___『証』

______________詩・曲 まひる


もう
__飛べないよ・・・・

堕ちてゆくあたしに
__そっと

手をさしのべてくれたひと

夢のような時間は過ぎて

傷付けあう日々



「きっと
__僕を忘れてしまう・・・・」

あなたの言葉が憂鬱を誘う

雨の夜は窓辺でひとり

見ることのない面影に泣いた



風が吹けば
__あなたは__また

何処かへ行ってしまう

永遠なんてものはないね
__何も



だけど
__今を信じていたいの

それは
__たったひとつ

あなたを想い
__生きてゆける証





切なさを優しさに変えられたなら

ひとはきっと強くなれるね

あなたのいないこの街も

生きてゆくには悪くはないけど



遠い空の下
__誰かを想う

恋する気持ちに偽りはないね

戯れでも
__それでもよかった

でも
__もう__忘れられそうにないよ



言葉じゃ伝えきれない想い

送るよ
__メールを__今日も

真実なんて分からないね
__誰も



だけど
__今を信じていたいの

それは
__たったひとつ

あなたを想い
__生きてゆける証


(2000年4月)