朝、目覚ましが鳴ったはずなのだが全然気づかず、SEANの「今から朝食食べに下に降りるけど」という電話でやっと目が覚める。アタマが超寝癖・・・。とりあえず適当に整えて、下に降りた。

 1階のレストランは、選手や関係者でうじゃうじゃ。(あ。男子シングル系はフリーを控えていたので、あんまり見なかったねぇ)木戸さんたちやジャッジの方にも軽くご挨拶。

 朝食後はまた一眠り。すると、部屋のドアが「ドンドン」っと鳴る。出てみると、ドイツ人のメイドがそこに立っていた。いかにも躊躇しているご様子。

(メ:メイド ま:まっち)

メ「部屋を掃除したいのですが」(英語)

ま「今寝てたんだけど」(英語)

メ「ワタシ、英語が分からないの」(英語)

ま「15分待ってくれ」(英語・ジェスチャーつき)

 これが、もしもフランスだったら、こうなっていただろう。

メ「部屋を掃除したいのですが」(仏語)

ま「僕、フランス語が話せません」(とりあえず仏語)

メ「部屋を掃除したいのですが」(英語)

ま「15分待ってくれ」(英語)

メ「早く部屋から出て行け!」(仏語・ジェスチャーつき)

 そこでHIRO達に連絡を取り、合流。一路会場へ。

男子フリー

(1)Michael WEISS USA

 2トー。3アクセル−3トーの後、よろめく。3フリップ−3トーの後でもよろめく。1アクセル。2ループ。ムーブインザフィールドが良い。3サルコウ。3ルッツ手つき。これ、ジャンプ全部決めてもあんまり面白くないプログラムだと思う。

(2)Silvio SMALUN GER

 3アクセル転倒。3ルッツからシークエンスで3トー。3フリップがオーバーターン。3アクセル転倒。3ループ転倒。3サルコウ。最後のサーペンタインとフライングシットが、もうバテバテのご様子。

(3)Vitali DANILCHENKO UKR

 3トー。2アクセル。3ルッツが両手つき。3アクセル。3ループ両足。3フリップ−2トー。3サルコウ。

 (これ以外にメモってない・・・)

(4)Roman SKORNIAKOV UZB

 3トー。3アクセルがオーバーターンして2トー。2アクセル。3ルッツ。3ループ。3フリップ両足。3サルコウ手つき。すべりにメリハリが無く、つまらないプログラム。

(5)Stefan LINDEMANN GER

 曲がなかなかかからず、苦笑いをし、観客の爆笑を買った。3アクセル−3トーでセカンドジャンプの着地がやばかったが、頑張って片足で踏みとどまった。3トー。3フリップがオーバーターンした後3トー。3アクセルがオーバーターン。3ループ。3ルッツ。なかなか元気がありました。

(6)Frederic DAMBIER FRA

 なんか、キャンデロロN杯デビューのフリーのような衣装。3アクセル−2トー。3サルコウ失敗。3アクセル。3フリップ。3ループ。2ルッツ。1ループ。イーグルから3トーは少しオーバーターン。途中で寝そべる仕草アリ。流れが良い。

(7)Chengjiang LI CHN

 4トー−3トー。4サルコウ。3アクセル−3トー。3ルッツ両足。3ループ。1アクセル。3サルコウ。フリップが入ってなかった。ステップも良かった。本人満足そう。

 

(8)Alexander ABT RUS

 長い助走を経て3アクセル−3トー。4トー両足。3ルッツ。3アクセル。3サルコウ。バタフライシットが良い。3フリップ。3ループ。逆回転のキャメル。3トー。

 

(9)Elvis STOJKO CAN

 幕張世界選手権のときと同じ曲(プログラム構成は違うけど)。4トー失敗。3アクセル−2トー。3ルッツ。2アクセル。3フリップ。3ループ。3サルコウ。バタフライの連続。

 

(10)Timothy GOEBEL USA

 ストレートラインステップからスタート。3ルッツ。4サルコウ−3トー。イーグルから3アクセル−2トー。4トー。3アクセル。4サルコウ失敗。3フリップ。ハイドロスケーティングから3ループ。表現力も良くなり、力もつけた。

 

