20

破壊的なまでに具象的な何か。
それが私を苦しめる。
2004.07.21


19

肉体が消滅する惑乱の中で
私は神を殺害し
理論を殺害し
そして私自身を殺害する

2004.05.29


18

ゴルゴダが血に染まり、神が私たちを導くとき、私は神を嘲笑しながらこの身を虚空に投げ出すだろう。

2004.05.25


17

まじめくさった定義づけ遊びはもう沢山だ。

2004.05.06


16

あと、どれくらい生きればいいのか、教えてくれ。

2004.04.23


15

己の社会的価値にすがりついて惨めに生き長らえることほど悲惨なことはない。
どのような存在も、この世界ではただ一握の価値すら持ち合わせてはいないのだ。
全ての命は無価値だ。

あらゆる至高性を排除した上でなお、
「私は狂人である」と言えるかどうかが重要だ。

2004.04.22


14

生に誓いを立てるにしろ、
死に誓いを立てるにしろ、
八方ふさがりだ。

どちらにしてももはや手遅れだ。

2004.04.21


13

お前たちが救済の証としてつけるものを、
私は絶望の証として身につける。
私の認識は絶望だ。
認識そのものが暗闇だ。
何もない。
ただ一つの揺らぎさえも。
何もない。
私という存在さえも。

2004.04.13


12

全ての道が閉ざされている。
あらゆる手段は拒絶され、舞い戻ってくるのは結局絶望の中だ。
私はまた自分の叫び声で目覚める。
何一つ変わらぬ日常。
欲しいのは変化ではない。
欲しいものは何一つない。
私の心は虚無に喰われる。
心が充足されるのはただ死のみだ。
だがしかし、死が甘美なものである以上、私はそれを拒まねばならない。

最期は絶望と共にあれ

2004.04.12


11

げらげらげらげらと笑い声が聞こえる。
道ばたには腐りかけた片腕が落ちている。

2004.04.11


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