FED5B
未開封新品で入手できました。
メイド イン
ウクライナとなっており製造年月は1998年9月となっております。
FED5Bはとうの昔に製造中止と聞いていましたがどうやらいまでも製造しているようです。
説明書も付属していましたがなぜか英語で書かれていました 輸出用なのでしょうか?
上の写真を見るかぎりではわからないですが実際手にとって見るととにかくひどい仕上がりです。
クロームの部分は250番のペーパーで仕上げたかのようです。
皮張りも接着剤がおもいっきりはみでておりその周りの黒の塗装も汚く最初から剥げている部分もあります。
ファインダーの倍率は小さくレンジファインダーの二重像も小さいので操作しずらいです
そもそもレンジファインダーカメラはファインダーが命なのでこのファインダーにはがっかりさせられます。
部屋の中で距離の精度をテストしてみましたが、このカメラだと4mと出る所がゾルキー4だと4.5m!
他の1眼レフでもやっぱり4.5m(T_T)
このカメラのレンジファインダーは少々狂いがあるようです。(調整で治るのか?)
上の写真では沈胴レンズのインダスター22(贋エルマー)をつけてみましたが
つけるときファインダーの枠の部品にあたります。
またこのレンズは無限遠の位置にストッパーがついているがそのストッパーがカメラのボディーにあたり
うまく無限遠の位置にもっていけません。
フィルムの装てんは裏ブタをはずすこと以外は一昔前の1眼レフに似ています。
スプールもカメラ側に固定されていてスリットにフィルムを差し込むだけです。
巻き戻しの機構ですがソ連製のカメラは独特の操作で行います。
巻き戻し機構を働かせるにはシャッターボタンには触らずにシャッターボタンの土台?だけを下に押します。
説明書を読んでもイラストを見ても巻き戻しの機構を理解できないと思います。
正面からの写真
表面の仕上げの悪さや塗装の悪さや皮の接着剤がはみ出してるのが解るでしょうか?
大まかなスペック
シャッター形式 | 横走りフォーカルプレーンシャッター |
シャッターダイヤル | 回転式シャッターダイヤル(スローシャッターは重い) |
シャッター速度 | B.30.1〜1/500秒(1/30秒なし) |
シンクロ接点 | ホットシューにあり(スピード不明) |
マウント | ライカLマウント (ただし距離系操作のレバーが大きい場合付けられない可能性あり) |
ファインダーフレーム | 50mm(視度補正あり) |
巻き上げ | レバー式(小刻み巻き上げも大雑把ながら可能) |
巻き戻し | クランク |
枚数計 | 40枚まで、カウント自動復帰 |
セルフタイマー | あり(約10秒) |
↓試作のみで販売されなかったFED6