(11)Takeshi HONDA JPN

 3フリップ。4トー失敗。3サルコウ。3アクセルが少しつまり気味でコンボならず。イーグルから3アクセル−3トー。なんか前触れナシの3ループ。スピンがちょっと流れた?3ルッツ転倒。最後のステップは見所。

 

(12)Evgeni PLUSHENKO RUS

 昨年の世界選手権と同じ曲。4トー−3トー−2ループ。3アクセル−3トー。3アクセル。3サルコウ。3ルッツ。3ループ。3フリップ。

 

 その後、エキシビまで時間があるので、レストランにてHIRO達と軽食。この日も会場内でウインナーとかかじってたので、レストランではトマトスライスとチーズのみ。ウエイトレスがオーダーをしっかりメモっていたにもかかわらず、なかなか来ない・・・。どうやら忘れられたらしい。すると、先ほどのウエイトレスが僕に「アナタがオーダーしたのは、何だったかしら・・・」と聞いてきやがった。なんだとう!HIROがオーダーしたものもついでに忘れて下さったらしい。僕がオーダーしたものを持ってきたとき、「トマトが熟すのを待っていたのよ」なんて、変な冗談言っていたような・・・。

 さて、エキシビですが、上位5位までと、シュテファン、アンドレア(女子)とラウアー兄妹とシンクロチームという内容。エキシビはじっくり見たいのでメモはナシ。だから記憶を手繰るしかない・・・

 えっと、確かキン肉マンちゃん(ITA)が転んでいたような・・・。本田くんが去年のアランフェスのボーカル入りバージョン(ご本人によると、去年のプログラムをベースに、自分で手を加えたそうな。)。これは結構ツボですぞ。本田君が終わったあと、司会者がHIROの所によって来て、HIROの手持ちのバナーを指し、「これは、なんて書いてあるの?」とネタにした。司会者は他にも「日本からはるばる来た・・・」などと言っていたようだが、我々がアイルランドとイギリスから来ているなんて知ったら、おそらく興ざめであろう・・・。恩田さんはルッツ飛んでいたし、ナカナカ見せてくれました。プルシェンコはSex Bombだったのだが、もう昨シーズンすでに生で笑わせてもらったので、今回はあまりツボではなかった。1位の人はアンコールがあったのだが、マリアだけはなかった。エンディングで、ちょっとダンス系の音楽がかかり、選手が場内を2週。みんなスタオベで、踊り狂う自分・・・。恩田さんは僕を見て笑っていたが、本田くんは奇異の目で見ていた・・・(多分)。

 ホテルに帰って荷物を置いた後、近所のイタリアンレストランへ。僕はトマトスープとピザを食すが、ピザ半分でギブアップ。お持ち帰り用の箱をもらい、ホテルでmanaawに差し入れる。

 そして、お約束のバーへ行く。行ったときはガラガラで、しかも音楽は80年代(だと思われる)のものばかり。誰も踊ってない。知っている曲と言えば、Kylie Minogueのイギリスでのセカンドシングル「Got To Be Certain」と、そのKylieとドラマで共演・デュエットシングルまで出したことのあるJason Donovan人気に翳りが出たころの曲「Another Night」ぐらい。しかも、選曲が変だ。「Got To Be Certain」(写真)は今は地味な存在だが、当時は確かに売れた。そうだねぇ、清水健太郎の「失恋レストラン」を差し置いて、「帰らない」を聴かされる感じ。「Another Night」に関しては・・・ピンク・レディの「世界英雄史」を聴かされる感じかな?(おそらく、ここの部分は分かってくれる人は少ないと思われ。)

 やがて、かかる曲が最新ヒットとなる。バーで真っ先に踊り始めたのはロシアの若手、ダンスのロマニウタと女子のオブラソワの2人である。意外とドイツでAtomic Kittenが人気があるっていうのには驚いた。シングルの売れ行きが悪くなって、一時はレコード会社との契約打ち切り話まで出たのに、メンバー(現在は脱退)がWestlifeのメンバーとできちゃった結婚したあたりから、爆発的に売れ出したねぇ。(ここの部分も分かってくれる人は少ないと思われ。)その後、バンケ上がりの選手が何人か入ってきて、クラブ状態。いやー。楽しかったっす。

 2時くらいで切り上げて、就寝。

 

 

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