The Contribution

〜The Contribution〜

このページでは、会員の皆様から寄せられた投稿記事を載せていきます。
記念すべき、第一回目はtakeさんに原稿をお願いしました。
このページを読まれた方で、自分もこんな良い釣りしたよって思ったら是非
投稿してください。メールお待ちしております!

 

釣行日 2000.11.3

今回 「原稿依頼」ということで、何を書いたら良いか迷いながらも下らないことを長々と書いてしまい大変申し訳なく思いますが、宜しくお願いいたします。

 11月3日 午前2時、私は眠い目を擦りながら車を走らせ 道北の猿払川へと向かった。
現地に着いたのは 午前6時近かっただろうか。周りでは何本か上がっているようだ。

 私はいつものポイントへと向かい ロッドを構えた。まずは オリーブのマラブー#6をティペットに結び何度かロッドを振っていたがアタリは一つもない。そのうち対岸FFMがヒットしたようだ。ロッドは弧を描きかなりの大物らしい私は手を止めその格闘にしばし見取れていた。しかし 「あっ!」の一声が静まりかえったあたりにこだました。バラシたようだ。

 その時私の方(左岸)に薄い氷が流れ始めていたこの日の気温1℃上流部では氷点下だったのだろう、ラインが沈みずらくなってきた。すかさず対岸へ行くことを決しました。時すでに午前8時を廻っていた。
 
 対岸に着いて、FFMにさっきの話を聞いてみた。「あの尾鰭からすると7〜80㎝は あったよ!」彼はとても悔しそうに語っていた。彼は、私と同じ所(A市)から来たとのこと。話が弾み情報交換をしながら遅い朝食を取りコーヒーを片手に一服!「もう少し粘ってみますか!」の一言に腰が上がった。彼は先ほどの戦いにブラックゾンカー#8を使っていたという。ここでの定番は 黒・オリーブ しかし最近では ブラウン・イエロー・レッド・ブルー・(ホワイト)などにヒットしているようだ。なんだか解らない!
 
 私は オリーブゾンカー#6(TMC700)をチョイス。彼が先ほどの場所から少し下流へ向かったので、上流を攻めることに。時はすでに午前11時過ぎだった。
 
 第一投にウグイがヒット!「キュウキュウッ!」と鳴くので私は「キュウちゃん」と呼んでいる。 今はマラソンのキュウちゃんの印象が強いが「キュウちゃん」と言えばウグイである。(ウグイは北海道の魚かな?)

 ベテランのFFMに聞いた話によると「そのフライでウグイが釣れると、イトウも釣れる!」と断言していた。(ほんとかよっ!)(これ北海道弁?)と言いながら私はフライをチェンジすることに、といっても同じオリーブゾンカー#6、ボディーがレインボーのシェニールを巻いたものをチョイスしていた。

 それから何度ロッドを振っただろうか、突然その時はやって来たゴンッ!根がかりかな?もう一度ラインを引くと ググググググッ・・・!!!川の流心まで走り出しドラグが唸る。ツーハンドロッドが弧を描く。「何だこれは!」というのも。イトウはかかってもあまり走らないからである。ゆっくりとラインが動いてるという感じかであろうか。

 私は慎重にロッドを操作し、ラインを巻き寄せては戻り寄せては戻りの繰り返し。朝からツーハンドロッドを振っていた腕も限界に近い。支えるのでいっぱいになってきた。何分ぐらいやり取りしただろうか、段々相手も疲れたようで岸に近づいてきた「たすけてーっ!」下流にいたFFMに叫ぶと、彼はロッドの担いですでに走ってきてくれていた岸際に寄せ「たのみます!」彼は両手ですくい上げ 無事ランディングに成功 (でかい!)

 二人で顔を見合わせ無言でがっちり握手し、この写真となりました。イトウは私の手から悠々と泳ぎだし、住処へと帰っていきました。二人で一服しながら「やっぱりセブンスターだねっ! セブンスターを吸っている人と釣りをする人には悪い人はいないよねー!」なんて意味不明なことを言いながらその場で川を眺めていた。

シーズン真っ只中ではあるが、私の猿払川はシーズン終了となりました。と言うのも、こちらはもう冬到来、夜はアイスバーンとなり危険である。あとは タイイングに励む日々が続く事となるでしょう また来春のシーズンに向けて! 

乱文 乱丁にて失礼します。

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イトウ!   イトウ!
                                                By take

 

 

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