あとがき


 わたしのつたない文章を最後まで読んでくださったみなさま、どうもありがとうございましたm(_ _)m

 はじめに白状しておきますと、わたしは小学校で受験して、そのまま高校まで内部進学しました。ですから、わたし自身は中学受験を経験していません。

 それが、何の因果か、中学受験する子たちを指導するおしごとをしています。この中学受験小説『ありす』は、わたしの母校に中学から受験して入学したおともだち、そして、わたしの生徒たちの受験の実体験を聞いて、それをもとに物語にしたものです。

 ですから、受験の様子などは、いろいろな学校のものがまじって、「まぜこぜ」になっています。一部、わたしの小学校受験の時のおぼろげ〜な記憶も加味してあります。

 また、お気づきのかたも多いと思いますけれど、「聖ジャンヌ学園」にはモデル校があります。ただ、先に書きましたように、いろいろな学校の入試の様子がまぜこぜになっているので、一部モデル校の入試の様子とは異なる部分があります。モデル校を受験なさるかたは、くれぐれも、『ありす』に書いてあったこととちがう!!とお思いになりませんよう・・・(汗)

 蛇足ですけれど、『ありす』は、ネット上の某所で複数の作者の方とオムニバス形式で連載している小説の中から、わたしのキャラの森野ありすの物語だけを抜き出して、一部加筆訂正したものです。高2菊組の安藤奈々子も、そのオムニバス小説のメインキャラの一人です。

 最後になりますけれど、この物語を書くにあたって、モデル校の現役生としていろいろ情報を提供してくれたEさん、面接シーンなどでアドバイスをいただいたわたしの塾の恩師のY先生、どうもありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。

 また、この小説を読んでくださったみなさまがたのお子さまが、受験でご健闘なさることを、心よりお祈り申し上げます。

 2002年5月19日

奈々穂


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