WalrusのCD案内〜こいつを参考にしよっ
ショウ・ノー・マーシー...スレイヤー
2002/2/22更新(前回2/16)___通算No.061
言わずと知れたパワーメタル界の重鎮、スレイヤーさまのデビューアルバムでおます。当時アナログでこのアルバムを聴いた時は「なんぢゃこりゃぁ?」でありました(笑) それは全体を包むあまりの狂気性への驚きであって(笑)、だけど今聴くと、う〜む、ミックスにちょっと不満出ちゃうなぁ...。

タイコ、特にスネアは思いっきりこの時代の音になっちょります。ゲートエコーをビンビンにして、柔らかいサウンドに調理されてる。この手法はビッグドラムになるか、奥へ引っ込んじゃうかの両極端な結果を産みがちっすよね。確かこのサウンドを確立したのは、当時新鋭のサウンド魔術師ヒュー・パジャム氏と、彼と手を組んだフィルコリだったと思うんですが、メタル界に目を移してもトーゼン猫も杓子もでありました(笑)。同時期のデフレパードの作品だとゲートエコーがガシガシ故の、超ビッグドラムへ見事に成功してまする。ま〜プロデューサがマット・ランジ大先生っすからねぃ。流行りの音って言えばそれまでなんだけど、スレイヤー様ですらデビュー時は当世風サウンドを求めてしまわれたのだなぁって(^^; で、彼らの場合はもっとタイトなタイコにした方が良かったんじゃないか、と。

それにしても、デビュー作にしてセルフプロデュースっすか。それはそれで凄いなぁ\(^O^)/

Show No Mercy
by Slayer
H/M(アメリカ)
1983年発表
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Produced by Slayer
全11曲(計41m14s)
1.Evil has no boundaries
2.The antichrist
3.Die by the sword
4.Fight till death
5.Metalstorm/Face the Slayer
6.Black magic
7.Tormentor
8.Final command
9.Crionics
10.Show no mercy
11.Chemical warfare