反 訳 書 K原:空いてる日とかございますか? 甲A:えーとですね、はい。今週大丈夫だと思うんですけど、一応、今、簡単にですね、どの ような感じだったのか教えて頂けます? K原:いや、もう…ちょっとですね、あの、中の直しですとか、敷金5ヵ月返還についての 説明ですか? 甲A:はい。 K原:もう昔のことで、一応大家さんが申すには「書面で契約書として残してることなので、 言った言わないというのは証明できないことなので」という事で、そういう事でですね、謝る とか、中が汚れてたというのは、もう証明しようが無いんでね、契約書通りにやって頂きたい というような話なんですね。 甲A:ああ、じゃあ、あの謝罪文の内容とかですね、ああいった部分に関してはどうなんでし ょうか? K原:あの・・まあそれは、「話の中で言ったかもしれないけど、どうやって証明するんだ」 という言うような言い方をされてしまいまして・・。 甲A:証明云々というよりもですね、要するにそういうやり取りがあったか無かったかって言 う問題ですよね? K原:ええ。 甲A:まあ、その謝罪文をかく書かないはべつとしてですね、一応あそこに書かれているよう なことをですね、あった事自体は何とおっしゃているんでしょうか? K原:それは・・。 甲A:要するに簡単に言っちゃうと「全然そういう事自体が無かった」みたいなことをおっし ゃっているんですか? K原:いえ、あの、敷金を返す話になった時に口論になったっていうのは、あちらも言ってら っしゃいましたけど。 甲A:あそこに書いてあるような内容のことはまあ、一応はあったって言うことはおっしゃて いるんですか? K原:保証人さんがどうのこうの…というのは話の中で出た、というようなことは言ってお りましたけど。はい。 甲A:ええ、そうですよねえ。 K原:ええ。 甲A:その、あった事そのものは、まあ、認めていらっしゃるわけですよね?それで、「詫び 状を書くのは嫌だ」ということなんですか? K原:ていうか、侮辱した、とかって言うことを置いといてですね、敷金通常2ヵ月の所を5 ヶ月とって、保証人さん…定年されているんですよねえ、お父様が。 甲A:はいはいはい。 K原:で、そういう方がどうのこうの・・っていうお話が出たっていう事は言っておりました けど、侮辱したとかナントカって言うことについては…。 甲A:それが、要するに、その辺でそういう様な事をおっしゃられるって言うことが結局、侮 辱なんじゃないかなあ・・と言うことなんですけど。 K原:ええ・・。 甲A:まあ、それは受け止め方の問題なんで、こちらの方ではそういう風に受け取る所があっ たなあ、という事なんですけど、その部分に関しても別に、言われているような詫び状を、そ ういった形で(詫びるのは)ちょっと…っていうんじゃなくて、だとしても、そういった事があ ったそのものに対して多少なりとも何かお考えになっている所あるんですかね? K原:いや、もう、その事に関して謝るとか謝らないって、多分なさそうですよ。 甲A:全然じゃあ、もう、そんなに悪いとも思っていないという事ですか? K原:ええ、はい。 甲A:で、じゃあ、要するにあそこに書かれた、あの場で確か明渡しの時にですね、K原さん も一緒にいらっしゃる時のことですから覚えていらっしゃると思うんですけど、私が敷金の3 ヶ月分をその場で返して欲しい、って言う話は、K原さんもいらっしゃる所で外でしてました よね? K原:ええ。はい。 甲A:そういう話があったのはK原さん自身も見てらっしゃれば…。 K原:ええ、それは聞いておりました。はい。 甲A:確かにそういうやり取りありましたよね? K原:ええ。 甲A:で、まあ、その話がでたら、話途中でちゃんと応対もせず、どっか「用があるから。」 みたいな形で大家さんの方がどっかへいかれちゃって、無視されたって言う形ですよね? K原:ええ、そうです。 甲A:大体あそこに書かれていることはあの時にあった話なので、K原さんも、一番最初の私 と大家さんがばったり会った時に話した会話以外のことは全部、その場で見ていらっしゃるん で、まあ、あった事自体はご存知ですよね? K原:はいはい。「返して下さい」と請求された時の話、途中で出ていかれたのは覚えています。 甲A:そうですよね。で、その時に「保証人もろくに立てられないって事なんだから、5ヶ月 分預かってるんだから、敷金を分割で返すなんて今までやったこと無いから、返せない。」っ て言うようなことをまあ、簡単におっしゃって、「そもそも自分は任せてあるだけなんで、も う、忙しいんでいいでしょ?」みたいな事で行っちゃったんですよね? K原:ああ、なんか、ええ。 甲A:それはでもその場であった事ですから、ほんとにあった事ですよね? K原:ええ。 甲A:K原さんも見てらっしゃいましたよね。 K原:はい。 甲A:そういう、あそこに書かれているその部分に関しては、間違いないですよね。 注釈:甲A=控訴人、 K原=H登山鉄道開発不動産部 小田原西口営業所 K原H直(本件解約時担当者) 平成11年6月上旬 電話による会話 反訳者:甲A −3−