今回私は婦人科の病気で入院、手術までしました。その手術までの様子を書いておきたいと思います。女性の皆様!!婦人科の病気を侮っちゃいけません。みんな定期的に検査を受けましょう!!!
6月某日 | 1ヶ月くらい前からおなかの調子が悪くて内科へ通うが、治らず。内科の先生に「これで治らなかったら婦人科の病気かも・・・」といわれて婦人科へ初めてくる。周りは妊婦さんばかりで緊張するかなぁと思ってたんだけど総合病院の婦人科へ行った為妊婦さんよりも50代後半くらいの人が多かったので少し安心。 診察が始まって先生に話をして、まず最初にやったのが妊娠検査。それは陰性でした。それでエコーで調べてもらうんだけど・・・エコーはかなり恥ずかしいです。でも大事な体の事。恥ずかしがってはいられません。 先生がえこーの画面をこっちに向けて見せてくれます。???画面真っ暗じゃん。と思ったら、「これが右の卵巣です。 左はこの大きさです。」左は2センチ弱くらいでしょうか?右はというと・・・ほとんど画面いっぱい。なんじゃぁこりゃ?? 先生はあっさり「腫瘍ですね。大きさは・・・13センチくらいですね。」腫瘍ってきいてさすがに私もびっくりして血の気が引きました。だってさ、なんか腫瘍ってきくとすごく悪いもののような気がしない?私はそんな気になってもう先生の話は半分くらいしか聞いてませんでした。 その後は良性か悪性の検査をしました。結果は明日。明日は旦那と一緒に来なきゃ。 |
次の日 | 検査の結果は良性とのことで、少しは落ち着けました。しかし今日もエコーを見たんだけど(旦那に説明する為にね。) 旦那はかなりショックを受けている様子。とりあえず様子見で1週間したらまた来てくださいとのこと。 |
1週間後 | 今度は母親と通院。母親もかなりびっくりして、今日はどうしても一緒に行くと言い張りまして。けっして私ひとりで病院にいけないわけではありません。 先生から「手術です」といわれてまたまた驚く私。母親はなんとか手術は避けたかったみたいなのでいろいろ聞いていましたが避けられるわけがない。しかもまたエコーで確認したら左の卵巣も大きくなってる。これはまずいということで一番早い手術日にしてもらいました。今日は(たしか)麻酔のパッチテストをして帰ります。 |
入院日までの間 | 何回か通院。 |
7月8日 | 今日から入院。まずは診察。説明を聞きます。手術内容は左右卵巣摘出。右は下手したら全滅。左は悪いところだけくりぬく形の手術です。なので最悪でも片方の卵巣は機能すると言うことでした。上手く行けば両方ちゃんと使えるということだったので一安心。子供もちゃんと作れます♪ 手術は明日。手術に対する不安はあまりありませんが先生が「夜眠れないと困るので今日は睡眠薬を出します」といいました。普通の人は眠れなくなっって大変みたいです。 診察が終わったら病室へ。今日からここが私のベット。狭いし寝にくそう。挙句暑い。うーん別の意味で眠れなそうな空間でした。部屋について着替えをしたら早速昼食。病院のご飯はまずいと聞いていましたが・・・まずいっていうより味も素っ気もないっていう表現がぴったり。これから毎日この食事を食べるのか・・・と思ったらがっくりきました。 そして食事の後は下剤ターイム。あしたの手術のために腸の中を空っぽにします。夜と明日の朝にはもっと強力な・・・ はっきりいってこれはきつい。2度とやりたくありません。 よるご飯を食べて検温して睡眠薬を飲んで明日のためにもう寝ましょう。ちなみに消灯は9時。起床は5時半。 |
7月9日 | 手術当日。朝起きて検温。私はモチロン朝食は食べれません。水分もダメなので時間が過ぎるのを待つばかり。 そんなことをしているうちに旦那と母親が到着。手術の時は必ず肉親や家族がいないといけないのです。緊急輸血が必要なときやなんかの承諾をする為とかいろいろ理由はあるようです。 看護婦さんが術着を持ってきました。そろそろ手術も近いみたい。それに着替えたところで今度は注射。麻酔を効きやすくするための注射です。この注射がまたとんでもなく痛い。筋肉を割って入ってくるカンジです。看護婦さんは筋肉をぎゅっとつねっていたくないようにしてくれたんだけどそれでもいたかった(泣) 30分位してストレッチャーに乗せられて手術室へ。