トマト


栽培の環境

育成適温は23〜30度Cで、30度以上の高温になったり、日照不足、寒気にあうと着花(果)が悪くなります。根は深くのびるので、日当たりのよい場所で耕土の深い肥沃地をえらびます。

品種

たくさんの品種がありますが、最近はほとんど一代交配種の種子や苗が市販されています。.大果赤実種のほまれ114、豊将、豊竜、豊福、強力米寿2号、ときめき2号などが家庭菜園向きです。

畑の準備

植えつけ二週間前に苦土石灰を一平米当たり150〜200㌘を全面に施し、よくまぜながら深く掘りおこします。その一週間後にうね幅60〜75㌢、株間50㌢にとり、うねの中央に深く溝切りまたは30㌢の穴を掘り、元肥をたっぷり入れてうねづくりします。

苗のうえつけ

畑に種子を直まきして育てるのもよいが、本数が少ない家庭菜園では、晩霜の心配がなくなった五月に市販苗を入手して、植えつけるのが便利です。
 苗は節間がつまったものを選びます。やや寒さの残る四月から市販されるので、すぐに畑に植えるよりも、いったん少し大きめな鉢に植え広げ、日だまりの軒下で二週間ほど養生させて畑に植えつけるほうが、その後の育成がよくなります。
 トマトの花芽は同じ方向につく性質があるので、支柱の外側に花芽がでるように植えつけます。

支柱

長さ二㍍の支柱を苗のそばに立て、隣のうねの支柱と合掌させ、高さ1、5㍍ぐらいにします。
 茎がのびるにしたがって、主枝を一本だけのばし、ラップバンドやヒモで、8の字にゆるめに結びます。

わき芽かき・摘芯

茎がのびるにしたがってわき芽がでてきます。おおきくなるとかきにくいので、早めに手でかきとります。

追肥と土寄せ

植えつけ後活着したときと第一花房が肥大はじめた頃に、化成肥料と一株当たり二握り施し株元に土寄せして、その後一ヶ月に一回施します。

ホルモン処理

低温や曇天が続いたり、暑すぎると花落ちしやすいので、一、ニ花咲いた頃に着花ホルモンをふきつけると実つきがよくなります。

収穫

実が赤くなったものから、実を上に持ち上げるようにすると、簡単にとれます。


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