友達が目を輝かせて「More than a feeling」を聴かせてくれたの覚えちょります。音がクリーン過ぎるという当時の評価もまたすごいもんがあるけど(笑)
愛読してたミュージックライフ誌のインタビューで、「タイコは録り終わったから、今はベースが来るの待ってるとこなんだ」ってトムのコメント、当時は???だったのとっても覚えてる。多重録音って単語を知ったのはこの数年あとのこと。話戻して、もともとトムが自分で12トラックテレコに多重した作品が注目され(この時代でこんな機材を個人所有してたってのがまたすご過ぎるけど...笑)、その後にメンバー集めて作ったバンドだってんだから、宅録屋から見ればこれ以上無い憧れの道のりだすなぁ。もっとも単なる宅録屋ってわけじゃなく、このギターサウンド、或いはハンマリングとプリングオフを多用する独特のフレーズ、見事なアレンジ能力を持つ、プレイヤー兼アレンジャー兼エンジニアだもんね、とても太刀打ち出来んけどさ〜(笑)
ところでプロデューサにクレジットされてるジョン・ボイランって人、このお方はウェストコーストファンには超有名なプロデューサなんですってね。一方バンド名でもあるボストンってのはもちろん東海岸の町。なんでそのボイラン氏にプロデュース頼むわけ?ってのが大ミソですわな。そして出来上がったこのサウンド、透明感あふれる、だけどサラっとさわやかなだけでなく重厚に纏められてる仕上がり、この結果を予期してのショルツさんの人選には今さらながら驚かされますねぃ。だってとにもかくにもこれってデビュー盤なんだから(^^;
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