渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校


学校説明会 2002年12月15日

平日の説明会に行って、生徒のようすをみたいと思いつつ、スケジュールの都合で渋谷教育学園渋谷を訪問するのは、またまた日曜日になってしまいました(^^;

ことしは渋谷女子から渋谷教育学園渋谷に変わってからの初の卒業生が出た年です。その大学合格実績を見ると、東大1名、早稲田13名、慶應13名、上智10名ほかとなっています。

この結果を同じぐらいの偏差値の他校、たとえば白百合や晃華、光塩などの女子校と比較すると、大学進学指導が売り物のひとつである学校としては、率直に言ってずいぶん見劣りする結果だと思われるかたも多いのではないでしょうか。

ですが、6年前の渋渋の四谷大塚の偏差値が、2月1日の1回目入試で男子49・女子51しかなかったことを考え合わせると、まずまずの結果と言えるとも思えます。

きょうの説明会は、この大学合格実績についてどのようなご説明があるのかに、とても興味を持って出かけました。

階段をのぼって入り口のホールに入ると、去年よりももっと元気のいい声で中1の生徒たちが「こんにちは〜!」と迎えてくれました^.^ 説明会場の体育館に入ると、開始7〜8分前だというのに、まだ空席が目立ちます。

もしかして、去年よりも出席者が減っているのかな・・・? などと思ったのですが、開始時刻が近づくにつれて続々と出席者が詰めかけ、補助席だけでは足りずに、2階に当たる体育館のまわりの通路?まで埋まった超満員となりました(@@)

ぎりぎりになって出席者が急増したのは、渋谷という交通至便な場所にあるため、出席者のかたたちも郊外にある学校のように、時間に余裕を持って出かけるという必要がないためではないかと思います^.^

さて、こうして超満員となった説明会ですが、資料を見てみますと、渋渋の応募者数はやや減少ぎみであるようです。2月2日の第2回入試の始まった2000年からの、3年間の2科・4科合計の応募者数の推移を見てみますと・・・。

第1回(2/1) 548名→401名→383名

第2回(2/2) 637名→398名→381名

第3回(2/3) 770名→577名→470名

ずいぶん大幅に減少しています(@@) これはブームが落ち着いてきたことのほかに、すこしずつ2科受験できる機会を減らしていって、いまや2科目受験生にとっては2月1日しかチャンスがなくなってしまったこととも関係があるのかも知れません。

なにしろ、2科受験しかなかった1997年には、2月1日が870名、3日が941名も出願者を集めていたのですから・・・。そのころと比較すると、2002年の出願者は、この2日間については半分以下に減ってしまっていることになります(@@)

ただ、2002年には6日に定員23名の特別入試を新設し、ここに297名もの出願がありましたから、これを加えた出願者総数では前年を上回ったようです。

さて、大学合格実績といい、応募者減といい、すこうし前途の雲行きが怪しくなってきたと思えなくもない・・・という感じですが、きょうの説明会の超満員ぶりを見ていますと、だいじょうぶなのかな・・・という気もします。そういった面からも、きょうの説明会のお話の内容はどうなるのか、興味津々でした。

定刻になり、説明会はまず学校紹介のビデオの上映から始まりました。特に大学進学指導、英語教育、設備などについて強調された内容でした。

つづいて校長先生のお話がありました。昨年同様、ご自分の経歴をご紹介なさったのち、本校の特徴についてご説明なさいました。

まず本校のシラバスですが、「学習指導要領のようにはやっておりません」とのことでした。このことでおうちのかたは心配に思われるかも知れませんが、校長先生は今回の指導要領を作るお仕事にもかかわっておられたため、心配いらないそうです。「参考にはしますが、そのままではうちの生徒には合わない」とのことでした。

また、中高6年間を2年ずつA、B、Cブロックと分けられています。教育目標の第一は「自調自考」ということです。これは自ら調べ自ら考えるということで、学校のいろいろな行事の仕組みなど、この自調自考が生きるようになっているそうでした。

続いて副校長先生から、更にくわしいご説明がありました。本校では6学年合計で1,200名の生徒がいますが、男女の内訳は女子60パーセント、男子40パーセントだそうでした(@@) 去年はたしか女子55パーセントでしたから、女子の比率が増えたような・・・?

