ジョンの魂...ジョン・レノン |
2001/7/28更新(前回7/23)___通算No.026 |
基本的には、重ねて重ねてそれでも重ねての多重作品に、タマラなく芸術を感じるのが基本スタンスなんだけど、勿論シンプル・アレンジがウリの作品だって聴いちょります(笑)。そのシンプル系の中で最も好きなの、って言うか目からウロコ、脳天に楔だったのがこのアルバムで、まさに名盤中の名盤として何十回と聴きまくらせていただきました。
太鼓とベースのリズム隊に、ギター1本or鍵盤1台という極限まで削ぎ落としたアレンジに、(ダブルトラックによる)ジョンの唄が乗るだけで、バックコーラスも無い。ビートルズの作品の中でも特に名高い「サージェント・ペパーズ〜」とか「アビー・ロード」という多重録音芸術に対するジョンのアンチテーゼ、或いは明確な回答なんでしょう。
全曲ジョンでなければ書けない歌詞がズラリと並ぶけど、個人的には(話題になったひとつの)「神」はどうも...ジョンにはこんな女々しい歌詞は書いて欲しくなかったなぁ...。いずれにしてもシンプル・イズ・ザ・ベストって標語を、初めて理解させてくれたアルバム、それがこれ。
そうそう、いつだってむしろ無い方が良いと思う放題も、このアルバムのは実にいいと思うのだった(笑)。
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John Lennon |
by John Lennon/Plastic Ono Band |
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R/R(イギリス)
1970年発表
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Produced by John, Yoko & Phil Spector |
全11曲(計39m48s) |
1.Mother
2.Hold on
3.I found out
4.Working class hero
5.Isolation
6.Remember
7.Love
8.Well well well
9.Look at me
10.God
11.My Mummy's dead |
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