WalrusのCD案内〜こいつを参考にしよっ
リヴォルヴァー...ビートルズ
2001/9/7更新(前回9/1)___通算No.033
ワシぁ後期が大変好きです。だけどそれも中期の飛躍的な成長と結果があったればこそ。もともと比類なき天才作曲屋を二人も擁するバンドだからね、そこに最先端の録音技術だ、斬新で芸術的なアイデアのめじろ押しだ、その上ステージを意識しない自由なアレンジまで詰め込まれたら、そら原爆どこぢゃないエネルギーを持った作品にもなるわさ(笑)。

ビートルズは1966年8月をもってツアー活動を一切やめてしまう。それから解散までの3年強、スタジオアルバム創りに専念するわけで、この「リヴォルヴァー」は最高傑作と仰がれる「サージェント・ペパーズ〜」の前作にあたり、特にアレンジ面へのアプローチが前期とは比べ物になりまっせん。もちろん名コンダクター、ジョージ・マーティンに負う所も大きいけどね。

過酷なツアーから解放されて、余暇を持てるようになった彼らが、今後ひたすら曲書き&録音に没頭してくスタンスを、早くも1作目にして結果を出したという位置づけでせう。メロ的には前期のように、頭からケツまで全曲すぐに歌えるものばかりではなくなったけど、思うに曲書きのベース楽器がギターだったのが、頭ん中だけで作るようになったからじゃないっすか?

Revolver
by Beatles
Rock(イギリス)
1966年発表
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Produced by George Martin
全14曲(計35m01s)
1.Taxman
2.Eleanor Rigby
3.I'm only sleeping
4.Love you to
5.Here, there and everywhere
6.Yellow submarine
7.She said, she said
8.Good day sunshine
9.And your bird can sing
10.For no one
11.Doctor Robert
12.I want to tell you

13.Got to get you into my life
14.Tomorrow never knows