このことについては、あとで入試対策部の先生より「自然にまかせており、結果として6割になっている」とのご説明がありました。つまり募集に際して男女別の定員枠はないということだと思います。女子の方が共学志向が強いですから、自然と比率が高くなるようでした。

ちなみに、あとで校舎見学の時に気付いたのですが、見学者の児童の男女比は、10:1ぐらいの割合で女子の方が多かったように思いました。わたしは男子の通う学校はほんの数校しか訪問したことがないのですが、立教池袋や日大第二のおそろしく広大なグラウンドを見てしまうと、運動場がテニスコート1面分しかない渋渋は、ちょっと男子には物足りないのかなあ・・・とも思います。

その点女子の場合は、品川女子のようにグラウンドそのものがない学校もありますし、校庭についての抵抗感は少ないのかなと思います。

つづいて本校は3学期制を取っていること、土曜休みは第2、第4だけで、この体制はしばらく維持していくとのご説明がありました。また、転勤などがあっていったん退学し、また戻ってくる場合、試験なし、条件を一切求めずに復学が認められるそうです。これは転勤の多いお仕事のご家庭にはうれしい制度だと思います^.^

また、帰国子女の多い学校であるだけに、さまざまな配慮が取られています。まず、英語については帰国英語のクラスがあり、全員ネイティブの先生で、海外の教科書を使った授業がなされています。そのほか、図書室に英語の蔵書があったり、コンピューターのOSが英語も選べるようになっているそうです^.^

それから、いよいよ進路についてのご説明がありました。ここがいちばんお聞きしたかったところです。ですが、今回の卒業生は一期生なので浪人がなくぜんぶ現役の結果であること、2期生の推薦入試の結果がすでに出はじめており、上智・慶應・筑波が多いこと、などのご説明があっただけで、あっさりと終わってしまいました(@@)

うーん、大学進学指導が売りのひとつなのですから、ここはもう少しじっくりとお話をお聞きしたかったような気が・・・(^^;; 他校ではスクリーンにパソコンのグラフを映し出し、入学時の偏差値と大学合格実績との関連についてご説明なさったところもあったので、こういうご説明もあったほうがいいと思うのですが・・・。

考えてみれば、わずか1名とはいえ、入学時の偏差値が50ぐらいだったころの生徒を東大に合格させたのですから、たいしたことだと言えると思います。ですが、なかなかそこまでデータを勘案なさる保護者のかたはいらっしゃらないのではないかという気もしますし・・・。

さて、副校長先生の次は、入試対策部の先生より入試についてのご説明がありました。はじめに「入試まで今日を入れて48日となりましたが」とおっしゃった瞬間、会場に動揺があり、あちこちで受験生と保護者のかたが顔を見合わせてらっしゃいました(^^;; いよいよ入試が近づいて来たということを、みなさんあらためて実感されたのでしょうね。

入試対策の先生はそのあとユーモアも交えて、これから入試までの心構えなどについてお話になりましたが、これは受験生やご家族のかたたちに対してとても親切なことであると思いました^.^

「お母さんはかぜを引かせないように、力みすぎないように。笑顔でいてください。受験生はお父さんお母さん、まわりの人に感謝の気持ちをもってください。私立中を受けられることは当たり前のことではないのですから」

そして「お父さんは・・・。お母さんに従ってください」というくだりでは会場から笑いがわき起こりました(笑) 「お金のほうはしっかり用意してください。お父さんはかぜをひいてもいいですが、うつさないように」などというお話もおもしろく、会場の雰囲気がずいぶん和んだ感じでした^.^

続いて日能研から先週提供されたばかりというデータを元に、応募状況についてかなり具体的なお話がありました。2月2日の入試がかなり希望者増になっており、レベル的にも上がっているそうです。2月1日から3日までの3日間の合計では、昨年と比較して女子が15パーセント減で、逆に男子が15パーセント増となっているそうです。

男子の受験者が増えたのは、2003年の2月2日が日曜日の、いわゆる「ミニ・サンデーショック」で青山学院が3日に移動したためではないかとのことでした。ですが、3日の渋渋の応募者数は、青山の影響はそれほど受けていないそうです。

また、1日はちょっと狙い目になっているので、第一志望の方は外さないように・・・とのご説明もありました。このように最新のデータをもとに情報を提供するのは、とても親切なことで、どの日に受験するか迷ってらっしゃるかたにはとてもありがたいことなのではないでしょうか・・・?

