JavaScriptの細かい文法については今はあまり考えずに,次のプログラムを見てみましょう.
JavaScriptのプログラム例
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
<!--
var Value; // 変数の宣言
function Add(a,b){
var c;
c=a+b;
return c; // 戻り値
}
function Display(){
document.write(Value);
}
Value=Add(2,5); /* 2+5の計算 */
Display(Value); // 結果の表示
//-->
</SCRIPT>
Add(2,5);
Display();
といったものを関数といいます.また関数の特徴の一つとして,関数自体が値を持つということがあげられ,
Value=Add(2,5)
のように使います.これは,Add(2,5)という関数がコールされると,2+5という計算が行われ,その結果がValueに格納されているのです.またAdd(2,5)が返した値のことを戻り値といいます.Display()のように別に値を返さなくてもかまいません.
a * b + 13
のようなものが代表的です.JavaScriptでは=(イコール)演算子の一種で,代入演算子と呼んでいます.ゆえに,
y = a * b + 13
も式であり,a * b + 13の結果がyに代入されます.さらに先ほどでてきた,
Value=Add(2,5)
といったものも式といえます.
ある単一の仕事を記述したものを文と呼びます.式にセミコロン(;)をつけると文になります.これを式文と一般的に呼びますがその他にも,if文,for文などがあります.
や
a=5;
といったものは文です.また文がいくつか集まったひとかたまりをブロック(複文)といい,JavaScriptでは{と}で取り囲みます.
Value=Add(2,5);
といったものがブロックです.
if(a==b){
sum=sum+a;
document.write(sum);
}
/* 2+5の計算 */
や
// 変数の宣言
などがそうです./* */で囲んだ範囲がコメントで,//はその行末までがコメントです.またコメントは直接プログラムに影響を与えません.