カリマンタン2日目
暑いので朝5時に目が覚める
ダラダラしてたら家の周りを掃除してる音がしたので
出てみたらベビーシッターのエスちゃんが掃除してた
朝早くから関心である
玄関先で一服してたら恥ずかしそうに挨拶してくれた
14才とエンリコ君に聞いた
実は昨日エンリコ君に 住み込みで働いていると聞いたので学校は行かせないでもいいのかい?と
聞いたら明日分かると言われた
今日はLIZAさんの誕生日
エンリコ君は何か考えてるらしい。
LIZAさんが「ホタル、ホタル」と言っていたのでホタルを見れるところがあるのだろうと思った
サマリンダという所に行くと言ってきた
「イシイサン ホタル OK?」というので「OK レッツゴー」と返事した
一泊二日でサマリンダにホタルを見に行く ?
どんなとこだろう キャンプかなあ バンガローかなあ

トイレは同じなのかなあ  と色々なことを想像していた
ウルルンじゃないだろうなあ
エンリコの新しい車  日本製イスズだったので
ビックホーンのようだが輸出仕様なので
少し違う 名前も
エンリコくんちのリビング
正面TVの下に私たち日本の友人が送ったプレゼントが
飾ってあった
インドネシアの家はほとんど白のタイル張りです
冷たくてきもちいいです 右端に私が作ったパソコンが
あり彼は他の機材も揃えていた
エンリコ君とチェルシーちゃんです
ピアス、指輪、などのアクセサリーはいつも着けている
インドネシアの女性 特に階級が上の人は日焼け防止に
気を使っている
バリでもそうだった 暑いのに長袖の服きている人がおおいのです

サマリンダへ出発!
エンリコ君の運転はとても丁寧でした
エンリコ君の住んでいる地域はバリパパンの中でも高級地で、
スーパー、デパート、モールなどが点在します
建物の形は お城をイメージしたのが多く 外見からとても
判断できないくらいきれいです
日本のきれいで大きな建物はパチンコ屋さんですが
こちらではショッピングモールです
macやケンタッキーもあります

バリパパンは国営の石油基地があり大きな町で道路も広く
きれいでバリとは比較にならないくらい きれいに開発されて
います
小倉や黒崎のような感じにちかいです
着いたのが夜でしたので分かりませんでしたが、初めてインドネシアのきれいな町を見ました
と思ったのは束の間  20分も走るとスラム街 風景が急変します
子供も大人も家の前で通りすぎる我々をじっと見つめてるのが分かるので目を合わさないようにしました
渋滞や信号待ち(階級が上の人はマナーがきちんとしてますのでルールを守ります)のときは
必ず新聞売りが来ます エンリコは言います「いつのかわからないよ」
古い新聞を売るときもあるそうです
いろんな家とか写真に撮りたかったがじーっと見られると撮れなかったですね
スラムを抜けるとこのような道が続きます
所々にちいさな屋台を見かけます
ビンに詰めた何かを売っています
ガソリンです  1本20円くらいらしい
しかし混ぜ物です  ガソリンスタンドがほとんどないので
こういう屋台がたくさんあります
バイクが多いので1本販売です
販売の免許などいりません インドネシアですから。
車、バイクが多いのに臭いが違うのは混ぜ物を使用してるからです

インドネシアのバスです
普通の1BOXカーですが ここではこのタイプのミニバスが主流です
おもしろいのは出発時間などありません 人が集まれば出ます
それまでみんなバスの周りで待ちます
クーラーついてないのに10人くらい乗っています
サウナ状態でしょうね

後ろのポリタンクは 町にガソリンを買いに行き それを混ぜて売るのです
途中にあった町です
たくさん荷物や野菜、果物をつんだバイクが走っています
3メーターくらいの竹竿を持って走ってる人もいますが周りの迷惑なんか考えてませんので人に当たってもしらんぷりです

しかし私の目の前にある風景は本当にTVを見ているような感じでした
一番強烈だったのは この道路の真ん中に何十人と人が座っているのです
そして走る車を停めて お金をねだるのです
窓をドンドンたたいたり ただ手を差し出す人  マネーマネーという人
日本の場合 情けを求めるという感じですが ここは違う
お金を持っている人は持っていない人に出すのが当然  という感じです
これは宗教上の解釈もあると聞きました
私には始めての経験でしたので印象深いシーンでした
小さな子から大人までいましたが やはり指定席やテリトリーがあるようで
もめてる人もいます
エンリコ君は毅然として やってはいけないと言います
バリでも言われましたが やると、ただでお金をもらえるということが分かり
仕事をしない人が増えるからと。
手を出せばお金もらえるので手を出すのが仕事と思うそうです

