〔絵本編〕 ページ 2
「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」 ジャパンマシニスト社 |
ふたたび、雑誌です。(絵本と関係なくて、ごめんなさい) 「たぬき先生」こと、小児科医の毛利子来さんが主催の育児雑誌です。名前に釣られて、ちょくちょく買い始めたのですが、これがまあ、とんがってること。 ご自分も医者であらせられるのに、こんなこといっちゃっていいの?というような記事が満載です。 とはいえ、毛利さんの著作を読まれた方なら、すでにお気づきのとおりでしょう。医師会から猛反発を喰らっているのではないかと思うほど、いわゆる「育児の社会の常識」とは正反対のことを書かれてます。 例えば、予防接種は、あれもこれも全部やる必要はない、とか、風邪を引いてすぐに熱を冷ましてしまうのは、むしろ危ない、とか。 もっとも、これを即実行するのは難しい。赤ちゃんページの「予防接種」の項に書いたように、世の“センセイ”方は、予防接種は全部やりなさい、やらなくちゃダメ、やらずに来たって責任もてないわよ、といわんばかりの態度しか示してくれません。(私はそれで、小児科を変えました) まるで、「よけいな知恵をつけられてきて」 といわんばかりの、見下げた態度を示す“センセイ”ばかりでした。 信奉者というわけではありません。 この雑誌はとても信頼がおけるものだけど、すべてを鵜呑みにするほど愚か でもありません。 要は、疑う心を持ちなさい、ということだと思います。問題意識を持ち、異を唱える勇気を、ということだと。 でないと、“愚かな”一般大衆は、だまされてばかりです。 たとえば、医者の実験道具にされたり、予防接種の副作用で、自分の子によけいな負担を抱えさせてしまったり、ということがないように、ということですね。 そうした様々な意(異)見が、実質的に世の中を変えてきたのだろう、と思うわけです。 |