24回目

これからはちゃんとした都市伝説を何回か続けようと思います

下男

一人暮らしをしている姉のアパートに妹が遊びに来る
久しぶりに会った二人は町で一日中遊んだ後シャワーを浴びて寝ることにした
シャワーを浴びた姉が鏡の前で髪を乾かしていた
鏡にはベットに寝転んだ妹が写っている

姉は突然
「ちゃんとかぎ閉めたかみてきてくれない?」
と言う
「さっき閉めてたじゃない」
妹は確かに鍵を閉めたのを覚えていたのでそう言ったが姉はどうしても見てきてくれと言って聞かない

不思議に思いながらも妹が鍵を見に行くと少し送れて姉が部屋から玄関までやってきて言う
「早く部屋から出て」

妹はますます意味がわからなかったが、妙に真剣な姉の表情をみて言われるままに姉と家を出る
外の通りまで出てから姉はこういう
「今すぐ警察に電話して。ナイフを持った男がベットの下にいるのが鏡でみえたから」

姉はその男に気付かれないように家を抜け出そうとしていたのだ


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