ここでエンリコ君は言いました
昨日エスちゃん(ベビーシッター)のことを言ったのはこれだったのです
彼女の両親は亡くなったらしく、それで自分たちは彼女に仕事を与えてるのだと。
もしもそうしなかったら彼女はあの連中と同じ事をしないといけないからと。
私はそこで初めてエンリコ君の考えてることが分かった
学校に行くとかよりも生きていく事が大変なところだから 寝るところがあり
食べることもできる 給料ももらえる
エスちゃんにしたら とてもいい環境にいるんだなあと思った

実は出発する前に彼女にお小遣いをあげた
4万Rp 日本円で500円弱
彼女は持っていた掃除道具を落とすくらいの驚きようだった
何回も断ってきたが無理やりポケットに入れた

車の中でLIZAさんがそのことを言ってきた
どういうことなんだ?という感じである
私は日本の伝統的な習慣。スタイルだから気にしないで受け取ってくれと。日本では家族でドライブとか遊びに行くときは おじさんが子供たちに
お小遣いをあげるという習慣があると。
子供たちにその日に楽しんでもらいたいからと。
今日は日本と同じ習慣でしただけだから気にしないで。と言ったら
納得してくれて 「テリマカシ・・・アリガトウゴザイマス」と言われたので
理解してくれたのだろうと思った

日本のスタイル! これは使えると思った!
しかし上記のことを英語で説明するのは大変だった
電子辞書で単語を拾い捲って見せたり 話したり。
しゃべれないつらさ! が1日経つと何とか分かり合えるみたい
初日はお互いに笑うだけで言葉が通じないし分からなかったが
だんだん言っている意味が分かるようになる
LIZAのかけてるサングラス、エンリコ君のもそうだが。
眩しいのでかけたらと言って2個渡したら インドネシア語で二人で
なんか話してる。エンリコ君が どうしたんだ?と聞いてきたので
日本から持ってきたと言うと彼女は「Oh−」と言ってずっとかけていた。
メイドインJAPANの威力はすごい
これはわざと横にしてます
自分の写真を載せるのは初めてなもので!
ここは有名な所らしい
国定公園で スカルノの丘と言うところ・・・・・BUKIT(丘)

ここでトラブル!
何かと言うと  LIZAさんがここで写真を撮ろうと言ったので
私は有名な所と知らず 気にしないで先に行っていいよと言うと
機嫌が悪くなった
エンリコ君にインドネシア語で何か言ってるので 様子が変だと
感じた
エンリコ君が車を止めて 「イシイサン 写真撮ります」と英語で
言ってきたので素直に OKと返事した


後で分かったのだが ここは二人の記念の場所だったらしい
家に戻ったときにアルバム見せてもらったとき 家族や二人の写真が
たくさん ここで撮ったのがあった
そんなこととは知らず悪いことした
これからは言葉が分からないので何でも OKと言おうと思った
思い出を作らせてくれようとしてるので変なことはないはずである。

アルバムを見た後に彼女に素直に 「知らなかったので ごめんね」
と謝ったらLIZAさんは「あなたは知らないので問題ない」と言ってくれたのでした
サマリンダに着く前に小さな町がありました
200mくらいの間に小さな店がたくさん並んでいて 人がたくさんいました
よく見るとGOLDの看板がたくさん出てる
エンリコ君に聞くと金専門の店らしい
インドネシアの通貨は変動が激しいので貯金をしない人が多く 金に変えて持っておくそうです
私も少し買おうかなというと 外国人は騙されるからやめたほうがいいと言った
そういえば現地の人しか見ない店ばかりである
それに日本人から見れば大丈夫かなと疑いたくなる店ばかりである
みんなのお土産を買うなら明日バリパパンの貴金属専門のバサールに
連れて行ってくれると言った
サマリンダ到着
お昼ごはんはエンリコ君の知っている店へ
サマリンダはやや都会のように見えるが雑踏の町のような感じです
料理の下に水の入った器がついてくる
なんだろうと思ったら手で食べるので指洗いようの容器だそうだ。
チキンスープを頼んだ
味はラーメンそのもの 麺の変わりにはるさめが入ってるだけで
ラーメンと代わらないのでとてもおいしかった
店に入ると女主人が私のことをエンリコ君に聞いていた
日本人は初めてこの店に来たらしく、みんなから珍しそうに見られた
気を利かしてくれスプーンをくれた
エンリコ君はなんか周りの人に、日本人の友人だよと得意げにしていた


