多重人格者

Another side......

しばらく前の出来事だ。

俺はテレビで多重人格者の一人を見た。

まだ幼い小学生の女の子・・・・

しかし彼女の中には10数人の人格があった。

テレビカメラの前でも一瞬にして彼女は別の人となる。

3歳の女の子だったり18歳の男の子だったり・・・

背筋に冷たいものが走った。

人格が変わると当然することなすこと、その「人」に

なってしまう。例えば「字」においてもうまくなったり

下手になったり利き手が変わったり・・・

 

学者はこう述べる・・・・

多重人格者には共通する過去がある。小さい頃に衝撃的な出来事

があったりとか、例に挙げると幼児虐待。

海外ではそう珍しい事ではない。

彼女もまた、そうだった・・・

幼い頃に受けた父からの虐待が原因だそうだ。その一件で

彼女の中に多重の人格が入りこみ支配している。

人格は当然、個々違う。時には取り返しのつかない出来事だって

起きる。

自殺

彼女の持った人格の一つが彼女の肉体を滅ぼそうとしていた。

しかし本当の彼女はそのことを知らない。

第3者が止めるしかないのだ。

すごく刹那かった。俺はブラウン管を見ていて恐怖と

同時に刹那さをおぼえた。

いつ別の人格が自分を支配するかわからない。

 

まだ人格が現れていないだけで身近なところでも

多重人格者がいるかもしれない。

心の傷、心の病

一生癒す事ができないのだろうか・・・

またこの世の中にどれだけの多重人格者が

存在するのだろう・・・・