初めて見る手術室はテレビのまんまでした。麻酔科の先生にいろいろ質問されたあと、今回の手術で一番恐れていた脊髄麻酔をしました。脊髄に注射をして管を通し少しづつ麻酔薬を入れていく。手術中よりも手術後の麻酔みたいなもの・・・という麻酔なんだけど脊髄に注射なんてすごく怖くない??激痛しそうだし。看護婦さんが「背中をぐっと丸めてればすぐ終わるから」なんて笑顔でいってる。すごくバックレたい気持ちを押さえて 看護婦さんのいうとうりに右側を下にして背中を丸めたら・・・頭と足を押さえつけられました。で、「はーいちょっとちくっとするよぉ」なんだよちょっとちくっとするって!!じゃあ押さえつけんなよ!!と思いながら麻酔を受けましたよ。針が入ったときはかなりいたかったけど、なんとか耐えることができる程度の痛みでした。管を入れてるときは痛いじゃなくって気持ち悪かった。ゴソゴソって言うカンジがしたような気がします。 脊髄麻酔が終わると両手を真横に開いて固定されました。左手には点滴。右手には血圧計。血圧計はかなり短い間隔で血圧を測っています。いよいよ佳境に入ってきたなっていう雰囲気。そして最後の大イベント全身麻酔です。よく重病人のひとが酸素を送られてるようなマスクあるでしょ、あれをもってきて「はいこれを深呼吸で吸ってください。」っていわれて口に当てられました。1回、2回・・・私が覚えてるのは2回まで。あとはおぼえていません。 内容は忘れたけど悪夢を見ました。でガバっとめが覚めるとなんだか先生の話し声。そこであ、私は手術したんだってことを思い出しました。その直後のどと鼻に激痛。そう。まだ管が残ってるのに目が覚めたの。つまりまだ手術室で、その激痛は管を引っこ抜かれたときの痛み。あまりの痛さに涙出ました。 ストレッチャーで集中治療室に。そこには母親と旦那が待っていました。手術前に「手術直後は話し掛けないとねちゃうくらいぼーっとしてますから」なんて先生に言われましたがそんなことは全然ない。目はバッチリ覚めてました。しかもおなかの傷が絶えられないほど痛い。何のための脊髄麻酔だよって言いたかった。でもはらがいたいので口を出る言葉は「痛い」だけ。痛み止めの注射を打ってもらったけどまったく効かない。しばらくはかなりの痛みと戦っておりました。 夜父親が面会に来たときは少し痛みも落ち着いて話せるようになっていましたが熱がかなりあったのでそれで頭がボーっとしていました。 集中治療室にいる間はなんだか別世界のようでした。常に明るいし、熱で頭はボーっとしてるし寝ようと思っても血圧計がつきっぱなしで1時間ごとに血圧を測るから起きちゃうし、検温もかなり頻繁にしていました。点滴はモチロンつながったままだし、鼻の下には酸素を送る管がついてるし。とにかく集中治療室は厳しかった。 次の日には病室へ戻れました。だけど、頭フラフラでおなかは激痛、足元もおぼつかないのに歩いて病室まで帰らされたときにはかなり怒りを覚えたけどね。 |
その後 | その後先生の説明によるとおなかをあけたら実は大きく腫瘍ができていたのは左の卵管部分で、小さく腫瘍ができていたのは左卵巣だったことがわかりました。検査結果で卵管腫瘍の内容物も良性だったのでなにも心配はないということでした。おなかを切って、内容物を出している写真を見せてもらったのですが(自分の内臓なんてめったにみれないよね。) 卵管がソフトボールくらいに大きくなっていました。あんなのがおなかに入ってたと思うとびっくりです。 結局11日間の入院ですみ、徐々にご飯も食べられるようになってかなり回復したと思います。 (8月19日現在) でもいまだ原因不明の痛みに悩まされる毎日。婦人科ではこれ以上はわからないといわれてしまったので。明日外科で見てもらう予定。うーん・・・なんだろ。わかったらまた後日談としてUPします。 |
とにかく手術は無事成功しました。婦人科の、特に卵巣の病気は痛みを伴うことがほとんどないそうなので発見が遅れるらしいです。なので定期的に検査を受けることを心がけたほうがいいそうです。ちいさいうちなら手術しなくてもいいらしいし。みなさん検査を受けましょう!!