映画館篇

ここでは、YUTAKAの映画観賞の記録を日記形式で公開しています。

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グラディエーター

2000年7月12日

古代ローマを舞台にした作品です。
とは言っても、史実に基づいているわけではありません。
主人公マキシマス将軍(ラッセル・クロウ)は、
ローマ帝国の皇帝の信頼が厚い最も優秀な将軍です。
だがこの皇帝の信頼ゆえに不幸を招いてしまいます。
次期皇帝に嫉妬されてしまうのです。
こうして、"グラディエーター"としての人生が始まります。
この映画のみどころはやはり主人公の変わらぬ信念でしょう。
将軍であったころはもちろん、"グラディエーター"となってからも、
その目的こそ違え、自分の信念を貫いていきます。
人間やれば、ここまでひとつの信念に向かってがんばれるのだと
いう勇気を与えてくれるような作品でした。

ザ・ハリケーン

2000年7月1日

最近流行りの、"based on story"(事実に基づいた作品)です。
今回は、黒人の天才ボクサー、"ルービン・ハリケーン・カーター”の
無実の罪を晴らす物語です。
60年代の黒人差別、感動を呼ぶ法廷劇など、
ハリウッド映画の王道のような題材ですが、
やはりそこは事実に基づいている作品であるということもあり、
リアリティのある作品であると思います。
"ハリケーン"を演じる、"デンゼル・ワシントン"は、
私のイメージでは優しい正義の味方という感じでしたが、
この作品では迫力ある怒りを見せてくれます。
"デンゼル・ワシントン"違った一面が見れるということでも
僕にとっては価値ある作品でした。

ナインス・ゲート

2000年6月7日

今日は、ジョニー・デップ主演のオカルト映画、
『ナインス・ゲート』を見に行きました。
この世に3冊しか現存しない、本をめぐって争いが起こるという
ストーリーなのだけど、本好きの僕にとってはとても興味深い作品でした。
古い本にはなんとも言えぬ魅力がありますよね?
先人の残した知恵とか、封印されていた事柄とか。
本は読者にいろいろな夢を与えてくれます。
また同時に貴重な本であれば、ぜひ手に入れたいという欲も働くでしょう。
こうした相反する人間の欲求の争いを描いた作品である
とも言えるかもしれません。
ただ後半が、簡単にまとめられすぎている感じがするのと、
ラストが後を引くような感じで終わるのが、個人的にイヤでしたが、
全体としては、いい映画だったと思います。

エリン・ブロコビッチ

2000年6月1日

今日2作品みたうちのもう1本が、
『エリン・ブロコビッチ』です。
これは、事実を元にして描かれた、実在の人物の話です。
この作品は、文句なしに面白いです。
テンポもいいし、共感の得やすい内容ではないかと思います。
特に女性の方に見てもらいたいという、映画会社の意向も
よくわかりました。
簡単に言えば、サクセスストーリーなのだけど、
実在の人物の話というところが、
こういう話にありがちな、軽さを軽減しているように思えます。
でもやっぱり脚色し過ぎかなぁ。
まあジュリア・ロバーツが主演だから仕方ないかも。

スティーグマータ

2000年6月1日

今日は千葉県の映画の日ということで、2作品見ました。
そのうちの一つがこの『スティーグマータ』です。
“スティーグマータ”とは、日本語で言うと“聖痕”で、
なんでもキリストが磔にされたときの傷が、
突然、普通の人に現れることらしいです。
オカルトムービーを見たのはこれが初めてかも?
あまりいい映画だとは思いませんでした。
雑誌のレビューでストーリーを読んだときは、
面白そうだと思ったのだけど、
実際は、音と映像でひたすら観客を驚かせる
という感じの作品でした。
わかった事と言えば、キリスト教って今も昔も
正当だ、異端だと争ってるんだなぁということだけでした。

グリーン・マイル

2000年5月1日

今日ようやく念願の『グリーンマイル』を観てきました。
1日で2本観たせいか、最初ちょっとうとうとしてしまったけど、
3時間という長さを感じさせない映画でした。
あそこまで、人間の罪に関してつきつめられると、
はたして誰の何が正しいのかわからなくなりますね。
犯罪が悪であることは、確かなことです。
でも、それをさばくのも人間だということを考えると、
どうしたらよいのかわからなくなりますね。

アメリカン・ビューティー

2000年5月1日

4月29日に公開されたばかりのアカデミー賞受賞作
『アメリカン・ビューティー』を観てきました。
アメリカ中流階級の家庭を描いた作品なのですが、
これってどの日本にもあてはまるんじゃないかな?
日本人は、国民全体的に、中流意識って強いですよね?
でも中流ってなんだろう?
そんなことを問い掛けてくるような作品でした。
先進国では、めぐまれた環境下で誕生した、中流意識というものが、
ある種社会全体の足かせみたいになってるのかもしれませんね。
不自由ない生活を手に入れることは、
逆に言えば、自由を捨てているのかもしれません。

スペーストラベラーズ

2000年4月18日

今日は、有楽町に今年8本目となる映画を見に行きました。
金城武主演の『スペーストラベラーズ』です。
監督は、『踊る大走査線』の本広監督。
この作品文句なしに、面白いです。
文字通り、笑いあり、涙ありって感じです。
すっかり“スペトラ”ファンになってしまいました。

映画観賞日記/レンタルビデオ篇