つぎに出願についてのご説明がありました。2月2日、3日の試験については、いちおう前日の3時までとなっているものの、「誰かがいれば受け付ける」そうで、実際には午後8時ぐらいまでは大丈夫とのことでした。これもとても親切なことではないかと思います^.^

「突然受けたくなることもありますので。困ったら渋谷」というお話には、昨年同様、会場からは複雑な笑いがわき起こりました(笑)

つぎに、科目ごとの出題傾向について、4科目の先生がたによってくわしいご説明がありました。昨年までとくらべ、大きな変更はないようでした。

それからオープンスクール形式で自由に見て回っていいという校舎見学がありました。昨年同様中1の生徒たちがあちこちに立っており、「こんにちは!」と大きな声でごあいさつしてくれます^.^ ただ、フォローの先生があちこちに立ってらっしゃるとはいえ、やはり中1では荷が重い気もします(^^;; まだ1年と通っていないわけですし・・・。

また、前回訪問してからちょうど1年ほどですが、せっかくのきれいな校舎なのによごれがはっきりと増えている感じなのは残念なことでした(^^;; 廊下には手すりが取り付けられているのですが、特にその下のよごれがひどくなっています(^^;;

なぜこのよごれが付くのかは、説明会場となった体育館の補助いすのかたづけをしている生徒たちのようすを見ていてわかりました(^^;; 手持ちぶさたな女子の生徒が壁によりかかって「1月もあるの? これ」などと雑談していたのですが、背中を壁によりかからせ、両手で手すりを持って、片足を折り曲げて立っています。その足のスニーカーの靴底がべったりと壁に・・・(^^;;

たしかに手すりをもって壁によりかかると、片足はそういう姿勢になりがちです。きれいな校舎も売りのひとつですから、もったいないなあ・・・と思いました。この部分だけでもラミネートシール?みたいなのを貼って、よごれにくくなさるといいのになあ・・・などと考えたりしました。

なお、去年気になった階段についてですが、ある保護者のかたに教えていただいた通り、廊下の突き当たりには非常階段がありました^.^ 高校の校舎の方はそこに通じるドアがガラス張りになっていたので、外階段になっている非常階段を見ることができました。

説明会が終わっての感想ですが、やっぱり大学合格実績についてくわしいお話をお聞きできなかったのは物足りなかったなあ・・・というものでした(^^;; 来年以降は入学者の学力が年々上がっているので、これからは上向いていくはずですが・・・。

高偏差値となってから入学した生徒たちが、数年後に華やかな実績を出すまでが、この学校の辛抱のしどころではないかと思います。ここをどう乗りきっていくのか、これからも目の離せない学校であると思いました。

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学校説明会 訪問日時:2001年12月16日

渋谷教育学園渋谷というと、数年前までは渋谷女子という女子校であった学校です。そのころから制服にとても人気があり、わたしの知っている子で、他校の普通科に合格できる学力が十分にあり、かつご両親も普通科進学を望んでいらっしゃったにもかかわらず、どうしてもこの制服が着たくて、高校受験でこの学校の商業科を選んで入学した子もいました。

これほど人気のあった学校が共学化し、新校舎を建てたのですから、大人気にならないはずはありません。共学化して渋谷教育学園渋谷となってからの驚異的な大ブレイクぶりは、みなさまもよくご存じのことと思います。

この超人気校の学校説明会には、ぜひ出席しなければ・・・と思いつつ、説明会の日程をしらべてみると、残された説明会は土曜日・日曜日しかありません(/_;) さまざまな学校の学校説明会に出席し、校舎見学をしてみて、その学校の本当の姿というのは、本とか資料に書いてあるものでは1割もわからず、生徒のようすを見てみて初めてわかるものなんだなあ・・・と痛感していましたので、本来であれば授業のようすを見れる平日か土曜日の説明会に出席したいところです。

ですけど、受験が迫ってつぎつぎと個人指導の追加申し込みがあり、わたしの土曜日は、午後1時から9時までびっしりと授業が詰まっています(/_;) しかたないですから、しぶしぶ(←これが書きたかった(笑))日曜日の説明会に出席してきました。

渋谷の駅からしばらく歩くと、オフィスビルの間に学園が姿をあらわしました。正門の手前に噴水があり、滝?のように水が流れている壁面があります。入り口への階段の左右には、寒さですこししおれたゼラニウムの鉢植えが並べられていました。

