朝目覚めてシャワーを浴びて帰る用意をしてたらエンリコ君が、予定を変更したいといってきた
どこかの島にドライブする予定だったらしいがＬＩＺＡさんとチェルシーちゃんが疲れてるようなので
まっすぐ帰りたいらしい。私は構わないので　ＯＫと言う
その代わりバリパパンのパサールに連れて行ってくれるらしい。
そして夜はカラオケらしい。・・・・・・エンリコ夫妻のオンステージがあるなあ
久しぶりの美声が聞ける。

ホテルの朝食はバイキングのようだが、オーダーを受けてその場で作ってくれる。
時間はかかるが出来たてはとてもおいしい。
スクランブルエッグとサラダ（温野菜）、ビーフシチューとトースト、コーヒーだった

ホテルを出発
昨日の夜と違い　車は少ない（バイク）
カセットは昨日からアンディウイリアムスのみである。
オートリバースだが片面しか使えないので頻繁に入れなおす
新しいデッキがほしいが高いので買えないと言ってた

私はＣＤデッキを調達してあげようと思ってる。
元々彼らは音楽一家なので音にはうるさいが、なにせインドネシア
ものがない。あっても日本のような製品は簡単には手に入らない
そして娯楽品は異様に高い。日本の価格と同じだが給与ベースが
かなり低いので簡単には買えない。

帰る途中　驚くことがあった。
とある町に差し掛かったとき車の前に大勢の人が車を囲むように出てきた。
なんだ！なんだ！とびっくりしてたら　ビニール袋を広げ窓をたたく！！
車の周りで　金をくれー　攻撃である。
たまげました。　走っている車に向かってくるように！
クーラー入れてたので窓は閉めていたのでよかったが、開けていたらもっと　たまげたでしょうね。
でも良く見ると袋に半分も入っている人もいるのです。
私はエンリコに　「彼らはリッチだね」というとエンリコ君は笑った。
そして　自分は彼らが嫌いだと言った。　　働くことをしらない連中だからと。
私でも　見るからに違う人たちと分かる
それがあってから車のスピードが上がった。

エンリコ君がエスちゃん（ベビーシッター）を物貰いさせるよりも仕事を与えたほうがいいと言ったのが
分かる気がした。
最初は学校に行ける年なのに何故と？思ったがこの国ではそれが正しいことなんですね。
階級差が改めて分かる。

でもね　女の人も結構いたのです。　　それがきれいな人がたくさんいるのですよ。
カリマンタンに来てから思っていたのですが、きれいな人が多いのです。
カリマンタンはインド系、中国系、中東系、などたくさんの人が集まってるらしい。
正直　見惚れるくらいの人はたくさんいましたよ。

バリパパンのパサール（市場）にて。
貴金属専門の店が多く、アクセサリーの市場です
ここでみんなのお土産を買おうと思っていたら、ＬＩＺＡさんと
エンリコ君が　みんなに！と言ってプレゼントしてくれた。
しかも二人が別々に！
うちの家族やＪＩＣＡフレンド軍団にまで。
結構高かったですよ！
断ったのですが　インドネシアまで来てくれたし　今までお世話になってるからお返しです　と言ってくれたのでいただいた。

しかし値切りの真髄を見せてもらった。
すげ〜　ＬＩＺＡさんの値切り方。
あっという間に半額以下になったようだ。
インドネシア語ではなくどこかの現地語で捲し立てて、店員に
有無も言わさずに、お金を置いて　これでがまんしなさい！
と言う感じであった。
店員はオロオロするだけで話が決まった。
へぇ〜　ではなく私は本当にあっけにとられたような感じだ。

彼に聞くと　ＬＩＺＡさんは５カ国（現地語）話せるようなことを
言っていた。
エンリコ君が小さく見えたのはこのときであった。

私がそのまま買っていたらかなりボラれていただろう。

ここでも日本人の威力は凄い。
ＬＩＺＡさんの知ってる店の人に　　私のことを言ってるようだ。
ジパンという言葉がよく出るから。
ジパンはジャパンのことである。
日本からうちの亭主を訪ねて来てくれてる。というような話を
してるようだった。
店の人が私を見て　ほー日本からねえ！という目である。
市場に入るときもみんなの視線！！
もう慣れたので　スターになった気分！
と言いたいがみんなの目がスターを見る目とは違うので
やはり気にはなる。
おまけにここでも　子供たちがマトワリついてお金ちょうだい
攻撃である。
笑顔を見せないでＮＯとはっきり言うとみんな帰る。
まいったなあ　という顔してたら脈があると思われるので
要注意である

買い物終了後ランチタイム。
マタハリデパートに行きケンタッキーフライドチキンを食べる。
バリパパンはマクドナルドもあるしモールもあるし都会です。
ケンタッキーのセットがおもしろい。
おにぎりとチキンのセットやライスにチキンとカレーをかけたのがある。
でもみんな辛い。　それに辛いスパイスを付ける。
汗が吹き出ます。　ＬＩＺＡさんは自分で　ポテトが好きだから
こんな体になってしまった。と冗談を言ったので、そんなことないよと
言ったが、Ｙｅｓ！とか言ったら殺されてたかもしれない

