アニメージュもえたんレビュー


 [もえたん新聞04.02.10]

 アニメージュと「もえたん」のコラボレーションで、「もえたん」の第二弾に近いものができた!? 自称日本唯一の「もえたん」専門ニュースサイトを開いているRonとしては、レビューせざるをえません。

 ということで、なんとか手に入れました。アニメージュ「もえたん」。発行日が2月10日です。「こいたん」が1月31日で、「こんなに遅くて受験生は使えるのか?」と心配しましたが、その10日後です。私大は受験が終わっているところもかなりあります。まあ、さておきレビューに移りましょう。

注:萌え文化をよく知らないRonがstoryについて「萌える」「萌えない」言うのはおこがましいので、については、他の人のレビューを参考にしてください。Ronはたんについてレビューします。

 外見はやっぱり他人に見せられない外見なので、カバーが必要です。

やはり、ハイブリッド英単語集のカバーがありました。Methodology Of English. The Academic Necessity.頭文字を取ると「MOETAN」となっているという技巧はやはり、健在です。

 中身を見ていきましょう。

 まず、気づくのが、版形の縮小のため、英語の欄と意味・例文の欄が分かれていないことです。つまりチェックシートが使えない! この問題は、Ronはすぐに解決しました。大学生協でしか買ってないからそもそもチェックシートを持ってない_|‾|○|||

 というわけで、No Problemです。(なんだそりゃ?)

 例文はヲタ度そのままで健在です。赤は3倍の例文とか、微妙に見た事があるものも混じっていますが。そして、元ネタが「チョビッツとかラピュタ」ということで、この2つにどんな共通点があるか悩んだ2章の4ページ目の例文(fall)も読んで見て納得しました。

 そして、英文はフレーズ単位では訳出されていないところもありますが、慨して「もえたん」の訳よりきれいな、ネイティブに近い訳です。堺さん、good jobです!

 ところが、Ronはいちおう受験指導者のはずなので、受験指導の目で見ると欠陥が....。

単語レベルが中学生!?

 なのです。例えば、p42という上の画像にあるページでは、quality, sing, watchの3単語が並んでいます....。3分の2が中学必修語です!!これでは受験生には使えないかも...。と思った時、ふとカバーを見なおしたのです。

よく見て下さい。Methodology of English. The ANIMETIC Necessity.と書いているのです。Academyじゃなかった!!

 そして、裏表紙にもこんな注が

注:これはアニメ業界用の参考書です

 そうです。これは、受験参考書ではなく、アニメ業界で生きていくための最低限の英語を網羅したサバイバルブックだったのです。

 こう考えると、2月の10日なんていう受験生泣かせの時期に売り出された理由もわかります。別に受験生を対象にしていないのですから。

 ということで、アニメ業界用という観点から見れば、singの例文とかwatchの例文とかは、まさに頻出ですから、その意味では非常に適したレベルと言うことすらできます。

 そして、「咄嗟の一言」という章末コラムでは、アニメ業界人が言いたいけど言えない、でも言えないとこまる、こんな咄嗟の一言が詰まっています。日本語だけ引用すると(p40)

Qヤマがなくて、オチがなくて、イミがないマンガを探しに来たのですが....。

さあ、英語で何というのでしょうか??

 実際にこういう英語を使いそうなアニメ業界人のみなさんは、アニメージュ「もえたん」を手に入れましょう。たぶんアニメ業界に縁のない受験生のみなさんは、Academic Necessityな本家「もえたん」を買いましょう。

 ということで、おそまつながらレビューをおわらせていただきます。