しかしその後店の中に人が入ってきて私の肩をたたくではないか!
こんなとこに知り合いはいないぞと思い振り向くと すかさず お金ちょうだいコール!
こんなとこにまで来るなよと 「NO」とはっきり言ってやった
が しつこい 服をひっぱったりするし。私は手であっちいけの仕草をするとブツブツ言いながら出て行った
エンリコ君は ごめんと私に謝ったが、問題ないと言ってガツガツ食べた。
しかし どこかで我々の姿を見ていたんだろうな。
不気味な町であった
注意事項

日本を出るときにみんなから言われました。左手に注意! ここでも左手は不浄の手なので注意すること!と
やってしまいました。
あれほど注意していたのですが!
実は車の中での事
ドライブ中 みんなが喉が渇いたのでコーラがほしいと。ちょうど私の横にあったので取って渡そうとしたら
エスちゃんが「きゃっ!」と言い目が点になってました。LIZAさんも驚いていた。
私は何か分からなかったがエンリコ君が「イシイサン ハンド!」と言うので何だと思ったら左手にコーラを
握っていた。持ち直してもだめらしく新しいのを右手で渡した。
つい うっかりでした。 ここで勉強になりました。左手の法則!

まだ実際に大をインドネシアンスタイルでしてなかったので完全に忘れてたが
本当にしていたら左手で渡さなかっただろう
いつ左手で拭く運命がくるのだろうか
サマリンダの町を1周してホテルに入った。  ホーテル ホテル? 正真正銘 きれいなホテル!!
やった!
今日は安心してトイレに行ける。 バンガローだったらまちがいなく左手の法則を使わないといけなかっただろう。
エンリコ君は奮発したなあ 今日はLIZAさんの誕生日だし。
部屋に入りトイレチェック  洋式の便器確認!思わずにんまりしました。
インドネシアの人は午後はお昼寝タイムらしい 運転の疲れもあるだろうと彼を先にシャワーを浴びさせ寝てもらう。
私はその後にゆっくりトイレとシャワー。
明日の分までがんばろーとトイレに入る。  出ようと思ったら流すレバーないしペーパーもない ペーパー確認するの忘れてた。
回りを見ると横に小さなシャワーのようなホースがある。手動のウォシュレットだった。
手を使わない代わりにこれでじょわーっとするのだな。
しかしどっちからするか分からないので やはり前からだろうと思い実行!
流しながらふと思った。便器が結構小さいので太った人だとホースでも困るのでは?
ホースの入れ方を考えつつシャワーを浴びた
夕方になり散歩しようとみんなできれいなスーパーに入った
これが楽しい 日本の製品に似たのもあるし 見たこと無い製品も、食品もある
お土産にフルーツ石鹸を買った それとお菓子。
彼らも買ったのでまとめて私が払おうとしたら エンリコ君が ここはインドネシア インドネシアでの分はインドネシア人が払うと
言ってきたが隙を見て私が払ったら LIZAさんが何かエンリコ君に怒っていた。
やっぱり余計なことしたようだった。
週末なのですごいバイクの数!
中国とかで自転車やバイクが多いのをTVで見るが あれと同じ
暴走族ではなく家にいても暑いので、ただ町を流して走るだけらしいが
これがすごい数なのだ。
イスラム系の女性も民族衣装まとったまま乗ってるし、家族5人しがみついてバイクに乗ってる。
おもしろいのは道端に出てる夜店、ヘルメット屋さんがある。
工事用のプラスチックのヘルメットにペイントしたのを売っている。
こけたら一発でだめになるが、ヘルメットならなんでも構わないというところがインドネシア。
サマリンダはヒンズーとイスラムが入り乱れてるのでバリパパンと
全く違った雰囲気である。
車の中でエンリコ夫妻の歌を聞いた。
さすがにインドネシアで2回優勝しただけある。
久しぶりの彼の歌声である
chieさん、michikoさんごめんね 独占してます
カリマンタンには金鉱があるので貴金属を扱う店が
多いらしいが日本人が買えばまちがいなく騙される
と言っていた

