5月①「ブルジョワ階級」
弱者救済でもフェミニストでもないが
正直者がバカを見ることはゆるせない
人の心を動かすのは人の心でしかない



05月10日 金曜日 23:52:49「今回」

だけど今回の荒川事件については峯元の言うように理不尽さを感じたから動こうとしているわけではない。
確かに理不尽かも知れないけど一応、部活の秩序維持や規律重視を歌う自分としては、どんなことでも許可するわけにはいかない。
それは今までそんな例外があったわけでは無いしここでそれが許されたら今までは何だったのかと。
そして判例として今回出来てしまったら後々やっかいなことになる。荒川には悪いけどそんなことを許せるわけがない。
今回、動こうかと考えているのはそんな理由ではない。
ただ峯元の熱意に動かされただけだ。峯元の、部活の根底に戦いを挑もうと言う熱意に動かされただけだ。
どんな理由であれ男が一度口から吐き出した以上はやりますよ。俺も共に戦いますよ。そして勝ってみせましょう。
勝てると思わないで勝てるはずがない。逆に勝てると思えば決して負けない。
最悪、敵を全て消してでも勝ち取るさ。その時は伝統なんてクソくらえだ!!!
まぁそこまで事態は大きくはならないだろうけど俺は最悪そこまでやりましょう。

05月10日 金曜日 23:36:16「実力主義」

自分の人に対する評価は実力主義でやっている。だけど峯元と違って完全実力主義だ。
それは良きも悪しきも実力だけで見る。だから幹部決めの時も今現在の実力だけで考えた。
「幹部になったら出来る」だろうの不確定な未来予想図では絶対に判断しない。
今まで出来てなくて今後出来ると言うのはなんとも説得力はない。今の瞬間のチャンスもいかせないような奴に何ができる。
それと出来ている奴は出来ているなりに評価する。別にそいつの家庭の事情や勉学などは考えない。
そんなので決めていたらそれは実力を正当に評価はしていない。そいつのためなのかもしれないがそれは明らかな不正だ。
頑張っているのに理系だから、忙しそうだから、女だからなどの理由で判断するならそいつ等は最初から部活に入れなければイイはずだ。
出来るか出来ないかは本人が決める事であって評価する側は考える事ではない。昨年の幹部決めでそれが気になった。不正はあってはならない。
城大の予選もそう。前後に何があろうと評価する時の完成度で判断する。好き嫌いで判断する人はイナイでしょう。
そこで理系だからとかは考えないのに幹部決めの時だけそんなのはおかしい。
女だから優遇する、1年だからアマく見る、体が弱いから手加減する。これは明らかなる差別だ。
同じ人間として、同じ部員として扱わなければおかしい。自分はそのようにやっているつもりだ。
まぁ差別したことないのかって言われたらしていたけど。プラスの差別はしていないつもりだけど。だからこそ峯元の言う事はわかった。

05月10日 金曜日 09:54:02「水曜日」

部活終了後、部室に行って峯元を待っていたらなかなか来なかった。
探しに行ったら会議室の横でヘコんでいた。ヘコミ要因は2つあったので自分はどちらだか分からなかった。
マジヘコミをしていた峯元は荒川の方で悩んでいた。確かに峯元の言うように理不尽だ。
金持ちだけが部活をできる。放課後に部室に来た奴だけが、飲み会で最後までいた奴だけが・・・。
学費なり生活費なりバイトしてまかなわないと間に合わない人は今の3・4年には少ない。
誰もが金が無いとは言いつつも他で金を消費していたりで別に生活や学生は続けられている。
そんな奴等はやる気が中途半端でも部活に出れてどんなにやる気があっても金が無いから出来ない。なんとも理不尽だ。
実力主義の峯元には確かな意見だ。
俺は峯元が現幹をまとめて現幹が強固な統一見解を出すようならそれに乗りましょう。そして現幹よりも前線で戦いましょう。
それには荒川の確固たる意思もさることながら現幹の決して上の反論に負けることない闘志が必要だ。
だけど現幹で峯元以外は上に言いくるめられてしまいそうだ。一部員の為に、そして守るべき正義の為に自分を危機にさらすことが出切るのか?
退部を覚悟で伝統やしがらみに噛み付くことが出来るのか?保身に走らずに部活の為でなく部員の為に動くことが出来るのか?
出来るようなら幹部としては本物だろう。
ただ一度でも旗を振ったなら決して降ろさないこと。旗振りが戦うことを止めたら周囲は諦めざるをえない。
負けたら失う。勝たなきゃ自分さえも消える。勝ちに行く。「ことなかれ主義」の真価が問われるだろう。

