レスポールを自在に操る男。しかしてその正体はマサチューセッツ工大出の、特許をたくさん持つ超エリートエンジニアであり、更に長身美顔とくりゃぁ...ふつうはメチャ嫌われるんですけどなぁ(笑)。自宅スタジオを所有する、リーダで、天才ギタリストで、名コンポーザ&アレンジャーであるトム・ショルツ率いるボストンが、衝撃の1stアルバムを世界に向けて発射させたのが1976年。当時は「音がきれい過ぎる」なんて評価が出るほどで、全世界で1000万枚売りまくる大ヒット。その成功と自信をもって発表されたのが「ドント・ルック・バック」でおます。
右表を見ての通り、こいつは1978年の作品。新人バンドとしては異例中の異例でしょ。デビューとセカンドのインターバルが2年だってさ(笑)。もっともこの時期のトムさんにとっては、まだ音楽活動が趣味以外ナニものでもないというわけではなくって、かなりマジ難産だったそうだす。サード・アルバムまでの8年間(笑)は完全にそのモードに突入しちゃったようだけど...。
アルバムにはビシッと「No Synthesizers. No Computers」とクレジットされ、素晴らしいギター・ワーク&サウンド処理が施されたこのアルバム、日本の音楽界にも多大な影響を与えましたねぃ。
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