半導体量子ドット内でのエネルギー準位は離散的になる。このエネルギー準位間が大きくなることによって、準位間を移動するのにキャリアーがどの程度の時間を要するかを明らかにしようというのが本研究の目的である。基本的方針は準位間の電子の存在確率は量子ドットの発光スペクトルから得られ、その結果を推定される緩和時間での準位間を移動する緩和レートを詳細平衡の原理から求めて、各エネルギー準位のレート方程式を立ててシュミレーションを行った。また、スペクトル・ホールバーニングからの緩和時間の推定方法の可能性を考察した。
を行っています。
修士学位論文は「量子ドットレーザーのスペクトル的なホールバーニングの理論的な研究」でした。