入り口から入るとすぐ、中1でしょうか・・・。元気のいいふたりの男の子が「おはようございます!! こちらへどうぞ!!」と言って迎えてくれました^.^ 説明は講堂でなく、体育館で行われました。入り口でパンフレットをわたしてくれるのも中1らしい女の子です^.^ どうやら白百合式に、生徒が運営に参加しているようです^.^

女の子たちは、特に選ばれた子たちなのだと思いますけど、「おはようございます」と何百人もの来客に挨拶しながらパンフレットをわたしているようすは、母校のために働く、すばらしくいっしょうけんめいな、けなげで感動的な姿でした^.^

体育館は思ったよりもせまかったですけど、新築らしくとても明るいものでした。折り畳み式のいすが並べられていたんですけど、あっという間に満席になり、後ろの方につぎつぎと円形のいすが補助席として並べられました。それでもすぐに満席になってしまい、超満員です。さすが超人気校・・・と思わされました。

遅刻するかたがいらっしゃることに配慮してか、定刻の午前11時には、校長先生のお話の前に学園紹介のビデオが上映されました。ビデオでは、新築の校舎や設備のようすが紹介されました。施設はとてもすばらしく、これはみんな入りたくなっちゃうな〜と思わされるものでした^.^

つづいて校長先生のお話がありました。校長先生は麻布中高のご出身だそうで、現在でも麻布の理事をしてらっしゃるとのことでした。そのご経験をもとに渋谷教育学園幕張をお作りになり、その後、21世紀を視野に入れた学校ということで、共学・中高一貫である渋谷教育学園渋谷をお作りになったそうでした。

そのほかのお話は、発達心理学のことが中心で、カタカナ語を多用されたむずかしいものでした(^^;; お話についていけない気がして会場を見回すと、ふんふん、と集中してお話を聞いてらっしゃる姿はあまり見られません(^^;; 身じろぎをする人が多くなり、とくに会場に大勢いた受験生たちはじっと座っているのがつらそうでした。

印象に残ったお話としては、帰国子女の比率が頌栄ほどではないにしても高く、6学年1200名のうち、200名ぐらいが帰国子女であること。また、今回学校説明会の補助をしているのは全員中1の生徒で、志願者が多いため選ぶのがたいへんだというお話でした^.^

また、来年度入試が開校以来7回目、ということが何度か強調されており、渋谷女子との関係を断ち切りたくてらっしゃるんだなあ・・・ということが印象に残りました(^^;;

つぎに副校長先生のお話がありました。こちらの学校では、女子の人数がだいぶ多い・・・といううわさを聞いていたんですけど、男子45パーセント、女子55パーセントとのことで、うわさほど男女比は極端ではないようでした。

また、気になる運動施設のことですけど、学校にはテニスコート1面分の校庭しかありません(^^; そのため、近所の体育館やグラウンドを借りて、体育の授業やクラブ活動は、そちらで行っているということでした。

つぎに、入試対策部長の先生のお話がありました。特筆すべきことは、第1回から第3回までの合格者の入学手続が、2月8日まで延長されたということです^.^ 2月8日というと、中学受験がほぼすべておわっているころですから、思う存分他校を受けたあとで手続できるということになります^.^ これは、とても良心的だな〜と思いました^.^

おもしろいと思ったのは、こんどの受験から行われる、2月6日の特別入試のお話でした。来年からこちらの学校は高校からの募集を停止するんですけど、東京都からその分のかわりとして23名の入学者枠をいただいたそうです。その分をそっくり、新しく設ける6日の試験に割り当てたそうでした。

特別入試は、受験科目が算数・理科・作文ということで、理系向きの子を獲得しようというもののようです。作文はボーダーでの考慮ていどということでした。

「ひょっとしたら2月3日の午後あたりに、急に渋谷を受けようという気になられるかもしれないので、特別入試のことはご記憶ください」みたいなお話があり、会場から複雑な笑いがわき起こりました(笑) 中学受験の場合、無理な受験をすると全滅ということはそれほどめずらしいことではないので、そうした子たちの救済になるかもしれないということです(^^;;;

つぎに、各教科の先生方から、入試の出題傾向についてのお話がありました。算数・国語はすこし具体性にかけ、あまり役立たない気がしましたけど、理科・社会については具体性があり、今後のお勉強に役立つと思えました^.^

お尻が痛くて閉口したころ、すこし長めの説明会が終わり、やっと校舎見学になりました(^^;; 見学の方法は、いったんエレベーターで上の階に上り、降りながら各階を自由に見学していいという形式でした。

