今回は僕の趣味のひとつ、自転車での旅行について書いてみようと思います。
僕が自転車旅行にはまったきっかけは、大学入学直後。
この頃は誰もが大学生活に夢や希望を持ち、ある人は出会いを求め、
ある人は違う自分を見つけるため、いろんなクラブやサ−クルを見学に歩き回っていました。
僕もそんな一人でした。目的は「大学生活でしか出来ないようなことをしたい。」
しかし、いろいろ探してみてもなかなか自分に合ったものがない。
そんな中、ふとあるビラの一文が目に入った。『自転車で夏の北海道を走ろう!』
これや!僕はすぐにそのサ−クルを訪ね、入ることにしたのです。
こうして自転車旅行サ−クルに入り、今までに2〜3週間かけた旅行が5回、2〜3日の旅行が3回経験しました。
さて、本題に入る前に基礎知識を一つ。自転車旅行には大きく分けて2つあります。
1つがスピ−ドや距離を重点に走ることを重要視し、自転車は一番スピ−ドの出るロ−ドレ−サ−、荷物も最軽量化にするというもの。(スピ−ド重視タイプ)
もう1つがのんびりといろんなところを回り、お金がかからないようにテントや銀マットなどを自転車のいたるところに装備させているのも。(旅行重視タイプ)
ちなみに僕の場合は旅行重視タイプにあたります。スピ−ド重視タイプについては僕もよく分からないので、今回は省きます。
やっと本題に入ります。自転車旅行の醍醐味、その一は直接『風』を感じることができるということ。
『風』といっても普通に吹く風というわけでなく、その土地の空気とでも言うものですか。
自然の中の『風』、街の中の『風』、走っているうちに徐々に変わる『風』がすごく楽しいんですよ。
また、感じたことのない『風』に出会ったときの新鮮さはなんともいえないです。
醍醐味その二、自分の足・力で進んでいるということ。
自転車で峠などひたすら上り坂が続くところや2時間・3時間かかる所などを走り切ったときに見ることができる景色は、
どの交通手段で来た時よりもいちだんときれいに見えてしまう。
そして、「ああ、自分の足でここまで来たんだ!」という達成感をえられるのです。
三つ目、出会いがあるということ。
走行中や宿泊値でさまざまな出会いを経験しました。自転車仲間や車から声援してくれる人、ジュ−スとかを差し入れしてくれる人もいました。
そんなちょっと出会いがほとんどなんですが、ノンケの先輩数人はゲイの人との出会いがあったようで、
目的地まで車で送ってあげるというので車に乗り込んだら人気の無いところにつれてこられて下半身を触られキスを迫られたり、
泊まるところがないなら僕の家においでと誘われて行ったらスタミナドリンクを飲まされた後に妙なマッサ−ジをして勃起させられそうになったりしたらしいです。
なんてうらやましい・・・(^^;
四つ目は夜の過ごし方。
貧乏学生な僕、泊まるところは普通の宿屋なんて優雅にやっていられない。
そこで利用するのはキャンプ場・無人駅・橋の下など、お金のかからないところとなるわけです。
寝るところを確保したら次は晩ご飯。お店やコンビに弁当という手もあるけど、たいていは自炊。
持参したバ−ナ−とコッフェルを使って料理を作るのです。こんなことをしているおかげでお鍋で御飯を炊くことができるようになりました。
『始めチョロチョロなかパッパ、赤子が泣くまで蓋とるな』ってね。
とまあ、自転車旅行の醍醐味を大まかに書いていったわけですが、こう書いてみると、
こんなことできるのって学生時代だけだろうな−、なんて思ってしまいました。
ここのところ自転車旅行はご無沙汰なので、大学卒業までにあと1回は行っておきたいな。
次の目的地は沖縄・北海道・しまなみ街道のうちのどれかの予定です。お近くの方、もしよければ泊めてください(^^;