郷土 の 神社
F市近辺の神社を歩いています。 日本海側の県庁所在地です。
自転車 車で出かけます。 鎮守の森 あんまり最近は目につきませんが幹線道路一本中に入るとさすが
へんないい方ですけど世界のどこにもないここが本場だけあって結構目に入ってきます。
ショッピングタウンの郊外への拡張、再開発など又車社会の影響もあってか肝心の鎮守の森の社叢
とまではいかないが木々が痩せて埃っぽくみえるのも淋しいです。
鎮守の森といへば子供の頃遊んだ記憶がよみがえります。あの小さな森の臭い 空までのびていた木々
の木漏れ陽 夏の日の子供たちの声 駆け寄って あの社の中を覗き込んだこと。母の懐のような暖かい
それでいていかめしく時には物の怪でも顔をだすような・・・わすれええない甘酸っぱい思い出です。
あの鎮守の森は今ではアスファルトの道路に化けました。
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吉野ヶ岳の権現様
古代 松岡王国をしのばせる 式内柴神社の前の道をまっすぐ真木とうると吉野ヶ岳は蔵王権現が
鎮座します。越前五山に数えられる吉野ヶ岳は頂上からの眺めはイマイチ。登る人も列をなすほどではないようでおかげで登山口はめったなそこらの神社では感じられなくなった霊気充満体いっぱい浴びることができました。頂上近くの権現様の赤い鳥居は真新しく近在のおばあさんの話では霊験あらたか願い事もかなうとのこと。尚柴神社は古代の祭祀跡もあり松岡古墳群の王たちも行き通ったのではないでしょうか。
大町の白山神社
いざなみの命
国道8号線福井から鯖江に向かう大島交差点を右折二百メータ程左に田んぼもまばらになった頻繁に車の行き交う県道からちょっとした森が目に入ってきます。由来書きをみて驚きました。八百年前のかの有名な大クーデター鹿ケ谷事件の首謀者の名があったのです。平判官康頼です。もう今では福井のどこが中心かわからなくなってきましたけど八百年前こんな越前のはずれに都のエリート公家が何用でとおもいきや・・・・・海原の孤島鬼界ヶ島から帰還後数年して福井に一時起居してるんですね。流罪先でも熊野権現を勧請していますがありがたい事に福井の大町に白山神社を勧請してくれてます。県道をはさんでちょうど真向かいの稲荷神社はこれまた康頼の家来が主より下賜された守本尊を我邸内に祀ったとのことです。この稲荷神社が喜ばしいのは放課後時いつも子供たちが遊んでいることですね。きっと神様もお喜びでしょう。祭神は保食神うけもちの神さま。田畑にあって食物の恵みをもたらす神様です。
花堂の熊野神社 いざなみの尊
月見町の八幡神社 応神天皇
八幡山の麓にある神社です。山を取り囲むように社が散在しています。熊野神社は八百年ほど前紀州熊野より勧請。境内も広く一見して立派なお宮さまです。狛犬も新しく朱が映えています。脇に稲荷神社を祀ってあります。手水舎の水が流れ出る龍頭に金網が被せられていました。どなたか悪戯でもするんでしょうか。
ここは旧国道から一本西へ入ったなんだか旧街道の雰囲気がします。豆腐屋さん和菓子屋さん自転車屋、お婆さんが店先に座っている雑貨屋などが軒をつらねています。熊野神社からこの街道筋を北へ15分程歩くと途中十一面観音がありますが街道詰手前左石段を登ると急に目の前に鳥居が見えてきます。
八幡神社です。古色蒼然こじんまりとした神社です。品格がありそこはかと神霊も感じられます。身が引き締まりました。神紋も左三つ巴向い鳩とはっきりと読取れます。拝殿右には不動明王がお立ちになってらっしゃいます。なんともなつかしい気持ちになってきました。なぜでしょうか。山だ。神社には山が似合うのです。山の懐に抱かれ人が棲み始めたその時からこの地に崇敬、拝むの対象が生まれたのだと感じました。奉灯には文久六年(幕末)の銘が刻まれていました。
国道416線沿いの神社
金剣神社 級長津彦命
日吉神社
鷹巣海水浴場へ行く時いつも気になっていたのですが、道路沿いにしばらく車で走るたびに鳥居が目にはいります。集落毎にひとつということなのでしょう。スカットランド九頭竜温泉を過ぎてすぐ江上町の金ツルギ神社があります。H15.6月に行ったときは手直しの工事が始まっていました。右手砂利の駐車場に車をとめ鳥居をくぐると昔は趣もあったんでしょうが荒れた池に涸れた手水舎が侘しげでした。かなりの階段(280段とか)を上っていくと左手小さな鳥居は神明神社でしょう。神号額が秋霜を経てちょっと読みづらい。社も何もなく苔むした四角い勺谷石が乱雑に積まれていました。それに比べると金ツルギの方はましはましですが
生い茂る雑草を踏み分け見上げれば由緒正しげな堂々とした唐破風付入母屋造りの拝殿が目に入ってきます。もともとは延喜式意加美神社を祀っていたのですが金剣神(祭神級長津彦命)が盛大となり意加美は左の別拝殿に祀られるようになったとのことです。境内も広く何もかも時代がかりで並の村社の雰囲気ではなく六月真昼曇天とはいへ初夏の日、一人で立っているとうすら寒くなり格子の観音開きが開いてそれこそ現人神でも出てきそうな感じに恐れいりました。社叢もなかなかのものだと素人目にも思わず見渡しましたが国道沿いのスダジイ、ヤブツバキ、境内のモミは貴重な自然林だということです。車の粉塵 建物の林立で樹勢が危ぶまれるところですが別に福井市内まで新しい道ができました。この金剣神社から車で15分程の所棗バス亭前2本の逞しい大木の根っこを繋ぐように新しい鳥居がたっています。日吉神社です。大木は椎の木だということです。