グレイト・レイディオ・コントラヴァーシー...テスラ |
2004/7/11更新(前回5/25)___通算No.160 |
一にも二にも(良くも悪くも)、こうしたボーカルが立つバンドものってのは印象に残るよねぃ。うまいとか、渋いとか、そういうのをすべて超越して無条件にカッコイイなってのがジェフ・キースさんの声でせう。それと詰め込まれてる曲たちがまたいい。佳曲ぞろいでおます。
時代のせいか、それとも本人たちの目指すジャンル的なことからか、音圧は極端に稼ぐミックスになってないだけに、今聴くとちょっと迫力落ちする部分も感じるものの、声質と曲質、これによって後世に伝えるべき1枚としてオッケーでっしょ。特にアナログ盤時代で言うA面に並ぶ曲たちは捨て曲ナシ、穴埋め曲ナシ、佳曲がずらりと並びまする。
バンドの末路は(これだけの作品を仕上げグループであっても)チト悲し過ぎるものがあったようだけれど、結局のところ、ブルージーをウリにするスタンスなら、ビッグセールスは却って足を引っ張るという好例だったのかも知れない。いずれにせよ、ひとり宅録ではとてもマネ出来ないエモーショナルな香辛料がたっぷり、そして上手にかけられた作品でありませう。
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The Great Radio Controversy |
by Tesla |
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H/M(アメリカ)
1989年発表
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Produced by Steve Tompson & Michael Barbiero |
全13曲(計59m54s) |
1.Hang tough
2.Lady luck
3.Heaven's trail (No way out)
4.Be a man
5.Lazy days, crazy nights
6.Did it for the money
7.Yesterdaze gone
8.Makin' magic
9.The way it is
10.Flight to nowhere
11.Love song
12.Paradise
13.Party's over |
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