優勝するぞ!〜大型補強で大苦戦!?〜


A代表と五輪代表
2004年03月12日

現在、レッズが抱える日本代表選手は、A代表に坪井慶介・山田暢久・三都主アレサンドロ・都築龍太、五輪代表に田中達也・山瀬功治・鈴木啓太・田中マルクス闘莉王の計8人。代表の試合がある場合、彼らはチームを離れることになる。8人同時に招集される事はなさそうだが、一気に4人の選手が抜ける事は確かである。
今年もJリーグ開幕と共に『toto』もスタートする。それに伴い、マスメディアにおいてtoto予想や優勝チーム予想が展開されており、その中でも開幕戦の横浜FMvs浦和は昨年のJ王者vsナビスコ優勝チームの対戦ということもあり、大きく注目される一戦だ。だが、五輪代表4人が抜けるレッズの不利を語る予想が多く、横浜FM勝利の予想がほとんどだ。優勝チーム予想でも日本代表選手を8人抱える浦和の大苦戦を予想するものが多い。
果たして本当にそうなのだろうか?代表選手の穴は、残る選手で十分埋められると思う。ちょっと大胆に、代表選手がいない方が強いかも…なんてね。
レッズは大型補強を行った、これは事実だ。だが、昨年の引退・未契約選手の中で主力選手はゼリッチのみで、戦力ダウンとなる移籍等は行われていない。つまり、昨年の戦力を維持し、その上に新戦力が加わった。三都主と闘莉王を含む新戦力は、代表で抜ける選手の穴を埋めてくれるはずである。
ここだけの話で少し過激発言を。A代表で抜けて困るのは坪井、五輪代表は田中達と鈴木。あとは抜けてもそんなに戦力ダウンにならないでしょう。三都主も闘莉王も昨年はいなかったわけだし、山田の代わりは平川と三上の起用でカバーできる。岡野もいるので山田はいなくても(いや、いないほうが?)…。プレシーズンのvs甲府戦の都築は、日本代表とは思えないキック精度で、山岸と大して変わらないレベル。坪井・田中達・鈴木の3選手は代わりを探すのが難しい。特にエメとコンビを組む田中達の穴は大きいが、ここは岡野・三都主に期待したい。あと永井も。
三都主と闘莉王は超攻撃的選手である。これがチームにどのくらい影響するのか楽しみである反面、心配も大きい。三都主の上がりすぎでエメ&田中達のスペースを消してしまうのではないか、闘莉王の上がった部分をカバーしきれないのではないか。ところで闘莉王ってこんなに攻撃的だったっけ?広島時代の闘莉王は実にいいポジショニングで、守備が良かった印象があるんだけど、水戸で何か変わったのかな?
チーム戦力を見ると欧州のような“ターンオーバー”の選手起用できるメンバーが揃っている。A代表、五輪代表それぞれがお互いに抜ける穴をカバーできる選手なので、他の代表選手を抱えるチームに比べてレッズは強いはず。全員揃えばかなり強いチームになる。ほとんどの選手は昨年と変わらぬ選手だから、問題視される代表選手との連係云々はそんなに気にすることはないだろう。問題があるとすれば、守備の要・ニキフォロフが膝の手術で離脱中。

今年のレッズは優勝へ向け、大型補強を行った。優勝するために…

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