さあ ホタル見物の前の腹ごしらえ
今夜はシーフード専門のワルンらしい
が なぜかチキンはあるらしい。

私はここでも人気者 みんなの視線を浴びる。
もう慣れてしまったので平気である
ミーゴレンを頼んだが ここのミーゴレンは今までと違い
スパゲティそっくり 味は辛いが見た目はスパゲティ
エビとイカのチャンプルーが絶品
ここでもガツガツたべました
飲み物はコーラオンリー
安心して飲めるから。 おかげでエンリコ君は私がコーラ好きと
思い何も言わないでもコーラを注文してくれるようになった。
本当はインドネシアの氷と水がヤバイだけなのだが。

しかし食べ物は本当においしい
同じ名前でも味も見た目も違うのがいい。
日本だと うどん、ラーメンみたいに所変わっても見た目はそんなに変わらない。
インドネシアは店によって違う、 けど結構いけるのです。

ワルンの看板
絵がなんとなくリアルです
晩御飯食べた後LIZAさんらはホテルへ
私とエンリコ君は夜店に行こうと散歩に出たが町の雰囲気が全然違う
夜のサマリンダはヤバそう
回りから ジャパン ジャパンと聞こえてくる
エンリコ君がホテルに戻ったほうがいいですね と言い出したので
即答 OKと言いホテルに戻る
エンリコ曰く  サマリンダはバリパパンに比べ犯罪が多いらしい
それも外人がらみ 
ホテルに戻り ところでホタル見物はどうなってるの?と聞いたら
彼は 「What?」  ホタル? と言い出した
電子辞書を出して 蛍を英訳に!
ここにそんなものはいないと言った。
私はLIZAさんがホタルと言っていたぞ と言うと。
エンリコ君が首をひねった。
そのとき私は気がついた!
ホタル
ホテル!!

なんと私の聞き間違いである。
LIZAさんはサマリンダのホテルに行くよ と言っていたのである。
私はサマリンダにホタルを見に行くと聞き間違えたのである。
エンリコ君は意味が分かって笑った。
恥ずかしい次第である。
自分でも情けなくなった こんな簡単な英語の発音が分からないなんて!
しかし寝るまでの時間 彼と色々話した。
英語で!!なんか通じるのですよ。
やはり長くいっしょにいると相手の発音が分かってくるのですね
ブータンのドルジさんやエチオピアのビナルフさんたちも発音が違うので
分からなかったが最後は私のカタコトの英語でも理解してもらえたし
彼らの言っていることがわかるようになったから。

エンリコ君の夢は チェルシーちゃんが大きくなったら日本の大学に行かせるのが彼の夢で、そのときチャンスがあれば自分も日本でいろいろ勉強したいと
言っていた。 私に「日本のおじさんになってもらえるか」と言われたので
「オフコース」と返事した。 チェルシーさんが日本に来るときは私が面倒みてやると言った。 しかしその前に私はあなたがた家族を日本に呼んで
エンリコ君の行きたがっていた京都に連れて行く。といったら
彼は感動してくれた。
日本から持ってきたCDをウオークマンで聞かせると結構知っていて
山下達郎のCDを気に入ったようだったので ウオークマンごとあげた。
彼は音楽に詳しいし音にうるさい が、このプレーヤーはすごくいい音だと
離さなかったのでプレゼントしたら、そんな高いものはいらないと言われたが
実はこれはディスカウントショップで¥2000だったから気にしなくていいよ
と 言うと 日本は本当に素晴らしい国だと言われた
実際 トライアルで¥1980のCDプレーヤーである
サンヨーの子会社だからメイドインジャパンである
彼がホテルのタオルに巻いて丁寧にバックに直したのが印象的であった
インドネシアはカセットが主流で CDコンポをみんなほしがっている。
バリでも同じだった。
SONY、HONDA、パナソニック、トヨタのブランドはNO1で高い。
とにかくメイドインJAPANは必須のアイテムなのです。

カリマンタンの2日目は無事終了!
ただカリマンタンに来て思うように写真が撮れなかった
それは撮ったり、カメラ向けると マネー! マネー!と・・・・・・。