新約聖書の世界

天地創造:最初の7日間

まず、天地創造の7日間の概略をおさらいしましょう。

1日目以前
何もない、地も、風も、光も、音も。すべてが闇と静寂
1日目
神が「光あれ」と言った。光を闇から分けて、光を昼、闇を夜と名づけた。
2日目
空を創り、天と名づけた。空と雨雲を創り、それを水の淵に置いた。
3日目
水を一所に集めて、海と名づけ、乾いた地を作り、陸と名づけた。地に草と青草、花と木を生えさせ、それらが陸に広がる。
4日目
太陽と月と星を創り、太陽に昼を、月に夜をつかどらさせた
5日目
魚(鯨を含む(^o^))を水に、鳥を地と空に。鳥の声で静寂は破られる
6日目
地上に獣、家畜、這うものなどの生き物を創り、アダムを創った。アダムがすべての鳥と獣に名前をつける。最後にエバ(イブ)が創られた。
7日目
休み
創られたものを順番にあげると
  1. 音(光あれという神の声)
  2. 昼、夜
  3. 天、空、雨雲、水
  4. 海、陸
  5. 草、青草、花、木
  6. 太陽、月、星
  7. 魚、鳥
  8. アダムとエバ

一週間は7日

まあ、神話を現在の常識で判断してはいけないんですけど、この7日というのが1週間が7日であるというのの根拠になってる訳ですから、現在につながっては、いる訳です。
1週間が何故7日になったのかっていうのには、いろいろな説があるみたいなんです。僕は、月の満ち欠けから決まる月が約30日というのは昔から知られていて、その半分、4分の1が期間を計る単位だった。一月の4分の1というのがもともとの週という単位で、それに合わせて神話を作ったっていう方を信じてるんですけどね。(「なぜ一週間は七日なのか」という本で読んだ記憶を元にしてます。教養文庫だったかな?)
人間、休み無く働くには限度があります。日本では、10日周期で市が立ち、それが労働の周期になってたりしました(四日市、八日市などの地名が残ってますよね)。エジプトの壁画にも、5日働いて1日休ませるとかの記録が残っているそうです。何日かに1日休むというリズム、それが月の満ち欠けで判断しやすいところから、4サイクル(4週)で1月となったのではないかと。

最初の三日は、何日分??

太陽は4日目に作られています。そして、現在のわれわれの言う1日は太陽によって(ま、正確には地球の自転と太陽の周りの公転によってですけど)決められています。ところが、最初の3日は、そうじゃない。(まだ無い太陽に登れったって無理ですから)
1日目、2日目、3日目は、どのぐらいの長さだったのでしょう?
1日目は始まりがビッグバンかな(150億年ぐらい前)? ビッグバンがちょっと落ち着いて、エネルギー分布の不均一ができて、原始の星とバックグラウンドに分かれるのがビッグバンの後、10億年ぐらいかなぁ? ま、そのぐらい
2日目は、天が出来て雨雲、、、、とりあえず地球が形になって、水分が凝縮するところまでだと、今から20億年ぐらい前まで?一番長くて、120億年ぐらいあるねぇ。 3日目は天が、水が、、、、想像しにくいですけど、ま15億年ぐらい前でしょ(だんだん、大雑把になる)。パンゲア大陸って、このぐらいかな? また、植物は3日目にちゃんと繁殖して、陸を被っているんですよね。だから、太陽光に近いものが何かあったんでしょう。パンゲア大陸の頃って、地球の大陸は一つだけだから、植物が広がっていくには都合が良かったはず。そのあたりの、5−10億年ぐらい?

太陽、月、星

ははは、、、、パス! 地球より先に太陽は出来たはずなんだから、、、月は良く判んないけど、地球とそんなに変らないらしい。

最初に音!

光あれ、だから最初に出来たのは「光」と思ってるかもしれませんが、その前に「光あれ」の言葉があった、つまり音が先で、光は後。
放送だって、ラジオが先で、テレビが後(ん、関係ないかな? (^o^);;

アダムの肋骨からエバ?

神の姿に似せてアダムは創られた。
アダムは物に名前をつけてまわって、気楽な独身生活をおくった。
そして、寝てる(昼寝ですね、エバが創られるまで1日が終わらないだから)時に肋骨を取られて、それからエバが創られた。
ウーマンリブの人々が聞いたらヒステリーを起こしそう(^o^);; アダムは物の名前をつけるっていうお仕事をして、そのあとのお昼寝の最中に肋骨とられちゃうんだから、たまんないよね。