Sparkassen Cup On Ice 2001

　この日の朝は、超寒かった・・・。僕は、ヒースロー空港に向かうべく、5時45分ぐらいにArsenal駅に着くように家を出た。徒歩6〜7分。駅周辺は馬や犬のウンコが多いので（サッカーチーム「Arsenal」の本拠地、「Highbury Stadium」の近所で、試合の日は、警察が馬で警備にやってくるのだ・・・）せっかくのおニューのキャリーにウンコが付いたら大変と思い、担いで行った。ヒースローまでは地下鉄で一本。一時間弱。

　ヒースローでのチェックイン。意外と簡単。手荷物チェックも、あっさりクリア。テロ関連で物騒なご時世、こんなのでいいのか！って言う感じ。（強いて言えば、小銭入れの中身を改めてチェックされた程度。もちろんヤバいものはナシ。）そういえば、ダブリンに行ったときのルトン空港もあっさりしてた。短距離路線は甘いのか！？その後、免税店にて、リンク投げ込み用のぬいぐるみを購入。

　ヒースロー発デュッセルドルフ行き、ルフトハンザLH4627便。極端な遅延も無く、無事にデュッセルドルフに到着。15分ぐらい僕よりも早くついているはずであるHIROとSEANも、到着ゲートで待ち伏せ・・・じゃなかった、待っていてくれて、あっさりと合流。ATMでドイツマルクを引き出したあと（シティバンク、便利っすよ）、無料シャトルバスで空港駅へ・・・。

　空港駅。SEANに突然、「まっちって、大学のときの第二外国語、何だった？」と聞かれた。僕が行った理工学部（「おりこうがくぶ」って呼んでね♪）はドイツ語かフランス語かどちらかしか選択できず、選択したのは・・・ドイツ語。親には悪いが、ドイツ語は何にも覚えていない。当時、英語ですら単位落とすほど、いっぱいいっぱいだったのに（って、今も英語に関しては、いっぱいいっぱいです〜）ドイツ語なんて・・・。ちなみに、当時、ドイツ語はカンニングで何とか乗り切りった。でも、カンニングした割にはC抜け（注：　C抜け・・・一番悪い評価で、大学の科目の単位を得ること）。で、僕が「ドイツ語・・・」と答えると、「じゃ、あとよろしく〜」とSEAN。全く、冗談きついっす。そういえば、電車が遅れて、なかなか来なかったねぇ・・・。ってイギリスも遅れるけど。（ちなみにイギリスの場合、入線ホームが変わったり、電車が途中で運行打ち切りという場合もある・・・。日本では考えられないねぇ。）

　乗り換え1回を経て、ゲルセンキルヘン中央駅に到着。ホテルに荷物を置き、少々買い物した後、タクシーにてリンクへ。リンクのレストランで食事。肉とグリーンピースとフライドポテト・・・ってこれって家のホストマザーが出す食事とあんまり変わらないじゃん！

ペアSP

（１）Victoria MAXIUTA / Vitaly DUBINA UKR

　まず、ステップで男がつまずく。ソロスピン以外はあんまり合っていない。ソロ３トー、スローはダブルで２サルコウ。

（２）Xue SHEN / Hongbo ZHAO CHN

　いつものスロー３ループは圧巻！だが、ソロ３トーでキミジマ氏が転倒。ストレートラインステップがそろってなかったかも。いつものように、ペアスピンが見ていて何か危なっかしい・・・

（３）Valerie SAURETTE/Jean-Sebastien FECTEAU CAN

　ソロ３トーが危なかったけど成功。スロー３サルコウも成功。ただ、リフトの降しがちょっとぎこちない。

（４）Valerie MARCOUX / Bruno MARCOTTE CAN

　ソロ３トーは一応成功なのだが、タイミングがバラバラ。スロー３サルコウ成功。所々で息があっていない感じがするが、リフト系は結構いいと思う。

（５） Kyoko INA / John ZIMMERMAN USA

　ソロ３トーでジョンが失敗。ヤマトばりの「ガニマタイーグル」からスロー３ループが見所。

（６）Marie-Pierre LERAY / Nicolas OSSELAND FRA

　オスランドの右手に包帯あり。マリーがでかいので（太っているわけではなく、身長がでかいという意味）持ち上げてバランスを保つのが大変そう。ソロ３トー成功。ツイストは低すぎ。スロー３トーでお手つき。ソロスピンが少し合ってない。リフト上げ損ねる。デススパイラルちょっと崩れる。うーん。

（７）Tatiana CHUVAEVA / Dmitri PALAMARCHUK UKR

　なんか、ピンクの変な衣装。スロー３サルコウ転倒。ソロ３トー成功。パラマチョのエッジ捌きがうまいなと感じた。

（８）Maria PETROVA / Alexei TIKHONOV RUS

　ペトロワの顔が、シルビア・ノバックのような感じになっていた。あ。これはノバックの化粧がいつも濃いぞ〜という意味ではなく、ペトロワが「私、シルビアのような顔になりたいの〜」って言うかのように、化粧を一生懸命やりましたって感じ。ソロ３トーでティホノフが手つき。スロー３サルコウ成功。

