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本来、メルマガは特定の人が特定の情報を発信し続けるという特性を持っています。しかし、このメルマガは、本来の目的に加えて、読者参加型のメルマガといった特性をも併せて目指しています。なぜなら、発行者である私自身も、今までの人生で、たった3つの業界しか体験していないからです。
幸い、私は現在コンサルタントとして様々な業種の様々な会社の方々とのお付き合いがあり、仕事を通じて業界や会社の特徴がわかる立場にいます。
私からは、そんなコンサルタント業を通じて得た、業界や会社の特徴を皆さんにお知らせします。
しかし、やはりそれにも限界があり、全業界をカバーするわけにはいきません。そこで、参加型メルマガとして、学生諸子や転職を考える社会人からは、「こんな業界のこんな情報を教えてほしい」といったご意見、また、既に社会人である方には、「うちの業界の実情はこうだよ」とか「建前はこうだけど、業界の裏側にはこんなことが・・」などの情報をお寄せいただきたいと思います。
但し、どこかのサイトのように、業界や会社の暴露が目的ではありませんし、一定の規範が必要ですので、皆様からの情報も一旦発行者である私に寄せていただき、寄せられた情報をメルマガ形式で発行するという、新しいシステムをとろうと考えています。
どうそ、質問も投稿も、下記のメールからドシドシお寄せください。
メルマがサンプルは、以下。
今日の業界 : 銀行業界
■■目次
【1】銀行業界の状況
【2】銀行業界の面白さ
【3】銀行業界の本音
【1】銀行業界の状況
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銀行業界は、皆さん容易に想像がつく通り、いま大変である。何が大変かって、先
が見えないことである。リソナの事例が示すとおり、竹中大臣が描いたシナリオが
現実化しつつある。すなわち、資産査定の厳格化と経営責任の明確化が、いままで
のペース以上で進行する可能性が高いからである。
行員の危機感も高い。実際、リソナでは夏季の賞与なし、年俸換算にして給与の3
割カットが行われている。組織で働く人間としては、戦々恐々といったところだ。
しかし、一方で、楽観論も存在する。来年度には不良債権の処理も一段落し、攻め
の経営に転じることができる予測が成り立つからである。
とはいえ、行員の声を聞く限り、不安な要素はまだ残っており、今度の動向が注目
されるところだ。
【2】銀行業界の面白さ
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銀行業務は様々だ。法人営業(ホールセール)、個人営業(リテール)、投資銀行
部門、外為、資産運用等、仕事によって面白さも異なる。
銀行業務の基本はやはりなんと言っても店舗業務における融資や渉外。一番の仕事
のやりがいは、顧客からの感謝や信頼を自分に向けてもらえることである。資産の
預託や運用、融資やといった人生設計に直接関わる部分をサポートする仕事だけに
職務が直接顧客の人生の哀楽につながる。
法人部門では、顧客の会社発展のお手伝いをする機会もあり、何かインキュベータ
ーのような感覚で、事業の進展を自分の成長とともに見届けることができる。
投資銀行部門では、国際的なビジネスに関われるし、フィールドは広い。
【3】銀行業界の本音
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実情を一言で言えば、やはり出世競争の世界である。同期として入行した時点で、
仲間はライバルとなる。競争に勝ち残るために失敗を恐れる風潮が強く、上司や周
りを見ながら、そして評価を常に気にしながら仕事をしている行員が多い。
最近では、不良債権の回収命令が厳しく、要注意先の会社から如何に融資を回収す
るかが店舗ごとにノルマ化されており、現実は泥臭く厳しい。もう少し我慢すれば
立ち直れる中小企業でも、本店・店長からの指示があれば、それに従わざるを得な
い。
自分の価値観や主義に合わなくても、銀行組織にいる以上は、自分を押し殺して業
務を遂行せねばならない。自由度の少ない業界ともいえる。
就職・転職サポートマガジン【業界の本音】 (マガジンID:0000111452)
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