第8回 扇状地マラソンinにゅうぜん
START/GOAL 富山:入善町総合体育館(ハーフ) 2000年11月19日
 


テーマは『制限時間は2時間半』である。

毎度毎度「言い訳がましい」のだが、5月に黒部で走って(歩いて?)以来、レースにも出てなければトレーニングもしていない。 何の上積みも望めないが、とりあえず参加しておくことにする。おにぎりを買ったコンビニのおじさんからは『休日なんだから家で寝てれば?』と、ごもっともなアドバイスを頂戴した。

スロースタートから後方待機で体調を測る。良くもないが悪くもなさそうだ。3km過ぎでシューズのヒモがほどけたので、立ち止まって結び直す。そしてまた走り始めた時、、、身体が痺れてきた。またもや貧血である。

まだ最後尾車は見えないが、もう後ろには10人もいないだろう。抜かれることはあっても、ひとりも抜けないまま中間の折り返し地点までやってきた。折り返しで確認してみると、 私の6人後に最後尾車がいた。強い横風に走る気も失くし、折り返してからもひたすら歩いていた。

いつもより足が痛い。股関節が痛くて足が上がらなかった。15㎞地点で制限時間まであと60分だったので、1㎞10分で走れば(歩けば)まだ間に合う。 ちょっと走れば楽勝のハズなのだが、足が上がらないので歩いた方が速い気がした。1㎞10分ずつかかりながら、最後の1㎞を迎えた。

フィニッシュラインと計時時計の目の前まできた。
あと10秒、最後の気力を振りしぼる。
あと7秒、気力ばかり先行しても足が上がらない。
あと4秒、足がもつれた。
あと2秒、歩いた方がやっぱり速いか。
フィニッシュラインに飛び込んだとき、計時時計は2時間29分59秒だったように見えた。

プリントアウトされた記録表の正式タイムは、、、2時間30分01秒。
『間に合ってねーじゃん!』である。