WalrusのCD案内〜こいつを参考にしよっ
スティッフ・アッパー・リップ...AC/DC
2002/5/17更新(前回5/11)___通算No.075
80年代前半に天才ジョン・マット・ランジ大先生と黄金時代を築いたものの、彼と手を切ってからの中盤以降、サウンドはショボく調理され、命の極上リフすら陰を潜めた作品が続き、AC/DC命の時間を過ごしたワシ的にはヒジョーに悲しい年月だったのが中後半。もっともその期間の作品も聴き込んでくと、買いのメロは随所にあったんですけどね。

ってことで90年代初頭に出たライブアルバム、再びシーンに存在をアピールし、続いて発表した「ボールブレイカー」ではいいメロを満載させて完全復調。で、その次にあたるのが本作なんっすけど、とにかくこのタイコ、これっすよ、これ♪ ジョーシキ打ち破ったランジ大先生のサウンド&バランスを忠実に再現しておりまする。ボスッと鳴る四分の巨大バスドラ、ドスッと響く四分のビッグスネア、余計なオカズ一切無しのプレイ(^^; これを中心に置いての両サイドギターと小さ目の唄&意識させない中で鳴り続けてるベース おぉぉ〜AC/DCだけのサウンドじゃぁ〜〜\(^O^)/ もちろん曲の方もキャッチーなものがズラリ♪

ところでブライアンさんの芸術的なファルセット・スタイル、黄金時代の攻撃的ハイトーンから、見事に美しく枯らしたことで、とっても耳に優しいインストゥルメントになっちょりまする。

Stiff Upper Lip
by AC/DC
H/R(オーストラリア)
2000年発表
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Produced by George Young
全12曲(計47m06s)
1.Stiff upper lip
2.Meltdown
3.House of jazz
4.Hold me back
5.Safe in New York city
6.Can't stand still
7.Can't stop Rock 'n' Roll
8.Satellite blues
9.Damned
10.Come and get it
11.All screwed up
12.Give it up