WalrusのCD案内〜こいつを参考にしよっ
サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド...ビートルズ
2003/2/23更新(前回2/17)___通算No.121
この作品については、歴史的意義がいくつもあり申す。ひとつはステージを一切考えない録音芸術というジャンル、もうひとつは作品そのものにストーリを設け、全体がそれに沿ったイメージで展開されてく、いわゆるコンセプトアルバムというジャンル、そのそれぞれを確立させた功績ってば、後世に与えた影響度を考えると余りに大き過ぎでっしょ。ポップス史のターニングポイントと言われる所以はそこにあるのね。

さて、当サイト的なキモとしては、この作品が多重録音芸術の父と位置されてる点でありまっしょう。その手法には2説あって、ひとつは2台の4トラテレコでピンポンしまくったという説、もうひとつが2台をシンクロさせての録音って説。ライナーノーツにはその前作である「リボルバー」で既にシンクロ技術を使ってるゾぃとある。いずれにしてもトラック数不足を複数台動かすことによって解決させた点、これまた世界的評価に冠せられて当然の1品ですわいねぃ。事実グラミー賞4部門受賞の中に「最優秀技術アルバム賞」がバシっと入っておりまする。

ストーリについては、仮想バンドがライブを行うってポールのアイデアだそうっす。でも最後の曲なんかね、ポールにやりたい放題させといて、最後は親分がビシッと締める、みたいな感じで、この辺りの絶妙さにゾクゾクするのは、ワシがビートルマニアだからでしょか?(^^;

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
by Beatles
Rock(イギリス)
1967年発表
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Produced by George Martin
全13曲(計39m05s)
1.Sgt. Pepper's lonely hearts club band
2.With a little help from my friend
3.Lucy in the sky with diamonds
4.Getting better
5.Fixing a hole
6.She's leaving home
7.Being for the benefit of Mr. Kite
8.Within you without you
9.When I'm sixty four
10.Lovely Rita
11.Good morning, good morning
12.Sgt. Pepper's lonely hearts club band(Reprise)
13.A day in the life