目白学園中学校・高等学校

塾対象説明会 2006年6月5日


ほとんどの学校の塾対象説明会は午前10時30分から行なわれます。目白学園の説明会もそうだと思い込んでいました。ですが、30分早い10時の開始であることに気付いたのは、西部新宿線の電車の中で、目白学園から親切に事前にファクスで送っていただいてあった地図をながめている時でした。がーん!!(@@)

初めて訪問する学校なので、中井駅で降りてやや迷いましたが、駅を出てすぐに目白短大の看板があることと、さいわいにも大勢の学生たちが列をなして短大(正式には目白大学短期大学部)へと向かっていたため、その流れに乗って迷わずに歩いていくことができました。数百人の学生たちはほとんどが女子ですが、50人に1人ぐらいの割合でちらほらと男子学生もいます。最近、女子大から共学へと変身する短大がけっこうあるようですが、目白短大も共学になったようです。

いつもは説明会開始の10分から20分前には会場に入るのですが、きょうは出足が遅れた上、ぎりぎりのところで各駅停車の西武線に乗り遅れてホームで9分も待ったこともあり、説明会場に入った時にはもう10時30分近くになっていました(/_;) 校長先生のご挨拶は終わっており、「目白学園の新しい取り組みについて」というお話の終盤のころでした(^^;

説明会場の講堂は、こぢんまりしたもので、ステージを囲んで半円形に配置された階段状の座席になっています。塾の先生たちによる座席の埋まり具合は3割といった感じで、たぶん200名はいない感じです。高校からも募集している学校の説明会としてはかなり少ないです。おまけに、お話の最中に席を立って帰ってしまう先生も少なからずいます。配付された資料には、冊子のパンフレットはなく、三つ折りのカラーリーフレットとプリント数枚です。なんとなく、全体に寂しい感じがします。

説明会のほうは、入試広報室長の先生より、「18年度入試報告および19年度入試について」と題したお話がありました。18年度入試では、2月1日のA試験と2日のB試験それぞれで午前・午後の2回の入試を実施しました。午前は2科または4科の選択、午後は算数または国語のどちらかを選択する1科目入試でした。

A試験は午前、午後とも、応募者が昨年比1.2倍に増えたそうです。B試験の午前入試は昨年の2倍を超えました。B試験午後は新設ですが、午前よりも若干多いぐらいの応募者があったようです。2月4日のC試験は昨年と同じぐらいで、5日から行なわれた追加試験は、昨年の2.4倍に増えたそうです。その結果、応募者の総計は昨年の1.5倍となり、入学者も1.4倍に増えたそうでした。

中学入試の合格最低点は5割ぐらいで、合格者の平均は6割ぐらいだそうでした。併願校は大妻中野がいちばん多く、富士見・十文字との併願者は対前年で倍増したそうです。

卒業生の進路ですが、四年生大学への現役進学者が60パーセント→72パーセントと増加しています。中学からの持ち上がりの生徒に限っていえば76パーセントに達します。卒業生120名中10名が、早慶上智・MARCHクラスの大学に進学します。

クラス数は、中学が2クラス、高校が3〜4クラスです。高1のうち1クラスは新設された特進クラスです。高2・高3は文理コースが2クラス、英語コースが2クラスです。

平成19年の中学入試の変更点としては、午後の1科目入試がなくなり、2月1日・2日のいずれの午後入試も2科・4科選択制となります。これで、5回行なわれる入試がすべて2科・4科選択制になります。

レジュメでは説明会は11時15分終了となっていましたが、途中で帰ってしまう塾の先生が多いためか、かなり「巻き」が入ったようで、10時50分ぐらいにはもう説明は終わってしまいました。最後に、塾を回る各地区担当の募集担当リーダーの先生方が紹介されました。

ステージに上がられた募集担当の先生がわずか3名であったのは、正直驚きました(@@) というのは、先週訪問した文京学園では、たぶん30名ぐらいの先生方がずらりとステージ前に並び、塾を回る募集担当者として紹介されたからです。

目白学園と文京学園は、地理的には少し離れているものの、わたしが生徒としてお世話になった塾の先生によると、第二時ベビーブームのころは高校入試の偏差値がともに60前後あって接近しており、どちらを受験するか迷う生徒も多かったそうです。当時の目白学園は、セーラー服の上に白ブレザーを着用する斬新な制服が武器で、大人気だったそうでした。

ところが現状では、生徒募集においては文京学院にだいぶ差を付けられ、苦戦しているように思えます。もちろん文京学園にはすばらしいデザインの新築校舎という武器があるわけですが、それだけではなく、募集体勢の力の入れ方に大きな差があるような気がしました。

説明会が終わって、校舎見学があるかと楽しみにしていたらそれもなく、結局講堂を見ただけで11時には外に出ていました。たいていの塾対象説明会は12時とか12時半に終わり、それから駅前でお店を探してお昼を食べてから教室に向かうのですが、この時間に終わるとお店も開いておらず、午後4時からの授業開始まで5時間も間が開くことになって途方にくれました。何かこの時間でなければならない事情があるのかもしれませんが、こうした中途半端な時間設定も、塾の先生の出席者が少なかったことの一因かもしれません(^^;


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