05月03日 金曜日 21:58:24「木曜日」

ひょんなことから芋宮と3人で帰ることになった。越生線はもちろん、普通に同期だけで帰るのは久しぶりだった。
いつも誰かしら下がいたものだ。だからだいたい下に気を使って部活リアルトークはしなかった。
それもそのはずウチラのリアルトークはリアルさが半端じゃない。参加できる下は極限られるだろう。
それはイイとしてなんとも懐かしく深い(?)話だった。部活と言うか同期の話だった。
自分は上よりも下よりも27期が一番素晴らしい代だと思っている。
だから28期の仲間同志で部活について話さないドライな所や29期のNO部活トークな所はサッパリ理解できない。ことなかれ主義が理解できない。
嫌われようが自分の意見を相手にぶつける。皆、熱い奴等だった。我々の上もそんな人達だった。
だから同期同士で派閥みたいなのがあるし仲が良くない。学年別会議でも仲良く行こうよとかアホみたいな話が何度も出た。
だけど仲が悪い分、中身がつながっている。今の下とは全くの逆だ。外見で取り繕うとするからドライな関係なのだ。
まぁ何が自分達にとってイイのかは自分達で決めるモノであって強制されるものじゃないからかまわないんだけどね。
自分はそんなのは耐える事は出来ない。自分の言いたい事も言えないで人の顔色見て生きるなんて馬鹿みたいだ。
仲が悪いからこそ言えるんだけどね。

05月01日 水曜日 01:12:41「愚か者」

ホント佐藤には悪いことをしました。2次会では佐藤が何ゆえ反論するのかわかりませんでした。
ただ上が気に入らないから反論しているのだと思ったので普通に罵声を浴びせてしまいました。
新歓で下の前だったので調子にのっているだけだと思いました。だけど昨夜、諸沢が来て話をした時にその意味がわかりました。
定例会で意識改革と言うことで佐藤と高野に「もっと部活を見ろ!お前等の代なんだから上に反発して行け!」とはっぱをかけました。
これの本意としては反論し反発することで幹部としての自覚を持ちプライドを持ち、
自分達だけで部活を運営して行き他人まかせな気持ちを捨てろと言うことでした。
それで部活にたいして直視し一人でも部活を運営できるようになってもらいたかったんです。
それを佐藤は少し履き違えたのだと思います。ただ反論すればイイのだと。無謀です。
佐藤に比べれば部活のことは俺の方が十分考えていると自負していますし討論についても勉強したので負ける気はありませんでした。
だからそんな中身のない佐藤は力がないのに気力だけで突っ込むドンキホーテのように思えました。
ハッキリ言ってそれは馬鹿げたことで愚かな行為に他なりません。だけどそんな愚か者が大好きです。
戦は気力だよ。戦う気力があれば決して負けることはありません。負けとは自分でボーダーラインを引いた時でしょう。
2次会で彼が泣いたのは気力が無くなったからでしょう。でも俺の言ったことを馬鹿みたいに信じて戦ってくれたアイツを見直しました。
今後、生きて帰ってくるようならアイツはこれからも伸びますよ。まだまだ足りない所だらけだけどアイツは男になりますよ。
ヘコんで死んだならそれまでですけど。