こちらも少しずつ足していきます。

テキサス州民と外国語
 今学期は他にする事がなかったので(激)、フランス語とイタリア語の会話クラスを取ってみた私。本当はドイツ語、アラビア語(新設)も候補に入れておいたのに、一つ必修で残っていた海外文学のクラスとの時間帯が合わず、やむなく簡単そうなの2つという組み合わせにしてしまったのだ。
 この「簡単そうなの」というのは南テキサス州民に殆ど共通する驕りの感情の表れに他ならない。何せ州民は大半がスペイン語を話す。フランス語やイタリア語は系統の上では「同じ」な訳だから、それこそドイツ語やアラビア語よりは「ラク」なはずだ・・・ろう多分。そう信じたい。

 でもちゃんと授業を取って習い覚える上でそんな屁理屈の通ろうはずもなく、特にイタリア語会話では最初は満員で教室が変更になったにも関わらず、最近では半数に近い生徒が消え去ってしまった。(寂)
 実はこの2ヶ国語、教授が同じなのだ。ポーランド出身の女性で博士号の先生(再)なので教え方も厳しいし、初級会話講座だからやっている内容は日本で言う英会話教室みたいな比較的ラクなところだけれど、説明の中でも専門的な背景事情や文化上の比較なども出て来て、私としては願ってもいなかった幸運なのだがもっと軽い気持ちでいた人達にはちょっと重過ぎるらしい。

 私達は普段スペイン語を話しているのだからイタリア語だってできて当然・・・なんぞとウカウカしていると、スラスラ読んでいるようでも単純な綴りぐらいで簡単にコケてしまう。英語を普段使っている人は文字列をそのまま英語読みして指摘されてしまう。生半可な知識があってそれに頼っていると、いわゆる同音異義語でつまづいてしまう。そして私は最初の授業で何かイタリアについて知っている事を挙げなさいと言われて素直に
「イタリアがW杯でいつもメキシコと引き分けるのが何故なのか10年ぐらい気に掛かっています」

と答えてしまう始末。(泣)

 思うに米国人の外国語嫌いというのは、この文字列の読み分けが面倒で気に入らないという部分と、自分で考えていた程に簡単でも楽しくもなく、それが自分のせいではなく外国語の面倒さのせいなのだと言いたい妙な自尊心の部分とがあるらしい。そういう意味では最初から文字を共有しない人にとっては最初から新しい感覚で覚えられるという利点もないではない、という訳だ。

 ちなみに私個人に関して何故イタリア語よりフランス語のが多少すんなり頭に入るようなのかと言えば、イタリア語が朝8時からでフランス語が9時からだからに過ぎない。朝7時半起床の私が8時に既に物を考えていられる訳がないでしょう。(認)
2004年04月03日 14時38分28秒

American Execution



 話題としてはちょっと古くなるが、先日(先月?)マサチューセッツ州の刑務所で発生した児童虐待元牧師John Geoghan殺害事件が未だに気に掛かってしょうがない。これは30年以上に渡ってあちこちの教区で小児虐待(性的暴行)を繰り返していた牧師がついに職を失って収監され服役していたところ、何と同じ刑務所に入れられていた他の受刑者に絞殺されるという事件で、いかにも米国の悪人らしい死に方だと言ってしまえばそれまでかも知れないが、非常に後味の悪いむごたらしい一件だった。

 そうしたら、この一件に依って米国の刑務所の中での受刑者同士の嫌がらせや看守などスタッフからのいじめ行為も実はかなり深刻なのだ、という話にまで事が発展してしまい、各州で財政緊縮の為に公共施設への予算が削減されている点を指摘して、スタッフ削減に依ってこれ以上こういった刑務所内での暴力が起こるようでも良くないのではないか、という議論も始まったらしい。

 この元牧師の犯罪歴と彼の行為を隠し続けたボストン教区の大司教(当時)の悪質な手口を報道で知ってしまえば、
「こんなフザけたヒヒじじいは死んで当然じゃ!!遅すぎるわい!!!」

などと言ってみたくもなろうというものだが、その後めでたく刑務所入りして受刑者暮らしを始めてからのGeoghan元牧師の人生というのも悲惨極まるものだったらしい。
 先週号の『Newsweek』誌に依ると、実はこのヒヒじじい(我ながら嫌な仇名)は最初に収容されたボストンの刑務所に入るなり、他の受刑者やスタッフのほぼ全員から恨まれ憎まれ、毎日凄い嫌がらせを受けていたと言うのだ。既に去年の初めに "Boston Globe" 紙で名指しされて一連のカトリック教会スキャンダルの中心的存在としてローマ法皇にも睨まれたという注目振りで、本来なら受刑者の権利と安全を守るべきはずの看守までが敵に回って軽蔑を態度で示したという事で、実はここから他の地区にある別の刑務所に移されて厳しい警護下に身を寄せていたところだったらしいのだ。

 ところがここでも余りに名が知れ渡っていて、彼はやっぱり狙われてしまう。ニューズウィーク誌では
「これまで教会の庇護の下でさんざん弱い者(子供)を狙って好き放題だった男が、恐らく初めて自分自身が一番弱い存在として囲まれる事になった」

と評している。彼を殺した犯人は死刑制度のないマサチューセッツ州において別件で既に終身刑を言い渡されていた男性で、これ以上何をしても自分の人生には何も起こりようがないという気持ちもあったようで、最初から彼をしっかり殺すつもりで周到に準備をして狙っていたと言うのだ。

 死刑のないマサチューセッツ州にいながらにして、何と刑務所の中で殺されてしまうという顛末。どんな悪党でもこういう死に方をするというのはふさわしくないと思う。


2003年09月18日 12時48分36秒

宇宙と魂の孤独


 文化人類学を専攻するにあたって、何故どうして必修科目に天文学というのが入っているのか判らなかったので、とにかく取ってみました。(負)
 実際は栄養学や地質学など、どちらかと言うと生物人類学で将来使う学科が幾つかあった中から一つ取るようになっていたのですが、私の場合は履歴の都合でどちらも取るとなると不都合があり、結局この天文学(初級)というのを選択してみたのですよ。

 教授の都合で最初の授業は木曜日になったのですが(本当は火曜日からだった)、最初に思っていたよりも役立ちそうだなという感想を持ちました。
 何にしても、内気な哲学者だったら涙に泣き濡れてしまいそうなぐらい深遠ですわよ宇宙って。


2003年01月18日 16時31分16秒

【罰当たりプチ・ラマダン】 (18. Nov. de 2002)


 そもそも回教徒でもないや>ワテ(涙)

 どうしてだか特に根拠もなく説明のつけようもないのですが、私は何故か日中明るいうちに食事をする気持ちになれず、暗くなってから猛然とあれこれ食べ始めるのを常としています。別にラマダンだとかいう明確な理由もなく、我ながら不思議でなりません。それともいつか報われるのでしょうか?

 昨日も夕方遅くなってから、確か8時を過ぎていたと思う、偽テンプラと称して衣部分を偽装したエビの揚げ物を食べてみたり、返す刀でサツマイモみたいな芋も揚げて食べて、その後ちょっとしてから余ったご飯をお茶漬けにして、本当は今日の朝ごはんにと取っておく予定だった白米もきっちり消費してしまったのでした。

 そして最後に、寝る前にオランダ産の味の濃いゴーダチーズを食べながらお酒を飲んでいたら猫様に教われて、チーズの約3割を強奪されてしまいましたとさ。(負)

 今日の昼は誤ってハンドタオルを台所で燃やしてしまった。なんでやねん。(熱爆)


2002年11月21日 06時51分42秒

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