Sydney Olympic Games: At the city


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9月15日 シドニー市内 特設スクリーン前にて
開会式

退屈だったRedFestを後にしたKooたちは、バスでシドニー中心部に。そこから特設スクリーンを探す。セントラルステーションから、サーキュラーキューに向かって歩く歩く。歩行者専用になっている、道にど真ん中に特設スクリーンを設置してあるのを発見。そこで、見ることにした。

オリンピック前に話題になったこと。トーチリレーの最後は誰かと開会のスピーチは誰がするのか。さすがに、トーチリレーの最終走者は外部に絶対にもれることはない。最後の最後まで誰になるかで、新聞でもたくさん書かれていた。もう一つ、開会のスピーチは誰がするのか、原則ではその国の一番偉いさん。オーストラリアの一番偉い人って誰? 首相?? 国内においては、首相しかない、しかし、オーストラリアってイギリス連邦の一部? はっきりと知らない人もいるでしょう、よって簡単に説明。99年11月に行われた国民投票によって、オーストラリアは共和制移行に反対し、現状維持の形をとった、すなわち、オーストラリアはエリザベス女王を国家君主とする立憲君主国なのである。オーストラリアで一番偉い人は、エリザベス女王ということになる。それなら、女王がオーストラリアまで来て開会のスピーチをするのか…? さすがに、これには国民は抵抗があったと思う。やはり、国民投票をするような国であって、英国女王との結びつきもかなり薄れつつある。その上で、確か女王が辞退した思います(確証なし)。よって、首相であるジョン・ホワードにその大役が回ってきたのである。

多分、日本人にとってはまったくと思う、トーチリレーの最終ランナー、キャシー・フリーマン。彼女は、オーストラリアで一番愛された人ではないだろうか、もちろん彼女がアボリジニーであること、才能を持っているという事。多くの要因があると思う。そしてまた、オーストラリアにもある人種問題上、白人の起用は難しいものがあったと思う。白人の有名人を起用した時点で、それは、古き良きオーストラリアを象徴するものであって、これからの新しいオーストラリアのイメージを植えつける事にならない。また、年配者より、若者の方が、新しいミレニアムの最初のオリンピックという意味でも、彼女は適任だったと思う。

実際、色々書いたが一番感動したのは、やはり国家の瞬間だったかもしれない。広場に詰め掛けた人たちみんなが歌った。みんな知らない、2番や3番も。てきとうに… でも、あんなにたくさんの多くの民族を抱えた国が、これほどまでに一つになれた瞬間は、ないのではないだろうか。

さすがに、あまりの人でスクリーンはほとんど見えず、聞こえてくるのは音声にも、余計に気になる展開… いったん盛り上がりが静まったところで、Kooたちは広場を後にすることにした。
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