マタハリデパートは井筒屋を小さくしたような感じ。
品揃えは充実しているし値段も安い。
（日本人からしたら）
なんでもあるので日本から持ってきたお土産が恥ずかしい。
家電はほとんど中国製、　日本製はみんなが触れないところに
置いてある。　かなり高いらしい。
でもＴＶ，コンポとか大型家電には値段が無い
そのかわりローンの金額、２４回なら月いくら　とか。
その計算表しかない　店員に現金価格聞いたら知らないと言われた。エンリコ君が　現金で買える人いないよ　と言った。
パソコンなどは日本で一昔前のが８万円とか１２万円くらいで
売られてる。平均月収が１万円くらいだからなかなか買えないというのが分かるなあ。
エンリコ君が日本に来たときにパソコンは年収分くらい高いと
言ってたのが分かった。

ついにやってきた恐怖の時間。
ああ〜　ついに決断のときが・・・・・・・・！！
そうなんです　あのインドネシアスタイルを実践するときが！
結構我慢してたのでバリまで持つかなあ　と内心　心配でしたが。
どーも少し緩い感じがしてまして、おなかは壊してないが辛いのを結構食べたし。

そんなことよりも　どーするかを考えないといけない。
とりあえず彼らが昼寝タイムになるまで絶対に我慢するといことにして。
タバコを吸いながら対策を練った。
先に小に行く振りして下見を実行。
案の定　蚊がたくさんいる。　小でもかなりの攻撃を受けるので。
それにごみ入れとかないし、水をかける方式なので周りはびしょぬれ状態。
物を置くところはないし・・・・・・・。
以上を踏まえて対策を考える。

まず　蚊取り線香を折って一度に燃やし煙幕攻撃
　　　　殺虫剤をふりまく
これで蚊対策は大丈夫　エンリコ君たちに気づかれないようにすばやく行う。
しかし準備作業をエスちゃんに見られた。
そんなことを気にしないで実行する。その間に入る準備をする
とりあえずティシュペーパーとゴミ袋、石鹸、タオルを用意する。
再びタバコを吸いながらイメージトレーニング。
座った状態でどうやって水を掛けるのか？
水浴びのようにしても肝心なところは洗えない。
先に流すものを流し・・・・・・ここまではいいがその後は？
手は先に洗わないといけないが座ったままで洗えない。
和式に似た形で底が浅い、洋式に似てればまだいいのだが完全に和式。

そうしてる間にだんだん限界時間が！
慌てて用意して　いざ出陣！
トイレに行くのにたいへんな装備に思えたがそんなこと気にしてたらできない。
トイレに入り蚊取り線香の煙の中でびっくりした。
まだ　ピンピンして飛び回ってる。！
やはり地元の蚊取り線香でないと効果があまりないようだ。
しまった！殺虫剤忘れた。　これでは計画通り行かない。
やむを得ず　短時間で済ますには・・・・・・・・。
左手の法則を使うしかない、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
無我夢中というのはこのことでしょう。
あたり一面水だらけ。頭の中真っ白で一生懸命手を洗う私の姿。
何回手を洗ったか分からないくらい。
ついにインドネシア人になった気分で出た。

少し放心状態で　またタバコを吸う。
ありゃ　！　　右手でタバコ持っている。　　　ご存知私は左利き
人間の本能は凄い。　左手を使用しないのがこの時はっきり分かった。
人生・・・年。　　世界が変わったように感じるくらいの衝撃であった。

ついにやってもうた！

夜になり食事に町に出る。
彼たちの行きつけのワルンに。
私はミーゴレンとアボガドジュース　　結構いけるのです。
アボガドジュースがとてもおいしい。
不思議なものです。自然と左手は使わないで右手が勝手に動く感じである
でも・・・・。
彼らはチキンバーベキューを両手でつまんで食べている。
どうなってんの！！

そしてカラオケへ
まるで日本のカラオケと同じような造りである。
システムも！
機械は日本製　　違うのはリモコンでなくキーボードから。
パソコンの画面から検索。

凄い
うまい！！
エンリコ君のは聞いたことあるがＬＩＺＡさんの声
半端ではなく　とてもうまい。
タイタニックのテーマなんか本物のようである
エンリコ夫妻のオンステージ
さすがインドネシアでグランプリを２度取っただけある
ＬＩＺＡさんは大学時代モデルをしていて歌の道にも少し入ったことが
あるとのこと。
写真を見せてもらったがＬＩＺＡ５人姉妹みんなきれいでスタイルがいい
今はポテトの食べすぎと言ってるが・・・。
エンリコよりも確かにうまい。
彼を知っているＪＩＣＡ軍団の方　彼よりもうまいというのはどのくらいの
レベルかわかるでしょう！

しかし　英語。インドネシア語。バリ語。日本語の４カ国のカラオケ
楽しかったです。

客層を見ていたらカラオケはリッチな人の場と言うのが分かりますね。
いかにもお金持ちと言う人ばかり。
確かに料金は高い　１時間あたり日本の金額より高いです
店の前には女の子が集まっている。
誘ってくれるのを待っているようだ。
出てきた我々を羨ましそうに見ているのが感じれた。