCowboy Steakを食べた。やっぱり食べ応えがあった。 最終日なので、崎山さんに別れをつげ荷造りをして就寝。
そして、4時半起床。6時のバスに乗らなくてはならない。 このころになると英語も少し慣れ、無事にチェックアウトを済ませた。バスに乗った。 タンパ空港に着くと、増岡親子がいた。なんと帰りの飛行機が一緒だったのである。すごい偶然である。 しかし、彼らはファーストクラス。すげー。 ヒューストンに着くと、乗継まであまり時間がなかった。しかし、増岡親子と合流したおかげ海外旅行初心者の二人もスムーズに乗り継げた。 自分たちだけだったら確実に乗り遅れていたような気がする。 ヒューストン〜成田までの飛行機では増岡親子と席が隣であった。さらにこれまたすごい。 そして長い時間かけて日本に帰ってきた。

こうして、初海外の珍道中は幕を閉じた。いい経験になったし、とてもたのしかった。 テニスよりも英会話のレベルアップにおどろいた。今、思うとこれがきっかけで英会話に興味を持った。 是非、また行きたいと思う。

おまけ


すごくきれいなゴルフ場だった。
朝起きたら部屋の前にいた。めずらしかったので写真を撮った。なんてゆー動物だろうか。

最後までこの退屈な文章を読んでいただきありがとうございました。
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