（９）Katerina BERANKOVA / Otto DLABOLA CZE

　揃ってソロ３トー転倒。スロー３サルコウ手つき。地味なツイスト。地味なリフト。男のほうのシットスピンのしゃがみが足りない。

女子SP

（１）Andrea DIEWALD GER

　コンボは２ルッツ-２トー。単独３フリップ失敗。スパイラルのエッジがなかなか深く入っていていい感じ。２アクセル成功。

（２）Tatiana MALININA UZB

　３ルッツ後オーバーターンして２トー。単独２フリップ。２アクセルの着地が危なかったが成功。

（３）Marianne DUBUC CAN

　スピンから開始。コンボ３ルッツ-２トーの後、ちょっとオーバーターン。単独３フリップ失敗。スパイラルで揺れ。２アクセル成功。右足だけのストレートラインステップ。

（４）Yoshie ONDA JPN

　いやー。カンペキっすね。３ルッツ-２トー、３フリップ、２アクセル。ごめん、ジャンプはメモったが、他の要素はメモる余裕がなかった・・・。

（５）Silvia FONTANA ITA

　３ルッツ-２トー成功。単独３トーが両足。２アクセル。ジャンプシットスピンでフリーレッグが氷に付いた？

（６）Susanna POYKIO FIN

　なんか異常に低い３ルッツ-２トー成功。単独３フリップ。２アクセルはオーバーターン。

（７）Anne-Sophie CALVEZ FRA

　３フリップ-２トー成功。３ルッツ両足（？？）。２アクセル失敗。フライングシットスピンがきれいだった。

（８）Angela NIKODINOV USA

　３ルッツ-２トー成功。単独３フリップ成功。２アクセル成功。スパイラルで揺れませんでした？？

（９）Jennifer KIRK USA

　３ルッツ失敗(多分これがコンビネーション予定）。単独３フリップ成功。２アクセルがちょっと危なかったけど成功。

（１０）Maria BUTYRSKAYA RUS

　全体的にミスらしいミスは無いものの、非常に危なっかしかった。単独３フリップ。３ルッツ-２トー。２アクセル。スパイラルで揺れた？

（１１）Kristina OBLASOVA RUS

　２アクセル成功。３ルッツからターンが入って２トー。単独３フリップ成功。ステップが何か良くない。スパイラルで揺れた。

ダンスOD

（１）Stephanie RAUER / Thomas RAUER GER

　所々で、兄がポーズを決められない部分アリ。動きもおかしかった。

（２） Alia OUABDELSSELAM / Benjamin DELMAS FRA

　ちゃんとエッジに乗れてる？ストレートラインステップで最後のほうに乱れアリ。

（３）Marie-France DUBREUIL / Patrice LAUZON CAN

　衣装について。女のほうは、カーペットを引っ剥がした感じ。男のほうは白のスケスケ。かなり早い動き。去年のようにリフトばかり目立つ感じではない。メリハリがあって、いいプログラム。

（４）Nozomi WATANABE / Akiyuki KIDO JPN

　木戸さんがロン毛・・・。かなり気合入ってましたね。僕適にはストレートラインステップが見所です。

（５）Barbara FUSAR POLI / Maurizio MARGAGLIO ITA

　いつもそうだが、ストレートラインステップは圧巻っすね。決めのポーズがかっこいい。

（６）Anna MOSENKOVA / Sergei SYCHOV EST

　ダンススピンの時の男のほうがかなり低い姿勢だった。リフトは派手だが中身なし。ストレートラインステップが簡単そう（いや、僕はできないよ）。位置が離れている。ホールドしそこなう。３部とも曲想に関係なく、終始同じスピード。

（７）Jill VERNEKOHL / Dmitri KURAKIN GER

　ポジションの変化は良いが、ちょっと荒削り？女のほうがちょっと下手かも。

（８）Agata BLAZOWSKA / Marcin KOZUBEK POL

　ストレートラインステップで男のほうがつまづき、ステップの最後まで体勢を立て直せなかった。リフトの降ろし方がぎこちない。

（９）Valentina ANSELMI / Fabrizio PEDRAZZINI ITA

　ストレートラインステップがあまり良くない上に、乱れた。リフトが少し派手すぎ？女のほうが顔が「キン肉マン」に似ている。あぁ。額に「肉」と書いてやりたい。

（１０） Natalia ROMANIUTA / Daniil BARANTSEV RUS

　男が女をグイグイ引っ張ってないか？？？

　会場では３０センチぐらいのボイルされたウインナーを食す。

１日に４つカテゴリーを見るのは結構大変。終わったのは１１時近くだった。

　その後、ホテルに帰って食事・・・が、どこもレストランは開いていない。ゲルセン駅前は夜が早いらしい。仕方なく、昼に買ったピスタチオをカリカリカリ・・・。まるでリスの食事・・・。（あ。HIRO達は何を食べたんだろう。帰ってからは別行動）

　で、ピスタチオを食した後は、テレビ鑑賞。ちょっとカルチャーショック！普通の音楽番組のCMが、如何わしいテレクラ（だと思う）のものばかりで、しかも、映像から判断すると、ババア専門や巨乳専門とか、会社によって色々特色があるらしい（←しっかり見ている自分）。この音楽番組、ウエストライフとか扱っていたので、視聴者はティーンエイジャーが多いはず。そんなんで、いいんすか？＜ドイツ