真っ先にいちばん気になったのは、階段が1か所にしか見当たらなかったことです。消防法のこととかあると思いますので、たぶんもう1か所、どこかにあるのだとは思いますけど・・・。校舎を隅まで歩いていって、学校であれば当然そこにあるだろう・・・と思える場所に階段がなく、Uターンすることになるので、すこし心理的に不安感を覚えました(^^;;;

廊下がかなり狭いですから、全校生徒がどこかに集まる場合、1か所の階段に殺到して、たいへんなのではないでしょうか・・・?(^^;; 災害時のことも、ちょっと気にかかります(^^;;

でも、そのほかの設備はとてもすてきなものでした^.^ 図書室は2階建てになっていて、吹き抜けがあるので解放感があります^.^ とってもおしゃれで、うらやましいです^.^

カフェテリアは、天井が低く、かつ斜めになった柱があちこちにあるので、すこし圧迫感を覚えました(^^;; ところで、このカフェテリアで、唯一とも言える渋谷女子の名残りを発見しました^.^ 大きなりっぱな振り子時計があるので、すごい・・・と思ってよく見てみると、渋谷女子時代の卒業生の寄贈のものでした^.^ 女子校時代のたましいが、こんなところに残っていたんだなあ・・・と思って、なんとなく感動しました^.^

一般教室に回ってみると、各教室の生徒のつくえ、いすは人間工学を考えて設計されたというものだそうです。グレーがかった水色のつくえは、かなり広く、すこし手前に傾けることのできるものでした。でも、なぜかふつうっぽい白と茶色の机の教室もあります。学年によってちがうのかなあ・・・?とか思ったんですけど、不規則に混在している感じで、なぜ2種類あるのか、よくわかりませんでした。

廊下は、すごくきれいであったはずなのに、壁の下半分が無残によごれています(^^;; 同じ共学校の日大第二でも気になったものなんですけど、ゴムをこすったあとみたいな黒い筋が無数についています(^^;; 女子校ではめったに見かけたことがない汚れなんですけど、いったいどうやって付くものなのでしょうか・・・?(^^;; また、スニーカーの靴底のあととはっきりわかる汚れもあちこちの壁で見かけました(^^;;

せっかくのきれいな校舎なのに、もったいないな〜という感じです(^^;; やっぱり男の子がいるというのは、たいへんなことなんですね〜〜(^^;;; 教室は広いとは言えないですし、校庭がないに等しいですから、エネルギーを発散する場所が、この狭い廊下にしかないからかもしれないですけど・・・(^^;;; きっと、休み時間とかは、たいへんな喧騒なんだろうな〜〜とか想像できました(^^;;

そのほか、階段の吹き抜けの壁画、大振り子、電光式の掲示板など、いろいろとすてきな設備が印象に残りました^.^

また、校舎のあちこちに生徒が立って見学者の質問に答えていましたけど、中1には荷が重いのではないかなあ・・・という感じで、ちょっぴりかわいそうでした(/_;) 高学年の生徒は、なにをしてるんだ〜〜!!という気がしましたζ-.-♯

ただ、説明会、校舎見学を通じて、全体的には決して悪い印象は持ちませんでした。とくに印象として残ったのは、「謙虚さ」です。急激に人気が上昇した学校ですので、思い上がりみたいなものがありそうなものですけど、そのような感じはぜんぜん抱きませんでした。

学校説明会の回数が多いこと。いまでも塾対象説明会を行っていること。ポスターを無料配布していたこと。上位校となったのに、そうしたことを行っているのは、渋谷女子時代のことを先生がたが忘れてらっしゃらないからではないかなあ・・・などと想像したりしました。

いまは成功者となったけれど、かつては苦労して辛酸もなめた人・・・。なんだかそんな人物像が当てはまるような気がして、とても好感の持てる学校でした^.^

来春の入試では、いよいよ渋谷教育学園渋谷としての1期生の生徒たちが大学受験を迎えます。いままでのところは渋谷女子としての合格実績ですから、入学時のむずかしさとぜんぜんバランスがとれていないですけど、ついに正念場を迎えることとなります。

中学受験バブルのころ、人気が急上昇したものの、驕りたかぶったせいかどうか、その後凋落してしまった学校も多いです。バブルのあとなのに急成長したこの学校には、ぜひぜひがんばってほしいものだなあ・・・と思いました^.^


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