半年前に開店した居酒屋です。ゆきえさんというおばさんがやってます。 ゆきえさんは不思議な人で、ビールを1杯飲むだけで天井の電気が回っちゃうと言うくせにお酒には大変詳しく、料理も上手です。店には、新潟の幻の酒「鶴の友」が、ウイスキーでは「グレンフィディック」が置いてあります。 靴を脱いで板の間に座布団を敷いて座って飲む形式ですから足のくさい人は行かないでくださいね。ぜんぜん宣伝してないから空いてます。私もほんとは教えたくないけど、ある程度お客さんがいないとつぶれちゃうからやむを得ず公開。 ほかにだれもお客さんがいない夜、ゆきえさんと二人でお話ししているとゆっくり時間が過ぎて行きます。ほんとはどういう人なんだろうか・・・根ほり葉ほり聞きたいのですが、「うまいマグロが今日届いたからお出ししましょうか?」とか「牛筋と大根がたけましたよ」なんて奥からもってきてくれると、このまま気持ちよく飲ませていただきましょうか、なんて妙に物わかりの良い紳士になっちまって、背筋がぴっと伸びます。 |
アジクラズ・ダイニング(尾島町)
河田肉店(太田市)
開店は午前11時だが、開店前に行列ができている。非常にわかりにくいところに店があるので初めての人は迷うかもしれない。
席に座ってしばらく待っていると、おばさんがあったかいつゆを持ってくる。つゆの数はできたうどんの数だけ。揚げ玉が浮かんでいる。つゆが配られた人は、次にうどんがくるが、つゆがこない人は、次のうどんができるまで、さらに待たなければならない。
さて、うどんの登場だ。場末の食堂でカレーライスを頼むと、たしかこんな皿で出てきたなあ、と懐かしくなるような白い皿。うどんはあくまでも無造作に盛ってある。これで金を取っていいのか?盛りつけに工夫はないのか?などと、贅沢を言ってはいけない。ここは有名な大黒屋である。
つゆが来て、うどんが来たらこんどは別のおばさんが「天ぷら入れますか?」とテーブルごとに聞きながら、ざるに入れた天ぷらを持ってくる。「ゴボウとにんじん」とか「かきあげとゴボウ」など、みんなそれぞれお好みを、うどんの横にのせてもらう。1個50円だ。
さて、かんじんの味であるが、これはうまい。コシがあり、太さが不揃いなのもよい。そして、つゆが絶品である。このつゆの製法はまったくの秘密であるらしいが、駅そばのつゆによく似ていると私は思う。このつゆとゴボウの天ぷらは相性がよい。
ベーカリーロード(伊勢崎市)のパン
近所に、洒落た大きなパン屋は何軒もあるが、ここのパンはうまい。しかし、ちょっと凝りすぎなところがある。わたしゃ、ふつうの、あんパン・ジャムパン・クリームパンが欲しいのだが、ジャムパン・クリームパンはない。かわりに、あん・マーガリンの付け合わせ食パンがある。
大和屋の焼きそば
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太田市の大和屋。どら焼きと焼きそばが有名である。 なんの変哲もない店だが、こういう店に限ってうまいことになっている。 店の中では、できたてのどら焼きが湯気を立てていて扇風機の風で冷やされていた。隣の席では姉妹かと思 うような親子連れが焼きそばを食べていて、「おばさん、やっぱり、ここのがいちばんおいしい!おみやげに1人前作って!夜食に食べるから・・・」 こんな会話を聞いちまって、食べる前から「うまい」 という先入観が完璧にできあがった。 大盛りで400円。これだけあれば5時間は戦える。さらに1本80円の団子を食べると、あと30分はなんとかなる。 写真で見るとおり、キャベツ・麺・青のりだけで、できあがっている。紅ショウガはどうした? 牛丼に紅ショウガ、焼きそばにも紅ショウガ。 なぜか太田の焼きそばには、紅ショウガがかかっていない。 |
出流町満願寺参道には手打ちそば屋が立ち並んでいるが、なかでも、この「いしやま」は多くのそば通をうならせる、うまいそば屋である。しかし私の家からは車で1時間半かかり、ちょっとしたドライブになってしまう。
途中の道は景色も良く、滝もあり、お寺もありだから、ドライブにはもってこい。1時間半かけてわざわざ行ったのだから、まずいはずはなかろうと思って、よけい貴重に感じる。
赤城山ふもとのそば屋と同様、五合・一升で注文する。ちょっとした大食いなら五合は軽い。マイタケなどのてんぷらもある。今回はデジカメの電池切れで撮影ができなかった。残念!
前橋市の東苑は、夜は居酒屋、昼は定食屋となる。行ったのは昼間だから、近所のサラリーマンが焼き魚定食を食べていたが、ここは味噌ラーメンも人気メニューである。
実はこの店、そのむかし、サッポロ一番みそラーメンの開発部隊が幾度となく通い、味の研究をしたところなのである。というわけでスープは、カロリーがどうのこうの言わず、全部飲むべし。
スープが最後の一口となったとき、あの即席ラーメンの風味が記憶の底からわき上がり、サンヨー食品はうまく盗んだもんだと感心するだろう。