オンタイムだとちょうどこの時期、バブル真っ盛りの中、ワシは社会人としてスタートしたとこだったんで、ほとんどの作品に接する機会が無くなってしもた。80年代終盤から90年代初頭にかけては、かなりのタイムラグをもって聴いてった口でおます。
ンなもんで、インペリテリの登場は知らなかったし、ましてグラハムのボネちゃんが参加するようなアルバムだったなんてのも知らなんだ(^^; 結論から行くと、このアルバムはボネちゃんでなくても良かったように感じましたっす。レインボーよりMSG寄りに聞こえる楽曲のイメージなんですよねぃ。どう違うかってぇ〜と、(あくまで自分の中でなんっすけどね)前者はリッチーなりロジャーが完ぺきなメロをくっつけてボネちゃんに渡し、それを彼が自分のものに作ってくってイメージ。対して後者はあくまで作曲者はリフやコード進行のみを書き(組み立て)、そこにメロを乗っけるのは唄屋のお仕事って完全分業制のイメージ。このバンドは後者でしょ? 十中八九そう思いまする。で、ボネちゃんって...う〜ん、違うと思うんですよねぃ。彼は類い稀無き素晴らしい唄屋だけど、作曲能力は無いと思ってます(ゴメン!)。そこにこの人選を疑問視しちゃうのね、ワシ。もっとも自信を持って持参した「Since you've been gone」、誰がバッキングにまわろうがやっぱり彼の唄なんですなぁ(笑)
そうそうサウンド面ではタイトに纏めてあっていい感じでおます。セルフ・プロデュースでこの纏まりは素晴らしいっすねぇ。
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